• 締切済み

鳥居の起源

fumiyahamaの回答

回答No.2

 鳥居の方向性についてのお話は面白いと思います。数値化すると面白い結果が出ると思いますね。  実は神社の位置には、規則性があるという話を郷土史家から聞いたことがあり、私なりに当地にある古い(平安時代の古代法典『延喜式』に記載されている)神社や国庁後と古代廃寺の経度緯度を国土地理院のホーム・ページで調べてエクセルの作図機能で図示してみました。  すると、東西に並ぶ線と南北に並ぶ線がありました。この直交する線は誰にでもすぐ分かる線なのですね。  ところが、この縦横の線以外にも斜めに交差する線がありました。この線は、夏至日の出と日の入りと冬至の日の出日の入りの方向を結ぶ線でした。  これらの線の内、3本の線が交わる地点には旧郡家と当地最大級の古墳があります。ホット・スポットですね。このことから、古代の人は、太陽の動きや方向を意識し大切にしていたと考えられます。鳥居の方角は神域の入口ですから、何らかの関係があっても不思議ではないと思います。何か見つかれば良いですね。

seastar3
質問者

お礼

フィールドワークまで取り組まれている方の回答でとても参考になります。どうもありがとうございます。 かつて流行ったレイラインの実証をなさっているのですね。 水谷慶一氏著の「知られざる古代―謎の北緯34度32分をゆく」がネットでもよくヒットしますが、太陽の道を正確に追うためには、毎日測定できる北極星の角度が重要だったと思います。古代の一般的な技術で年に1回ずつの春分の日と秋分の日を正確に確定するのは、月の満ち欠けの回数を12回数えて1年としている暦レベルではとらえられなかったはずです。例えば北極星の角度と垂直に位置に太陽が南中するときの柱の影をあらかじめ目印をしておけば、その目印のときに春分の日と秋分の日とが分かります。どれほどの精度かは確かめていませんが、半年で50度ほど振幅するわけですから3日程度の誤差ではないでしょうか。そしてその春分の日か秋分の日を各地でとらえて、太陰暦のうるう月のいれる時期を決定したり、四季に適応した種まきや冬支度などの生活のリズムを保ったりしたのでしょう。 私は北極星の角度を測るなんらかの道具があったと想像しているのですが、意外な形で現代まで伝承されているのではないかと考え、まず鳥居に注目したのです。 どなたかのサイトでみた覚えがあるのですが、イザナギイザナミがまずオノコロ島(淡路島)に降りたという意味は、重要な地点を決めるためにまず淡路島を測定したということを説明しているということだそうです。なるほどと思った点があり、古代の測量器を持って淡路島を南北に移動しつつ、聖地を見つけようとした集団が、私の脳裏に幻影のように思い浮かぶのです。

seastar3
質問者

補足

この件でくどくどと考えていたら、ひとつ思いついたことがあります。 それは、淡路島の古称であるオノコロ島あるいはオノゴロ島の語源についてです。 辞書では、オノコロは自ずと凝り固まるという意味というのが定説ですが、違うのではないかと考えたのです。凝るという言葉が凝ろ(うではないか)という命令形の活用で切れてしまうのは不自然です。オノコルという連体形活用なら納得できる訳なのです。 ではどのような意味かと言えば、オノコロは、「陰の頃」であるということです。この陰の頃という意味は、柱の影を計る夏至の頃という言葉なのではないでしょうか。この仕事は、周礼 大司徒職の「夏至の日に一尺五寸の影ができる地を都にする」という記述を踏襲した国家的儀式だったと考えられます。したがって、夏至の影を測量する儀式のなごりが、このオンノコロが転じたオノコロなのではないかと考えた訳です。 古事記のオノコロの文字が磤馭慮であり、最初の漢字に周の前王朝の殷の文字が含まれているのもメッセージ性を感じます。

関連するQ&A

  • 北極点の時刻はどうなってるの?

    地球上では、おおむね経度15度ごとに1時間の時差が設定されています。 では、ロンドンが昼12時のとき、北極点は何時なのでしょうか? また、北極点では太陽が出ているのか?沈んでいるのか? いくら考えてもこの疑問の答えが見つかりません。 以下のような仮説を立ててみましたが、いかがでしょうか? 「北極点では、夏至前後は太陽が昇りっぱなしで沈まず、 冬至前後は太陽が沈みっぱなしで昇らない。 だから北極点には時刻(時差)という概念が存在しない」

  • 「非生物の供養」と言う風習の起源は?

