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民俗学(raceではなくcultureの方です)の方法論・本など。
民俗学(raceではなくcultureの方です)の方法論・本など。 自分は今、大学で文学部生に近いことをやっているのですが、専攻上は”民俗学”となっており、そちら方面で卒論も書きたいと思っています。(3年です) ですが、もともと自分の大学には民俗学の専攻分野が無く、個々の事象などについてはそれなりに知っているのですが、それらを体系化する方法論等を学ぶ機会がありません。これを独学でも何とかしたいと思うのですが、なにか良い本や教科書があればお教えください。 自分の分野の担当教授にも質問してみようと思うのですが、もともとその方も専門ではありませんし・・・
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- Spancilhills
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柳田國男を読んだらどうでしょうか。 柳田はもともと文学が志望で、田山花袋や島崎藤村らと同人誌をやっていました。 「遠野物語」は、東北地方の遠野に伝わる伝承話を綴ったもので、ひとつひとつの短い話からなり、その話に余計な説明はなく、起きたことのみを記述しています。それが却って、読むものの想像力をかき立てます。 「山の人生」は、山にだけ住んでいた人のことを書いています。驚きと怖さを与えます。 そのような、日本古来の普通の人々の話を集めながら、柳田民俗学を確立しました。 人が死んだらどうなるか、仏教が伝来する以前の、日本人が考えたことを探求しました。 西欧の思想に依存しない彼の考え方は、もっと探求し、発展させるべきものと思います。
- cyototu
- ベストアンサー率28% (393/1368)
>自分の分野の担当教授にも質問してみようと思うのですが、もともとその方も専門ではありませんし・・・ 独学でやろうが、他の方法でやろうが、どの分野の学問でも一番良い方法は担当教授に相談することです。その方がその専門家でなくても構いません。その先生が専門家でなくても、何か意見を持っているかもしれません。また、誰かその分野に関して何かを言える方を知っている可能性もあります。その方を紹介してもらいなさい。さらに、その紹介して頂いた方から、他の専門家の方をまた紹介してもらいなさい。足を使って、自分の大学に限らず何人もの専門家の方に相談してみる必要があります。人は夫々ですので、意見が皆違います。出来るだけ多くの方から意見を聞いて置くと、貴方の心の琴線に共鳴できる意見に巡り会える確率が高くなります。そうすれば、貴方も自分でやっていることが面白くなり、あとはその面白さの相乗効果で貴方はどんどん成長出来ます。 危険なのは、ほんの一つや二つの意見を聞いただけで、それがたまたま貴方の世界観や感覚と外れているのに、無理矢理その方法だけで勉強してしまうことです。多分それでは貴方の琴線にいつまで経っても共鳴できる物がなく、そのうちに詰まらなくなって来てしまいます。そして、挫折が待っています。 ただし、一見詰まらない意見と思えた物が、理解し始めると面白くなってくることも有り得ますので、もしどの方の意見にも共鳴できなかった場合には、貴方の直感を信じてどれかの方法を選び、始めのうちは分からなくても辛抱して先に進まなくてはならない場合もあります。 もう一つの忠告ですが、学問は分かってから先に進む物ではありません。分からなくても良いから、どんどん先に進んで下さい。本を読む時も同じです。先に行ってから初めて前に書いていたことが判るということがいっぱい在るのです。習うより慣れろです。 また、どんな学問でもそれを分かり始めて、なお、詰まらない言う物はありません。もし詰まらないと感じたら、それは、貴方がまだその学問を理解していないからです。 キーワードは、貴方の直感と共鳴と努力です。3年生になったばかりですから時間はまだあります。足を使っていろいろな専門家に遭遇して、貴方の直感と共鳴を楽しんで下さい。
- SPS700
- ベストアンサー率46% (15297/33016)
回答にはなりませんが、担当教授のご専門でもない分野で、どうも相談する人がいないらしい事をやって、その論文誰が指導するんですか。 担当教授の居ない専攻、初めて聞きましたがそんなの大学と言えるのかな。 質問者さんにこういう疑問をなげかけても仕方が無いですが、不思議です。 民俗学概論、それから文化人類学概論みたいなものを、大学の図書館で当たってご覧になってはいかがですか。こういう分野には、個々の事象を、叙述し羅列したデータ中心の書物と、それから捨象して理論を組み立てる理論的な書物があります。データと理論は、車の両輪のようなもので両方無くてはいけませんが、質問者さんの場合、まず理論の本がお入用のようです。 そういうことに強い学校のホームページを見て、民俗学の入門講義で使っている教科書は何かをお調べになり、それを図書館で読むのも一案かと思います。担当の教授に紹介状を書いてもらって民俗学の専門家と文通したり、会って問題を聞いてもらうのもいいことだと思います。 具体的な本の名前が挙げられなくて済みません。理論はよく変るので、本は出た年に注意してください。