貴方にとっての「希代のペテン師」は？小泉元首相も

質問

少し長くなります。

昔、本多勝一とイザヤベンダサンの論争を「日本教について」の中で読んだ時は、完全にイザヤベンダサンの勝ちで、やっぱり物事を深く研究している学者には一介の新聞記者など歯が立たないのだなと結論していました。それから数十年、最近、朝日文庫から出版されていたものを読んでみてびっくりしました。「日本教について」では、本田氏の反論の肝要な部分を意図的に削除不掲載にしていたことが分かりました。ベンダサン氏(訳者の山本七平氏と同一人)の振り回す知識が、ほとんど全部偽知識であることを本物の学者・浅見定雄氏が証明していました。ユニークな視点で日本人を解剖する得がたい学者だと彼のことを尊崇していた自分が恥ずかしくなりました。貴方にはこういう経験はありませんか？

実は、彼だけではありません。自分の不明を曝け出すことになるのですが、小泉元首相にもいっぱい食わされました。政権発足時の支持率90％以上というのは、私も含まれていたのです。今はネットがありますから、ネットで調べるうち、彼がおよそ国民のことを考える人物ではなく、希代のペテン師であることが分かりました。

次にオバマ大統領。日本のメディアだけに接していたら、全く彼の実像を正反対に判断してしまいます。英文を読める方ならオバマの実像をえぐった文章も色々あるようですが、私のように英文を読めない人間は
http://eigokiji.justblog.jp/などのお世話になっています。

最後に「清水幾太郎」最近では、清水の教え子で政治評論家の森田実も希代のペテン師に属するのではないかと思うようになって来ました。

その他、危なっかしい有名人がいたら教えて下さい。

回答No.5

noname#118718

司馬遼太郎や井沢元彦の業績をペテン師と批判する的はずれに近いものがありますね・・・・

イザヤベンダサンこと山本七平は学者ではなく作家です。
ですから、学者のような経済的基盤がありませんから、一定の売り上げとと文化的な分析を両立させなければならなかったわけです。
そのために、架空のユダヤ人から視た日本人の行動と文化的分析ということで読者の興味を引き、一方で新しい文化的な見方を提供したにすぎません。

>「日本教について」では、本田氏の反論の肝要な部分を意図的に削除不掲載にしていたことが分かりました。

肝要な部分なのかの判断が難しいですね。
「全て載せないのはやましいから」なのか「紙面の都合上なのか」

>ベンダサン氏(訳者の山本七平氏と同一人)の振り回す知識が、ほとんど全部偽知識であることを本物の学者・浅見定雄氏が証明していました。

指摘された批判というものは以下だと思います。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1%E6%9C%AC%E4%B8%83%E5%B9%B3

A.『私の中の日本軍』において、自らの軍隊経験から、日本刀は2～3人切ると使い物にならなくなると主張した。しかし、これについては、日本軍の中でも特に質の悪かった一部の日本刀（軍刀）や、戦地という劣悪な状況下で日々酷使され、満足に手入れも出来ず自然とナマクラになってしまった刀に限った話[6]であり、本来の日本刀の性能について誤解を招くものだという批判がある

最初に『自らの軍隊経験から』という前提があります。
本来の日本刀の性能について述べたものではないのです。

B.浅見定雄は、『にせユダヤ人と日本人』において、『日本人とユダヤ人』における翻訳の誤りを指摘し(たとえば、聖書の「蒼ざめた馬」を山本は間違った訳であると言うが、これは正しい訳であるなど)、山本の語学力を批判した。

本質的な批判ではないですね。

C.一般に流布されていた「ユダヤ人は全員一致は無効」という話も、実は完全な嘘あるいは間違いであり

日本人の文化性の例え話・例を挙げたときに
文化性の考察を批判するのではなく例え話・例を批判しているわけです。
それで間違いだ。嘘つきだと・・・
学問的な論文ではない私的文化論を批判して悦に入っている学者って・・・
普通は無視か小室直樹のように「キリスト教の大家なんて言うのは嘘です。専門家と称する人が『聖書』の読み方が間違っているなどと言うのだが、あの人の偉いのはそんなところにあるのではない。ほんの僅かな知識で本質をずばりと見抜く。」というスタンスでしょう。

浅見定雄氏の批判は、ほぼ例え話・例に対する批判です。
「日本人は付和雷同型というが、●●という例もあるので、実は違うのではないか？」という批判であって欲しかったです。

補足

貴方は山本七平氏に味方し、浅見氏を批判するために回答されたのですか？もしそうなら、折角回答下さったのですが、ありがた迷惑と言うか・・・

<<肝要な部分なのかの判断が難しいですね。「全て載せないのはやましいから」なのか「紙面の都合上なのか」>>--これも全て私が判断した上で山本氏がペテン師であったと言っておるのです。日本刀云々についても、山本氏が「百人斬り競争」が伝説であるという論拠にしていることで、本多勝一氏はそれには言及しておりません。それとは別に「百人斬り競争」が伝説ではなく史実であることを十分過ぎるほど十分な資料を出して証しています。
貴方は論争記事を読まずに書かれているのですか？山本氏の語学力の批判は本質的なものでないと逆批判されていますが、語学力がないせいで、山本氏が聖書の意味を全く正反対に理解していることが論争記事と浅見氏の解説を読めばよく分かります。語学力がない→聖書の意味を正反対に訳す、これって致命的なことでしょ？
以下、貴方が書かれた山本擁護の反論は、私の質問への回答とは受け取れないし、余りにも稚拙なので、もうやめてくれ～と叫びたいです。