    日本各地に生物でない物(主に道具類)を「供養」すると言う習慣(「針供養」等)がありますよね。 この様な習慣の起源を御存知の方いらっしゃいますでしょうか?(時期、地方など) 多くの場合、これらの習慣は仏教的な儀式として行われていると思いますが、 仏教の中ではこの様な非生物の「供養」について定義されているのでしょうか? アイヌ文化でもネィティヴインディアンの文化でも、 長年使用した道具(非生物)に対し儀礼を行うと聴きました。 その様な風習が仏教以前にも一般的に存在していたのか、 あるいは仏教文化と共に持ち込まれたのか、 仏教以前に存在するとすれば、いつ頃仏教文化と一緒になったのか興味を持っています。

  • もっとも影の長い日

    ピラミッドやストーンヘンジ、モアイ、立石環状列石などの遺跡・巨石群が、星や月など天体、時に太陽の動きと関係していて、東西南北の方角や夏至や冬至を示しているとする見地が、歴史・史跡研究者などの間で伝えられていますが・・ 意味不明な質問ですみません。 太陽暦で示される現在の冬至日が、太陰暦でも冬至ではないですよね。? ※巨石を運搬するのに海や川、運河、船が使われていた事や、巨石を加工するのに、更に硬い石が使われている場合や、鉄が使われている時代などで、その地域の慣習から、設置の意味や時代を予測したいのですが・・

  • 中学生です。太陽の影で分かりません。

    授業で太陽の影がどのようにできるか習っていますが、分かりませんので教えてください。 観測者の位置に棒を立てたときにできる先端の一日の影の跡ですが、冬至と夏至の日に描く弧はなんとか分かりましたが、春分の日と秋分の日は太陽は真東から出て、真西に沈みますから、影も東西の線上ですよね。しかし、回答は、少し北よりで東西にまっすぐな線で跡ができるとありました。太陽光線に直角にいつも当たるから直線ということは分かったのですが・・・・東西の線上ではないのですか、どなたか教えてください。聞き方が悪かったら質問してください。よろしくお願いします。

  • 太陽とオリオン座の南中高度について

    1.太陽の南中高度は緯度と季節によって影響を受ける。 ⇒冬至なら90度-緯度-23.4度。夏至なら90度-緯度+23.4度。 2.オリオン座の南中高度は緯度のみに依存し、季節の影響はほとんどない。 Stella Theater Liteという天体観測ソフトでみると ⇒冬至の深夜24:00のオリオン座の位置≒夏至の正午00:00のオリオン座の位置 「両者とも非常に遠いところにあって平行光線が地球上に投影されているとみなしてよい。」と、こどもの教科書にはかいてあるのに、その挙動に違いがあるのはなぜ? 「オリオン座のほうが、太陽よりもはるかに遠いからだよ」みたいに子供には説明したんだけど自信はさっぱりありません。 この方面に詳しいかた、よろしくお願い申し上げます。

  • 太陽南中高度の実測について

    先日、原田常治著「気温の周期と人間の歴史(1-2巻)」という本を読んだところ、著者らが実際に北回帰線(夏至のとき)及び南回帰線(冬至のとき)までいって、本当に太陽が真上に来るかを確認する実験を行った経過が書かれていました。 それによると、北回帰線の確認は1973年及び74年に台湾で行われ、地図上の北回帰線より北の台中で太陽が真上に来たとあります。また、南回帰線の確認は1973年にオーストラリアで、1974年にはブラジルで行われましたが、この時も南回帰線より北の地点で太陽が真上に来たとあります。著者は、書物の編集者で科学的な観測は素人であることを認めており、また、素人であるがゆえに分かりやく間違いの無い測定方法として、釣り竿に錘を吊るし、その影が真下以外に映らない地点に車で移動しその緯度を地図で確認すると言う方法をとっています(一般に行われている、ある地点からの太陽高度の角度計測に比べ測定誤差が少ない。車の移動距離は数十キロになるので、はっきり違いが分かる。また、太陽が真上にあるので大気差の誤差も無い)。観測結果に対する著者の考察には疑問が残りますが、この観測結果自体(回帰線が北にずれている(0.5度位か)→地軸の傾きがずれてきている?)はどう評価すべきなのでしょう。また、3箇所の回帰線標識があるところには、地元の人に確認したが専門家は今まで誰もきていないそうです。日本国内を含めて、世界では太陽のこうした実際の観測はどのように、またどの程度行われいるのでしょうか(例えば、理科年表等に発表されている数値は、単に計算で求めたものなのか、実際に観測しているのか)?よろしくお願いいたします。

  • 日食にちなんで天体の位置について質問します。

    天体の位置計算についてお尋ねします。 今度いついつ日食が起こるとか、いついつ月食が起こるということを調べる場合、天体の位置計算というのがベースになると思います。プラネタリウム、天体ソフトとか天体望遠鏡の自動ガイドなどとも関係するかとは思いますが。 質問1 天体の位置とは何を原点とした概念なのでしょうか。赤経・赤緯と言う場合は太陽を原点として地球の公転面と天球との交線を赤道と考えた球面空間ということなのでしょうか。シリウスのような恒星は天球の同じところにあって地球が自転・公転することによって見え方が変るということかと思います(球面上の2次元座標で標記)。また、惑星・衛星はそれぞれの公転の和として3次元的な情報として与えられるのではないかと思いますが。どのようなものでしょうか。 質問2 楕円軌道などのゆれから重力の存在を仮定した結果新たな衛星・惑星が見つかるという天文発見の物語を聞くことがあります。しかも結構古い話だったりすることがあるのではないでしょうか。質問1とも関連しますが、私のような素人にはどんなに気合をいれて観測してもそのような精度で計測することは難しいように思います。そのような目視観測による生データを見て”ああ、なるほど”と思えるようなものになっているのでしょうか。観測によるデータの収集も並大抵の努力ではないように思います。宗教的儀式と相俟って大人数で毎晩観測が行われていたというようなものなのでしょうか。ケプラー、チコ・ブラーエ、ハーシェルというような時代のことですが。 以上、よろしくお願いします。

