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フィッリプス曲線
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フィリップス曲線は単なる経験則です。 したがって、いかなる理由によってその曲線が成り立つのかについては、未だ議論が分かれることがあります。 長期のフィリップス曲線が垂直になるのは、どのような賃金上昇率であれ、自然失業率仮説のもとでは(ショックが吸収されつくしてしまえば)失業率は一定になるという仮定の下で成立する話です。 しかも、この曲線自体、あまり安定的なものではないことが知られています。 これは、市場は最終的には均衡する、という主張の拡張版になりますからそれほどきつい仮定ではありませんが、問題はその「長期」がどのくらいの期間の後かについては何も言っていないことです。 実際問題、垂直なフィリップス曲線を観測できた例は、おそらく一つもありません。
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お礼
回答の補足に誤りがありました。 誤 短期的には右上がりでも長期的には垂直に又は右上がり 正 短期的には右下がりでも長期的には垂直に又は右上がり 失礼をいたしました。
補足
いつも的確な回答を有難うございます。 まず、オリジナルのフィッリプ曲線(更には物価版フィッリプ曲線)は 右下がりの曲線と考えてよいのでしょうか? 100年を対象していますので、当然に長期ですが、フィリップスが研 究対象とした時期が、まだマスコミや経済指標が整備されていない頃で あって容易に貨幣錯覚に陥ってしまったことを意味しているのでしょう か? そして、現在のようにマスコミが発達し、経済指標等が整備されること によって、短期的には右上がりでも長期的には垂直に又は右上がり(ス タッグフレーション)になることも理論としてありえるということを言 っているのでしょうか? 或いは、フィリップスのデータからもプロットする間隔を小さくすれば 右下がりの傾向が出て、間隔を広くすれば垂直の傾向が出てくるという ことなのでしょうか? (つまり、昔であっても国民は貨幣錯覚に長期的には気づいていたので しょうか?)