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税効果会計
税効果会計では、繰延税金資産、繰延税金負債勘定が使われることと思 いますが、個々の内容によって、あるものは来期に納税が繰り延べら れ、あるもの納税が前払いされることになると思いますが、これらは総 額で表示されるのでしょいうか? それとも、最終的な法人税等調整額が繰延税金資産又は繰延税金負債と して計上されるのでしょうか?
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=== 税効果会計基準 三.2 流動資産に属する繰延税金資産と流動負債に属する繰延税金負債がある場合及び投資その他の資産に属する繰延税金資産と固定負債に属する繰延税金負債がある場合には、それぞれ相殺して表示するものとする。 === とありますから、繰延税金資産と繰延税金負債は、長短の別によって純額で貸借対照表に計上されます。法人税等調整額は === 税効果会計基準 二.3 繰延税金資産又は繰延税金負債の差額を期首と期末で比較した増減額は、当期に納付すべき法人税等の調整額として計上しなければならない。 === とありますから、純額で計上されることとなります。 > 最終的な法人税等調整額が繰延税金資産又は繰延税金負債として計上されるのでしょうか? 順番が逆です。 繰延税金資産又は繰延税金資産を一時差異の額によって計上した後、評価替えの部分以外について、期首との差額によって法人税等調整額が計上されます。 因みに、法人税等調整額の額から繰延税金資産・負債を計上する方法は繰延法です。現行では資産・負債法が使われています。