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朝鮮語の歴史について

朝鮮語の起源が分かりません。 1500年くらいに「訓民正音」でハングルが創られましたよね。 そこで3つ質問があるのですが (1)その前は漢字を使っていたのか。 (2)朝鮮語をコミュニケーションの手段として使い始めたのはいつ頃からなのか。 (3)日本語と文法構造が酷似しているのはなぜなのか  (また日韓と中国では文法構造が全く違いますよね。にも関わらず日韓は中国から伝わってきたいわゆる「漢字語」(家族、愛情、案内など)が多く存在する、この点も疑問です。文法構造が違うのに単語は中国から???) 3番目など少し質問の意図が分かりにくいかもしれませんが、よろしくお願いします

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  • motomo11
  • ベストアンサー率100% (2/2)
回答No.3

まず言語と文字を分離して考えてください。文字がなくても言葉は存在しえますし、全ての言葉が元は文字を持っていませんでした。日本語も歴史は古いですが、中国から文字が伝わるまで文字はありませんでした。 >1500年くらいに「訓民正音」でハングルが創られましたよね。 その通りですが、15世紀に作られたのは朝鮮語用のハングルと呼ばれる文字であり、朝鮮語そのものはずっと以前から存在しておりました。 (1)その前は漢字を使っていたのか。 それ以前は、無文字文化で、民衆は読み書きをしませんでした。ただ、言葉自体は朝鮮語をしゃべっていたと考えられます。宮廷や学問などができるごく少数のエリートの間では漢字が使われていましたが、朝鮮語を漢字表記したのではなく、(文法も単語も何もかも)本物の中国語を使っていました。 (2)朝鮮語をコミュニケーションの手段として使い始めたのはいつ頃からなのか。 朝鮮語の起源は不明なものの、口語としては極めて古いといえます。朝鮮半島全体で使われていなかった可能性がありますが、少なくとも半島の一部では歴史の記録が始まる以前から使われていたようです。 文字であるハングルに関しては、作られたのは15世紀、実際に広く使われ出したのは19世紀後半から20世紀前半にかけてです。それ以前はハングルは普及せず、識字率は極めて低いものでした。この普及しだした時代は日本の朝鮮半島進出とちょうど重なり、良くも悪くも日本と大きく関係しています。ただ、政治的に難しいので韓国では経緯はあまり語られないようです。 (3)日本語と文法構造が酷似しているのはなぜなのか 昔は同じ言語だったのが分かれたと考えるのが自然ですが、言語学的には証明が難しいようです。確かに文法構造は似ているのですが、変化が遅いと言われる音声構造には大きな違いがあり、また共通の単語も漢語以外は(ほとんど)存在しません。以前は同じ言語だった可能性もありますが、詳細は専門家でも意見が割れるようです。 >日韓は中国から伝わってきたいわゆる「漢字語」(家族、愛情、案内など)が多く存在する、 これは単語を輸入しただけです。中国の影響のもと大量の単語が輸入されました。現在だって日本語(に限らす世界中の言語は)文法の構造の違う英語から単語を輸入し続けています。単語の輸入は簡単です。 また、一見中国語に見える単語でも、必ずしも中国生まれとは限らず、特に二字熟語は近年日本で作られ、韓国や中国(やベトナム)が後に使うにようになったものも相当な割合をしめるということは付け加えておきます。日本語とはいえ、中国語に似せて作った単語が多かったので、多少抵抗運動はあったもの結局それほど違和感なく広まったようです。 参考まで

share777
質問者

お礼

わかり易い説明有難う御座います。 未だに不明な点も多くあるのですね。いくら本を読んでも腑に落ちない部分があったのですっきりしました。

その他の回答 (2)

  • Tacosan
  • ベストアンサー率23% (3656/15482)
回答No.2

(1) ハングルでおおっぴらに文章が書かれるようになったのは, 「朝鮮が日本になってから」です. それまでは, 普通の文書は全て漢字で書かれています... というか, 李氏朝鮮ではハングルを禁止したりしたこともあったらしいですが. もともと訓民正音自体に「愚民」と書かれてたりするのがどうかと思ったりします. で, 北朝鮮では朝鮮戦争後に「漢字を使うのはやめてハングルで書こう」ということになりました. 一方, 韓国では 1970年代に入って「漢字をやめよう」ということになったはずです. まあ, 「漢字を教えなくなったために知識の断絶が起きた」と言われたこともあって, 若干弱まったということも聞いていたりします. (3) の括弧内ですが, 「文字や単語を導入する」というレベルでよければ文法構造はあまり関係ありません. ヨーロッパの言語でもよくあることで, 例えば (ラテン) アルファベットはフェニキアからギリシャ経由でローマに導入されたものですし, 化学用語にはアラビア語由来のものがよくあります (alcohol, alkali など: これらの al はアラビア語の定冠詞 al で, 「アラー」(al la) の al です). あと, 中国が逆輸入した単語として「鉛筆」があります. これは, もともとそのまま「鉛の筆」(おそらく硬筆) という意味で日本が取り込んだんですが, 日本で pencil に対応する言葉となって中国にも導入されています.

  • outerlimit
  • ベストアンサー率26% (993/3718)
回答No.1

(1)つい20年ほど前まで 漢字が正式文字でした ハングルは、「漢字を覚えらない庶民」のために作成されたものです ですから貴族・知識階級はハングルのような下賎なものは使用しませんでした (朝鮮は、中国各王朝の属国でしたから、公式文書は中国王朝の使用している文字で作成されていました(朝鮮が独立できたのは、日清戦争の結果、日本が清国に朝鮮の独立を認めさせたからです、朝鮮人の独立運動が有ったわけではありません)) (2)言語学的には3千年くらい前まで遡ると共通の母語にたどり着くそうです 卑弥呼の時代に日本の使者が通訳を何段階も重ねて中国の要人と話をしたことが記録されています なお、中国語も朝鮮語も日本語も進化(変化)しています (3) (2)と同じ ただし 経済、哲学 科学 等は 明治時代に日本人が創作した熟語です それが 明治大正時代に 中国・朝鮮に逆輸入されています 朝鮮に興味をお持ちならば、儒教特に朱子学を概要でも結構ですら、学ばれますことを 中国は 中華思想に凝り固まっています 朝鮮は小中華 と言われています 中華思想は、対等の関係を認めません 主か従かです

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