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ディーゼル燃料の脂肪酸分析

色々な油から作成したディーゼル燃料の脂肪酸をGCで測定したいと思っています。 通常脂肪酸の前処理はメチルエステル化処理をしますが、ディーゼル燃料というものはすでにメチルエステル処理されているもののことを言うらしいので、特に前処理は要らずに溶媒に溶かしてフィルター通してGCに打てば問題ないのでしょうか。また、比較として軽油の脂肪酸も測定したいのですが、こちらはメチルエステル処理が必要ですよね?

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回答No.1

yukiyuki56さんは「ディーゼル燃料」という言葉の定義を誤解しておられるようです。 「ディーゼル燃料」はディーゼルエンジンの燃料として使用できる物質を言い、原油を分留してできる炭化水素混合物のうち、「経由」留分がディーゼルエンジン発明以来使われており、現在も経由が「ディーゼル燃料」のほぼ全部です。 軽油は炭素数で言えば20前後(混合物ですので範囲があり、詳細には決められません)の炭化水素の混合物ですので、「軽油の脂肪酸」は存在しませんし、「メチルエステル処理」をしても何も起こらないはずです。 脂肪酸基を含むのは「バイオディーゼル燃料」です。 これはいわゆる「廃(食用)油」(使用できなくなったてんぷらやフライ油その他)のグリセリンを「メチルエステル化処理」したもので、軽油留分に炭素数や物理的性質が似ているので「ディーゼル燃料として使用可能な物質」となります。 GC測定についてはコメントできませんが、ご参考まで。

yukiyuki56
質問者

お礼

ありがとうございます。完全に勉強不足で誤解しておりました。非常に参考になりました。軽油も測定したところその通りの結果となり、その他バイオディーゼル燃料の測定もうまくいきました。ありがとうございました。

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