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日本語と朝鮮語の関係について

  • 質問No.5621524
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お礼率 54% (18/33)

日本語と朝鮮語の関係に興味がある者です。
二つ質問があります。
1)日本語と朝鮮語は文法は酷似しているが、基礎語彙に共通が少ないため別系統の言語と考えられているそうですが、地理的にも近く、歴史的にも密接な関係がある二つの言語が文法までそっくりなのに、語彙のために別系統であるというのは素人には少し教条主義な気がします。なぜ語彙が文法よりも重要視されるのか、あるいはもともと関係のあった二言語が語彙だけ分かれるような事は考えられないのか、教えてください。
2)二言語の文法の酷似は日本の韓国併合の影響はあるのでしょうか

よろしくお願いします

質問者が選んだベストアンサー

  • 回答No.1
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ベストアンサー率 50% (1/2)

比較言語学は専門ではありませんし、韓国語に関する知識もほとんどないので、参考程度のことしか言えません。また、簡潔(といっても長文になってしまいましたが)にするために説明は相当厳密さを欠きますが、

1)日本語と韓国語は、語形変化(共に膠着語*1)・語順(共にSOV言語*2)など、言語の類型としては、たしかに似ていますが、個々の文法現象には、それほどの一致はないそうです。つまり、文法が酷似しているとは必ずしも言えません。比較言語学にとって、語彙は重要な要素ですが、極端に偏重されているということではないように思います。今のところ、言語学には、音韻論・統語論・語彙論、形態論・意味論といった様々な分野があり、日韓語の関係を否定するのは、これらを総合的に判断した結果だと思います。歴史的・政治的な問題によることではないでしょう。

2)構造的に似ているのは、韓国併合によるものではないと思います。文法が劇的に変化してしまうようなことはなかったでしょう。もし、日韓語の関係をさかのぼるならば、縄文時代や弥生時代のような、大昔のことを考える必要があります。

個人的には、日韓語の関係を肯定する証拠はそろっておらず、また、否定する道理もないと考えています。まだ、肯否を判断できるほどのことはわかっていません。


私が知っている限りで、一番最近書かれた塚本氏の本をご紹介しておきます。以前、書店で流し読みしただけですが、専門でない方でも気負わずに読める内容だと思います。研究史的なことも触れられているようです。大きな書店や図書館などにはあると思いますので、参考になさって下さい。

塚本勲(2006)『日本語と韓国語の起源』白帝社

*1語幹と接辞の境界が明確な言語。(「歩く」を例にとると、語幹「歩」は常に変化せずに、接辞「か」「ない」、「い」「た」、「く」などがくっつくことによって語形変化が起こる)
*2基本的な語順が、主語・目的語・動詞の順番である言語。

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  • 回答No.3

ベストアンサー率 47% (14466/30705)

日本語・現代文・国語 カテゴリマスター
 補足です。

 運動会で「ピラミッド」というのがありました。みんな両手、両膝をついて四つん這いになります。二人並んだ上にもう一人が登ると、高さが二人分、床に5人並ぶと、その上が4人、その上が3人、と減って高さが5人分です。底がn人だと、高さがn人分です。

 床のレベルを現在とします。そのピラミッドの高さを、過去に遡れる年数とします。そうすると孤児になった言語は、姉妹が沢山居る言語に比べて、歴史の奥深くに遡れる可能性が低いのが分かります。

 さきに「要するに、朝鮮語側にも日本語側にも、再構成の組み立てによって歴史に深く遡ることを可能にしてくれる姉妹言語が欠けているため、インドヨーロッパ祖語のように、語彙にたよって祖語を再構成できないところに、難しさがあります。文法も語彙も変わるため、決定的な証明は出来ないでしょう。」と申したのは、こう言う意味です。

 
  • 回答No.2

ベストアンサー率 47% (14466/30705)

日本語・現代文・国語 カテゴリマスター
 #1さんに賛成です。

1)地理的にも近く、歴史的にも密接な関係があるのは、事実です。西暦紀元の三世紀頃朝鮮半島には、陳寿の『魏志東夷伝』をもとにした李 基文によると(大修館『韓国語の歴史』)、だいたい言語群が三つありました。

 夫餘系。夫餘語、高句麗語、沃沮語、わい(さんずいに歳)語、高句麗語以外資料がない
 粛慎系。(人名以外ゼロ)、ツングース語群の古代段階?
 韓系。 百済語、加耶語、新羅語(後の朝鮮語)

日本列島には次の二群がありました。
 倭系。沖縄語、倭語(後の日本語)
 アイヌ語

 この様子は下記をご覧下さい。
  http://yumiki.cocolog-nifty.com/station/2006/05/post_e624.html

 現在親縁関係の決定的な証拠は、語彙間にみられる音韻対応で、朝鮮語と日本語との間にはありません。その理由は過去1800年の間に、10以上あった言語が僅か2つに減ってしまい、ロシア東部にも多数あったと考えられる、現在古代シベリア諸語(ロシアではペリオアジア諸語)と一括されている言語群も、勢力を急速に失っていることにあると思います。

 これは地球上のあらゆるところに見られ、アメリカ大陸では、1000以上あった先住民の言語が、英語、スペイン語、フランス語、ポルトガル語の4言語に減るのではないかと憂慮されています。

 要するに、朝鮮語側にも日本語側にも、再構成の組み立てによって歴史に深く遡ることを可能にしてくれる姉妹言語が欠けているため、インドヨーロッパ祖語のように、語彙にたよって祖語を再構成できないところに、難しさがあります。文法も語彙も変わるため、決定的な証明は出来ないでしょう。

2)二言語の語順の例示に日韓併合の影響はないと思います。
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