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第二次世界大戦中のことですが、切符制と配給制の違いを教えて下さい。

第二次世界大戦中のことですが、切符制と配給制の違いを教えて下さい。

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  • pri_tama
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回答No.3

 No1ですが、米等の配給制度は「食糧管理法」に基づくもので、その目的は食料の生産増進と安定供給です。  この為、同法は戦後にも後継法が作られ、1995年まで効力を持ち続けました。同年までは農家であっても自分が生産した米を自由に売買する事が出来ませんでした。  (国が一括して米を買い取り、その後市場に一定の額で流通させる。米の販売の完全自由化が行われたのは2004年)  衣料等の切符制度は「価格等統制令」あるいは「国家総動員法」に基づくもので、その目的は、戦争によって原材料(羊毛等)の輸入が減少した為、確保が困難に成った軍事関連物資(繊維であれば軍服・テント・パラシュートなどに使われる)の安価な確保の為(言葉を変えれば「民間に回る分を徴発」する為[購入の制限])です。  切符制度の関連法規には確かに「配給」と言う言葉が一部使われていたり、両者とも商品の生産・流通に国家が強く関与してはいましたが、戦後長く効力を持ち続け、今なお民主党が「農家の個別保障」などの様に政治問題として掲げるように、食料の安定供給は現在でも重要な日本の政治課題です。  米などの食料が通帳制度で衣類が切符と名称や使い方が異なり、衣類の切符制度は1949年に廃止されたのに対し、米の通帳制度は米余りが叫ばれる様に成ってもなお存続し(1981年まで発効が継続。まあ無くても買えましたが…。)た事などから、同一視する事は些か乱暴だと私は思います。

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  • Ganymede
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回答No.4

帝国陸海軍と銃後 - 衣料切符 配給券 http://www13.ocn.ne.jp/~seiroku/iryokipu.html (引用開始) 日本政府は配給消費の統制の一環として昭和17年1月20日、繊維製品配給消費統制規則を制定公布し2月1日から実施した。 これにより衣料品の総合切符制が実施され衣料品はこの切符がないと購入することができなくなったのであった。 (引用終り) このように、切符制は配給制の一種です。衣料の配給と米の配給とでは、仕組みが異なっていました(同一視する人もいないと思います)が、両者とも配給の一種です。第一、「配給切符」という言葉をご存知ないのでしょうか。「配給」と「切符」とは対概念ではありません。配給の対概念は「自由販売」などでしょう。 次に、1966年の世論調査をご覧ください。(社)中央調査社が政府の委託を受けて実施したものです。 米の配給に関する世論調査 http://www8.cao.go.jp/survey/s41/S41-07-41-07.html (引用開始) 「お宅ではお米の配給を受けていらつしやいますか。」(中略) 「配給をお受けにならないのはどうしてですか。」(中略) 「やみ米の方がおいしいから」 (引用終り) しかし、昭和41年にもなって「配給」って。配給米以外はやみ米って言われちゃうのかよ……。もちろん、2合5勺や2合1勺というような割り当ては、とうの昔に撤廃されていましたが、配給は続いていたわけです。 これからも察せられるのは、「配給とは、幅のある制度のようだ」ということです。その幅の中に、戦時中の衣料や米なども、戦後の米の配給も含まれます。 食糧管理法(食管法)は戦後にも後継法が作られ、などと書くのは、些か乱暴だと私は思います。その書き方だと、戦後いったん廃止され後継法が作られたかのようですが、後継法ではなく戦後も食管法が続きました。そして、戦後の食糧難の時代はともかく、次第に実状に合わなくなっていきました。前述の世論調査の66年は、まだ配給制度が何とか存続していたぎりぎりの時期でしょう。1969年以降は、国が一括して買い取りではなく、自主流通米も公認され、87年以降はそれが政府買い上げより多くなりました。 食管法が廃止され、後継法の「食糧法」が施行されたのは1995年です(制定は94年)。2004年にはその食糧法も改正され、さらに自由化が進みました(完全自由化と書くのは些か乱暴だと私は思います)。

  • Ganymede
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回答No.2

既出質問があり、誤った回答もあるようです。正しくは、配給制の一種が切符制です。第二次大戦中、配給の方法として、切符制や通帳制がありました。 「配給は無料」という思い込みがあるかもしれませんが、現代でも「映画会社が新作映画を配給する」などの用例がみられます。配給には無料と有料があるわけです。新作映画や第二次大戦中の生活物資の配給は有料です。 要は「統制による割り当て」のことです。新作映画は「封切り」と言い、映画会社が系列館を統制してフィルムを割り当て、全国一斉公開しますね。 米などは通帳制、衣料などは切符制だったそうです。その通帳や切符は役所から交付されるもので、売買できるものではありません。人々は、その米穀通帳や衣料切符などを持参のうえで、お金を払って品物を買いました。通帳や切符の範囲内でしか、正規には買えないということです。政府が国民にタダでお米を配るということではありません。 いつでも品物が店(配給所)にあるとは限らず、間歇的にしか流通しないこともありました。受け持ち人数と一人当たり制限量とを掛け合わせた総量が、配給所ごとに割り当てられていたはずですが、物資が欠乏してくると、それさえも心もとなくなっていきました。配給の期日に配給できない「遅配」や「欠配」です。通帳や切符は、物資消費量を制限すると同時に、「この量までは買えますよ、当局が強制的に流通させますから」を意味するはずですが、それさえも成り立たなくなっていたのです。成り立っていたら、配給所に行列までする必要はありませんでした。 なお、統制経済というのは他方で闇(市場)が付き物であり、お金がたくさんある人は闇でも買いました。

  • pri_tama
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回答No.1

>切符制  買占め等を防ぐ為に、幾らお金があっても切符で規定された以上を購入出来なくする制度  (購入する品目などをある程、度選べた) >配給制  食料など生存に絶対必要な物資で有りながらも、一般人が必要量購入するのが困難に成った為、国などが購入・分配する制度

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