• ベストアンサー

熱力学則からの説明

欧米では、葬式で遺体を埋める際、「灰は灰に、ちりはちりにかえそう」という聖書の言葉が唱えられるらしいのですが、この意味を熱力学則から説明せよとは、どういう意味ですか? エントロピーが増えた、減ったというよいうな事なのでしょうか?

  • 化学
  • 回答数1
  • ありがとう数1

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • pipejob
  • ベストアンサー率36% (7/19)
回答No.1

エントロピーとは熱力学に出てくるもので乱雑さを示す状態関数です。 エントロピーが増えることを自発的、減ることを非自発的といいます。 (ちなみにエントロピーが同じ状態は可逆的といいます。 ですから増えたり、減ったりしたら不可逆的なわけです。) エントロピーについて少し触れると「覆水盆に返らず」ってことわざがありますよね? 盆から床には水がこぼれますが、こぼれた水が盆に自発的に入ることはありません。 つまりエントロピーは物事がどちらからどちらに行くかを表したもので、すべての物事は乱雑する(エントロピー増大)の方向に進むわけです 盆の中の水とこぼれた水のエントロピーを比較すると、こぼれた水のほうが盆という秩序に縛られてなくより乱雑である、つまりエントロピーが大きいことが分かると思います。 ですからエントロピー増大(水がこぼれる)方向には進むがエントロピー減少(盆に返る)方向には進まないのです。 前置きが長くなりました 「灰は灰に、ちりはちりに」というのは人間の体の中で起きていることは組織的で秩序がありエントロピーの考えからすると増大傾向ですから到底無理なように思えます。 ですからこの言葉の中には 「自然の流れ(エントロピー増大方向)に逆らった分、死するときは自然に帰ろう」 という意味が込められている、ということだと思います。

adayinthelife
質問者

お礼

なるほどなるほど。 助かりました。ありがとうございます。

関連するQ&A

  • 熱力学:可逆と非可逆

    熱力学に可逆過程(等温変化、断熱変化)と非可逆過程(等圧変化、等積変化)が出てきたんですが、一体可逆とか非可逆ってどういう意味なんでしょうか? エントロピーが内部と外部を合わせてゼロなのが可逆で、そうでないものが非可逆というのまでは分かるんですが、直感的にそれがどう意味してるのかさっぱり分かりません。。 どなたか分かる方お願いします! 出来れば例をあげて説明していただけるとありがたいです!

  • 「求めよ、さらば与えられん」の「与えられん」はどのように説明したらいい

    「求めよ、さらば与えられん」の「与えられん」はどのように説明したらいいでしょうか。 新約聖書の有名なイエスの言葉で、「求めよ、そうすれば与えられるであろう」という意味でしょう。 でも、分からないところがあります。どうして「与えられん」は「与えられる」という意味ですか。 「与えられん」は「与えられぬ」と同じではないかと思って、「与えられる」の否定形と勘違いをした。 古語の文法はあまり分からないので、説明していただきたいと思いますが、どうかよろしくお願いいたします。

  • エントロピーとは何か?

    熱力学におけるエントロピーとは何か自分で何件か調べてみて「乱雑さ」「秩序」という説明を良く見かけるのですがいまいち意味が理解できません。具体的に「乱雑さ」とはどういう意味なのですか? 例えば、気体が非常に乱雑な状態とはどういう状態なんですか?乱雑でない状態と比べてどういった性質を持っているんですか?また、そのエントロピーと言うものが実際に何に役に立つんですか? (以下は自分の解釈)検索したページで「自然にはもとに戻らないことが起った度合い」というのがありました。つまり、ある気体に変化が起こった場合、その気体を元の状態(←直前の状態?)に戻すのにかかるエネルギーが大きいことをエントロピーが大きいというんですか? まぁ、それだとエントロピーは接線の傾きのことになってしまい、全然駄目なことは分かっているんですがどう考えればいいのか分からないので教えてください。

