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聖書とは一体どういう経典なのか?
相談 蟻(@soudan-ari)の回答
- 相談 蟻(@soudan-ari)
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>こんな、ただの読み物が聖典でいいのか? そうですね。イエス・キリストの記録としては、約2000年前の記録ですね。そして、旧約聖書はそれ以前の記録。言葉を話せない人は別としても、最初から口述とは思えないので、伝承の時代もあって不思議は無いでしょう。人類の初めの記述を見ていた人は居なかったので、書いたのは人間でも知っていたのは、神様しか居なかった事になります。 書き手としての人間と、神様の共同制作と言えます。しかし、神を否定する人にはこの神は存在しないので、人間の書物としか成り得ない。記述内容は神が人間を通して書いたと見る事が出来ますが、客観的な物証とは言えない。だからこそ信仰上の聖典と言えるのでしょう。 見方、(1)物語(文学書) (2)歴史(飽くまで神と選民、他民族などの関係) (3)預言書(神の約束と成就) (4)その他(西洋音楽や絵画への影響、地動説や天動説、道徳観や教育の基礎) ※律法の書に関しては省略(~しなさい、~するなの規定、約束) (1)ではヨブ記やコヘレトから人生観を考えさせられる人も多い。(2)人類の誕生は時代が変わっても生物学的な学説が変わっても、永遠のテーマである。そして、人類が存在する宇宙も現時点では普遍のテーマである。(3)聖書が人間の手に依って記述という表記をした書である限り、100%完全であるとは言えない。そもそも人間には間違う事がある。神の言葉である聖書は、完全であるとする主張はあるとしても。(4)現代は、この部分に当る係わりが多い。例えば、最近”死生学”が注目されている。自殺予防やガン末期患者のケア、高齢者の死に対する関わり方など(ホスピスと言われる)。キリスト教の生と死は価値観の転換を意図している。そこから生と死に対するキリスト教的な救いが語られていると思う。この死の見方に仏教との大きな違いがあるように思う。 唯の読み物と見るか、人生の指針となるか、研究対象となるか、或いは仕事の領域になるかはその人との関わりになると思う。
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