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「いとこ(従兄弟・従姉妹)」のアクセント
親のきょうだいの子供を表す言葉「いとこ」のアクセントについて、 質問です。私は、京都府生まれ育ち、大阪府現住です。 高低アクセントで「高低低」で発音しています。 共通語では、共通語アクセントでいう「平板型」 つまり「低高高」だと理解していました。 根拠はテレビ・ラジオのアナウンサーの発音と、 日本語アクセント辞典(2社)でした。 ところが、2003年頃のテレビアニメから派生したラジオ番組で ラジオドラマに出演する声優さんたちが、音響監督さんに、 「高低低」で発音するように指導されているようなのです。 それ以後の作品では、役者さんは、ほぼ「高低低」の 近畿地方の中部とよく似たアクセントで発音されているようです。 (1)放送局や、アナウンスを教える学校では、 現在ではどう指導されているのでしょうか。 (2)共通語の標準とされるアクセントに変化があったのでしょうか。 (3)東京地方の方言では、アクセントに変化があったのでしょうか。 (4)お答えいただけるみなさんは、どう発音されていますでしょうか。 (5)どう発音すれば、共通語として理解されやすいでしょうか。 よろしく御教示お願いします。
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- bakansky
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「日本語アクセント辞典(2社)」では「高低低」となっているのですか。 私の手持ちの小さな国語辞典では「低高低」となっていました。 私は中国地方の西の端に住んでおりますが、辞書と同様に「低高低」で発音しています。 ドラマの内容が分らないので、何とも言えませんが、登場人物の設定による発音の変更とかではないのでしょうか。 しかし、たまにラジオ・ドラマを聞くと、そういわれると、標準語とは少し違うようなアクセントも耳にするような気もします。 ドラマということで、より印象的な発声を意識的に取り入れているとかいうこともあるのでしょうか。 標準語よりもダイナミックな印象は受けます。 アクセントは地方差があって面白いと思います。私の「板」という語のアクセントは「低高」で、標準語とは逆です。しかも、長いこと、それが正しいアクセントだと思っていました。 東京にはいろんな地方の出身者がいますから、アクセントもごちゃまぜで、かえって標準語からずれたりすることもありそうな気がします。 ご質問の趣旨から外れてしまいましたが、地方の地名のアクセントなんかでも、他所から来たアナウンサーだと、アクセントの位置が違ってたりして、なかなか面白いです。
- SPS700
- ベストアンサー率46% (15297/33016)
>>近畿地方西南部、中国地方・九州地方の人は「低高低」で 発音されているように思っていました。 お考えは正しいと思います。三種(京阪式、東京式、一型)は中央に京阪型、その東と西に東京型、さらにその東と西に一型、という地理的分布になっています。ですから従兄弟を「低高低」に発音するのを中国でお聞きになったにはこの地理的分布に合っています。 >>最近6年くらい、ラジオドラマで、京都式アクセントに近い発音が 指導されているらしいのは、どういう背景があるのでしょうね。 これは想像ですが、時代劇だと京阪型が今より広範囲に見られたのかもしれないことと、現代物でも『京都地検の女』『京都迷宮案内』『女刑事みずき』『おみやさん』など京都を舞台にしたものが多く、雰囲気をだすために京都式のアクセント指導がなされているのかも知れません。
お礼
ありがとうございます。 いわゆる「周圏現象」の一種の可能性が脳裏をよぎりましたが、 良く考えると、アクセントが伝播で新しいほうに置き換わるとは 聞いたことがありませんね。 ちなみに、私が気になったラジオドラマは、2017年か2035年と 推定される設定の長野県を舞台としたラジオドラマなので、 時代劇や京都式アクセントを意識したのではなさそうです。 3年前のアニメは、地形や交通機関から、鎌倉に良く似た地理的 位置の街を舞台としているようですので、これもそういう関連は なさそうです。
- SPS700
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『日本国語大辞典』には標準アクセントが「ト」に核がある、すなわち、低高低、となっており、京都アクセントでは「イ」に核がある、すなわち、 高低低、となっています。 質問者さまは、京都生まれ京都育ちとおっしゃるだけあって、権威ある辞書の通りですね。
お礼
ありがとうございます。 私は、京都「府」出身で京都市出身ではありませんので、 辞書のとおりの事情を反映しているわけではないかもしれません。 「標準アクセント」では「低高低」なのですね。 近畿地方西南部、中国地方・九州地方の人は「低高低」で 発音されているように思っていました。 私が共通語では「低高高」ではないかと思っていたのは、 アクセント辞典の読み方を含めて、誤解の可能性がありますね。 ご指摘ありがとうございます。 最近6年くらい、ラジオドラマで、京都式アクセントに近い発音が 指導されているらしいのは、どういう背景があるのでしょうね。 3年くらい前のテレビアニメで、主人公の従姉で名前も「絃子」 と書いて「いとこ」と読ませるキャラクターが出ていましたが、 どちらも「高低低」のアクセントで、声優さんに発音させていました。 また、御教示お願いします。
お礼
ありがとうございます。 現在は、手元にアクセント辞典がなく確かめられないのですが、 「低高高」のいわゆる「平板型」だったように記憶しています。 今、三省堂の大辞林第二版を、Yahoo!辞書で参照してみますと、 アクセントは、中高型、つまり3拍の語では「低高低」とのことです。 おそらく、私が以前アクセント辞典を調べたとき、 凡例が理解できてなくて、誤解していたのでしょうね。 「板」は大辞林では「頭高型」つまり「高低」と書いてありました。 御参考までに、京都府南部では、「板」は「低高」です。 「痛い」の語尾を省略した「痛」も「低高」です。 「高低」だと「居た」存在+過去 なじみのない言葉は「高高」(田川市の「伊田」など) また、御教示くださいませ。