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島崎藤村「まだあげ初めし前髪の…」がわからない

「初恋」の冒頭です。 意味はわかりますが、正しい日本語でしょうか? 「まだ」に引っかかります。必要ないし、あるとおかしいんじゃないかと。 「まだ」を入れたいのなら、あげ初めし「ばかり」の前髪、というふうに「ばかり」に相当する言葉がないと不自然に感じます。 文語に詳しい方、文法的に変ではないか、その点だけ教えてください。

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  • mayuusa
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回答No.5

beat118さんの文法感度(?)はするどく、現在の共通語(「標準語」って呼ばれたりしてた)としてはたしかにちょっと島崎藤村はヘンでしょう。 >名詩といわれるような作品ですから、おそらく文法的な間違いはないのでしょう。 これが、違う、違うよ!!! まず、わたしもそんなに詳しいわけじゃありませんが、 司馬遼太郎先生もおっしゃっている(らしい)ですが、 明治以前は勿論、その後も、なかなか、 「日本語の文法」は、整理されていなかったのです。 文法らしき文法がなくても、とりあえず通じるのが、日本語のいいところでもあり、悪い(??)ところでもあり。 そういう文化なんです。 司馬遼太郎先生によれば、「日本語」と呼ぶべきもののなかった時代に、あれだけ整った、日本のどの地方の人にも読みやすい、思考の深い、また内容も素晴らしい文学の書けた、明治の文豪は、凄いらしい!!特に、夏目漱石ですね。 話はそれますが、英語のつづりを見ると、「なんでこの発音?」って思うことがよくあるでしょう。英語はつづりと発音が、別の地方出身者たちによってなんとなく決まってしまったという歴史があり、ああなっちゃっています。また、単語の絶対数が少ない。そのぶん、文法はわりとしっかりしてます。 話を戻します! >名詩といわれるような作品ですから、おそらく文法的な間違いはないのでしょう。 この考え方は、非常に良くない。 まず、文法の確立途中であったということは先に述べましたが、それ以降も、文法が間違っていても名作と呼ばれるものは、実はものすごーーーーーく多いんですよ! 魅力は、文法をも超えるときが多々ある。 また、わたしが個人的に言いたいのは、ちょっと飛躍ですけど、 >法律だから正しいんだろう >国が定めたんだから国全体にはそのほうが良いんだろう >校長先生が良いって言ったんだから良いんだろう みたいに、なんでもかんでも完璧に決まっていると思うのは、この先の人生にお勧めできない、ということです。

beat118
質問者

お礼

なるほど。明治時代なので今の文法とは違っていたり、完璧でなかったりする可能性もある、と。 そういえば、教科書に載るような古典文などでも、今見ると変な日本語に思えるものが多いですからね。 回答ありがとうございます。

その他の回答 (5)

  • mayuusa
  • ベストアンサー率18% (108/579)
回答No.6

さっき >法律だから などを、 > で書いてしまいましたが、 ・ に直したいです。 ごめんなさい。

beat118
質問者

お礼

ハイ。わかってますよ。 (^_-)-☆

noname#118466
noname#118466
回答No.4

「未だ」と「初めし」の解釈の差だと思います。 私は疑問に思わないので下記に問い合わせては如何ですか。 財団法人 藤村記念館 〒399-5102 長野県木曽郡山口村神坂馬籠 TEL(0264)59-2047 FAX (0264)59-2231 * 毎年12月第2火曜、水曜、木曜日は休館。

beat118
質問者

お礼

何度も回答していただき、ありがとうございます。 そのような記念館なら、専門の先生もいらっしゃるし、教えていただけそうですね。

noname#118466
noname#118466
回答No.3

まだひっかかりますか・・ 名詩をあまり素人が分析したくないのですが・・・まして文法の間違いを指摘する度胸も知識も持っていません。そもそも文法の間違いはないと思います。 「未だ~ばかり」にどうして拘るのですか。 未だおきている。 未だやっていない。 まだ起きたばかりで飯は食っていない。 未だ(いまだ)は肯定文にかかった場合、その動作が今も続いていることを表すので、初恋では、少女が髪上げ(成人式)をしてから余り日が経っていなく、非常に初々しい感じを与える様を歌ったと理解します。髪を結ったばかりという意味ではないでしょう。初めて髪をあげた状態がまだ続いている→初々しさを保っている状態に感動したのであって、髪を洗って結い上げたばかりという意味ではありません。

beat118
質問者

お礼

再度の回答ありがとうございます。 拘りますよー。納得できませんから。 シツコクテスミマセン(^-^;) >未だおきている。 >未だやっていない。 >まだ起きたばかりで飯は食っていない。 これらはすべて○。日本語として成り立っています。 >少女が髪上げ(成人式)をしてから余り日が経っていなく、非常に初々しい感じ これも○。詩の意味は、わかるんです。 >髪を結ったばかりという意味ではないでしょう。 ○としておきましょう。 >初めて髪をあげた状態がまだ続いている→初々しさを保っている状態 「まだ」続いている。そう、それならいいんです。藤村もそう書けばいいんです。 「まだ」髪を洗って結い上げた「ばかり」という意味でないと言えば、それもわかるんです。 わたしは藤村の言いたかったことつまり足りない言葉や省略された言葉を補って詩の意味を考えることに興味はありません。純粋に詩の中の語句が日本語として成り立っているかを問題にしています。 もう一度言いますが、 「まだ―あげはじめた―前髪」 「まだ―前髪を―あげはじめた」 という日本語は、どう考えても、ありません。

noname#118466
noname#118466
回答No.2

昔の女の子は12~13才になると大人と見なされ髪型をそれまでの垂れ髪(オカッパ?正式名称は知りません)を結い上げました。 この歌の少女はその成人儀式を終えて未だ間がなく、少年には初々しく写り、子供から急に大人びた少女に胸をときめかしたのでしょう。 「まだ」は「いまだ」の変化形で、今もなおといういみだと思います。歌の意は「髪上げをしてまだ初々しいあの娘がリンゴの木の下に現れたとき、結い上げた前髪に指した花の飾りのついた櫛が華やいで見えまるで花のようだった」 「ばかり」はいろいろな語にそえて意味を限定したり、強化したりする副助詞ですから、「未だ」と必ず一緒に使われるとは限りません。

beat118
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 「髪上げして まだ 初々しい」と書いてあるのならすんなり納得できます。 「まだ 髪上げした」と書いてあるのです。「ばかり」とか「~して間もない」という言葉がないと通じません。 いかがでしょうか。

  • ymmasayan
  • ベストアンサー率30% (2593/8599)
回答No.1

文語や文法に詳しいわけでは有りませんが。 「まだ」は「まだそんなに時間がたっていない」の意味でしょう。おかしくないと思います。 「ばかり」が有るのとないのでは文法的に筋が通るのは「ばかり」のある方でしょう。 でも、なくても意味は通じますし、七五調にするにはこれぐらいの省略は許されて いいのではないでしょうか。

beat118
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 これは素人の作品ではありません。文学史上、名詩といわれるような作品ですから、おそらく文法的な間違いはないのでしょう。ただ、わたしにはどうも納得いかないので質問しました。 「なくても意味が通じるから省いた」のならば、もう、何でもありです。七五調にするために省略せざるを得ないという苦しまぎれの創作ならば、それは駄作です。名詩というものはそれが七五調ならば、七五調でなければならない、七五調以外では表現できない作者の意図があるはずです。 と、考えますがいかがでしょうか。

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