  • 言葉の説明

     こんばんは。  言葉の説明について教えて下さい。  先日、私の発言に対して、友人が「その言葉はどんな意味なの?」と質問をしてきました。  しかし私はその質問に答える事ができませんでした。  友人には「知らないのに使うな!」と怒られてしまいました(涙)  よくよく考えてみると、いつも何気なく使っている言葉の中にも、意味を別の言葉で説明できない言葉は一杯存在しました。  そこで質問です。意味を別の言葉で説明できない言葉は使ってはマズイですか?  このままでは物静かな人間にイメチェンしなくてはなりません。よろしくおねがいします。

  • 「論語」為政編

    「学而不思則罔思而不学則殆」の訳と意味を御存知の方がいらっしゃいましたら教えてください。 なんだか孔子の有難い御言葉だという事は解っているのですが、いまいち上手く訳せません…。

  • 英語で「体育会系」を説明する

    どう説明したら良いのでしょうか。 ぴったり同じような事を意味する言葉があれば良いのですが。 海外赴任で来て2ヶ月、既にこの言葉を使いたかったシチュエーションが10回はあったような気がします。 よろしくお願いします。

  • 英語の小説の中に、聖書からの引用がたくさん出てきます。

    今、黒人女性が書いた小説を読んでいます。 その中に、聖書からの引用が多々出てきます。 引用というより、「それはまるで○○のようだ」 (○○は「David」や「Saul」など、聖書の登場人物) というような言い回しです。 何の説明もなく、唐突に聖書の話題が出てきますが、 キリスト教圏の人々には、すぐに理解できるものなんでしょうか? また、聖書は白人が黒人を統制する際にも役に立ったものらしく、 黒人がそんな聖書を小説に引用するということは、いろんな意味がある ということを聞いたのですが、どういうことなのでしょうか? もしご存知の方がいらっしゃいましたら、教えてください。

  • 文章の意味がわからないです

    誰か下にある文章は簡単な言葉で説明していただけませんか? どうしても意味が分かりにくくて(T-T) 「我等は過去の欠片から幸せになれない。 我等は灰に変えることによって消える。」

  • エントロピーの定義、変じゃないですか?

    エントロピーについて、それなりに理解したつもりだったのですが、改めて勉強しなおすと訳が分からなくなりました。 エントロピー増大というのは「仕事に変換できない熱量が増えてゆくこと」だと理解していたのですが、 熱力学第三法則によると、絶対零度のときエントロピ―が0になるとあります。 質問(1)『増加していって、ゼロになるんですか?』 エントロピーの別の解釈として“無秩序さ”というのが言われますが、一般に言う秩序とは若干意味合いが異なりますよね? これは“熱秩序”とか別の呼び方をした方が良いのではないかと思うのですが、 開放系における一般現象をエントロピーの概念で説明するときに“無秩序の増大”というのは、あまりにも回りくどい理解を必要とします。 質問(2)『無秩序の増大ではなく“秩序の複雑化”と定義した場合、何か問題は生じますか?』 自分でもどのレベルの質問をしているのか、よく分かっていないところがあります。簡単な言葉で説明して頂ければ幸いです。

  • この言葉、なんていうのか教えてください!

    言葉にはただ事柄を伝えるだけならば必要の無い部分が含まれていますよね? その意味の無い、余裕を持った部分の尺度として「~度」という言葉が あったかと思うのですがその言葉が思い出せません。 例えば、スーパーのリンゴが売り切れている、ということを伝えるとき、 「スーパーのリンゴ売り切れ」と 「スーパのさぁ、リンゴが売り切れているんだよね」 では、後者の方が「~度」が高いという表現をしていたはずです。 実はこれは物理学でエントロピーを教える際に先生が言っていた言葉 なのですが、でも物理学とは直接関係なさそうなので哲学カテゴリーで 質問させていただきました。もし良ければ教えていただけませんでしょうか・・・