  • 鳥居の起源

    ウィキペディアには諸説あるが不明とされた鳥居の起源ですがそれでも起源を聞いてみたいと思います。  海外にはまずみかけません。 横浜中華街の入口四方には、ほぼ鳥居に同一の門があるのですが、あれは鳥居でしょうか。台湾や香港には中華街で見かける形式は市場を通る街路の端にあるようですが、いわゆる鳥居はありません。 大宗教の発祥がおよそ海外でも仏教や神の伝来と無関係のようです。日本だけにあるようです。そして鳥居に八百万の神を示すなら、宇賀神や弁天やスサノオやそれぞれが、別方式に作りそうなものです。  なんで形状が統一されているのでしょう。   厳島神社の鳥居には平氏の時代には平氏専用の貿易港の目印の役割がありそうです。厳島神社というけれど、あそこは船と荷役をする倉庫として有用な実用性があったとみうけます。平氏の時代に浅瀬に社が必要な宗教というのもほかに例がない以上、あそこは実用の港で、宗教の場ではなかったのだろうと思うのです。  でもあの鳥居の背丈では貿易用の大型船にとって、潜り抜けることのできない障害物になるでしょう。アンカーの縄を結ぶ杭などの実用としてあるのでしょうか。  平氏が朝鮮人、渡来人とするのなら、朝鮮に鳥居が多いはずですが、まったくありません。  昔は願掛けに寺社へお百度参りというのがあり、鳥居をくぐる回数を数えるのだとしたら、鳥居が多重に立てられるのは、それなりの意味があったかもしれません。  でもお百度参りの神社でもない神社に多重の鳥居があるのはなぜでしょう。巡回できる方向に多重の鳥居がないのはなぜでしょう。伏見神社や東北の青森県高山稲荷神社などに多重の鳥居があります。その鳥居は巡回と無関係そうです。高山稲荷は百という量よりはるかに多く数1000のかずの鳥居群かと思います。  ところで高山稲荷はついでに言うと恐山と同じくらいなにか神妙霊妙な雰囲気が周囲にありました。水が窪地よりも高い谷に湧き出ています。

  • 日食観測地域が帯状なのは何故ですか?

    ある日のび太が言いました。 「日食っておかしいよ!太陽よりずっと小さい月が、どうして太陽の全てを覆い隠すことができるんだ?だから、日食は太陽が◎(中黒丸)という風に見えるはずだ!!」 大きさの差を考えれば、月は部分的にしか太陽を隠せないんじゃないかと。 するとドラえもんは、例によって道具を取り出し、小型スケールの天体を浮かべて説明してくれました、 「月が太陽の光を遮る、この月の影が落ちた地域の中でだけ、日食が見られるんだよ。」 月の影っていっても、地上に暮らす人々にとっては大変広い範囲です。影にすっぽり覆われてしまう地域なら皆既日食、一部かかるだけなら部分日食、かからない地域なら特に変化なし。 以上、実話です。本当にこういうエピソードありました。ふーん、とのび太と一緒に納得した幼い私。ドラえもんって今で言う知育玩具なんだろうな…。 ところで今日の日食。TVで 「皆既日食の見られる地域は…」 この辺、と示された地域が帯状である、ということにびっくりしました。えー、月(円形)の影が落ちる範囲が、なんで帯状?ドラえもんは確か円形の地域を示してたような覚えがあるんだけど! 藤子御大は逝去され、私は大人になり、ドラえもんはもはや答えてくれない。 というわけで、こちらに質問します。

  • 太陽や星の観測から、観測地点の経度・緯度を知る方法を教えてください

    表題の通りです。 以下の条件の制約がある中でのやり方を教えてもらえるとうれしいです。 1:観測者は、少なくとも自分が日本国内にいるのは知っているが、日本のどこにいるのかは分からない(無人島みたいなとこに漂着したと考えてください)。 2:観測者はいつでもその日の135度線の正確な南中時間が分かる。 3:観測者はいつでもその時の日本標準時の正確な時間が分かる。 4:超精細なレベルまで経度・緯度が分からなくてもいい。(地図上で、10キロ平方程度を指定して、自分たちはこの辺りにいるはずと言えればOK) 5:観測には、小中学校の理科室に置いてありそうな一般的なレベルの道具なら、一応なんでも自由につかえるということで。 このような条件の中で、観測地点の経度、緯度をある程度特定したいのですが、具体的なやり方をご教授もらえませんでしょうか。 (素人考えでは、 経度は方位磁石と棒でも用意して、その日の太陽の南中時間を計測。135度での南中時間との時間差から経度が東西のどちらに何度くらいずれているかを計算。 緯度は太陽の南中時の高度を測る(もしくは北極星?) みたいなのでいけるかな?と思うのですが) よろしく、お願いいたします。