高校化学、2段階の中和滴定ーボルダー法
私は高校化学を独習なのですが(初学者)、教科書の補助として使っている本の問題に理解できない物があるので、教えてください。
(問題)
原子量H=1、C=12,O=16,Na=23とします。
炭酸ナトリウムNa2CO3を含んだ水酸化ナトリウムNaOH約100mgを水25,0mLに溶かし、それにフェノールフタレイン液を加えて、0,100mol/LのHCLにより滴定したところ液が()色から無色透明になった。メチルオレンジを加えて、さらに2,50mL滴化すると、()色から()へ変化した。
※添付画像は0,100mol/LのNaOH水溶液10,0mLに0,100mol/LのHCL水溶液を滴化したときの中和滴定曲線は左、0,100mol/LのNa2CO3水溶液10,0mLに0,100mol/LのHCL水溶液を滴化したときの中和滴定曲線は右です
(1)()に当てはまる語句をかけ
(2)フェノールフタレインが無色透明になるまで、滴化されたHClの物質量を答えよ。
(3)(2)で求めた物質量と同じになるのは次のどれか?
(あ)試料中のNaOH(い)Na2CO3(う)NaOHとNa2CO3
(4)フェノールフタレインが無色透明になってからメチルオレンジの色が変化するまでに滴化したHClの物質量は?
(5)(4)の物質量は(3)のどれにあたるか?
(6)これより、試料中に含まれていたNaOHとNa2CO3の質量はいくらということになるか?
(疑問)
私は当然解けないので、解説を理解しようとしました。
(1)解説に
第一中和点までに起こること
(1)OH-の中和→中和が終了してもppは無色にならない
(2)CO3^2-の中和→中和が終了するとppは無色になる
第二中和点までに起こること
(3)HCO3^-の中和
とあるのですが、これはこの順番で反応がおこるということですが、この順番はどうしてわかるのでしょうか?(知識?)
(2)問題についている滴定曲線はどのように問題を解く際に利用するのですか?
(3)(3)でNaOHのmol+Na2CO3のmol=HCLのmol
となるのですが、これは(1)の文章で言うと、(1)のステップが終わったら(2)を消化するから2つ加えた物質量がHClの第一中和点までの物質量となるということなのでしょうか?
またこのさい、NaOH→Na^(+)+cl^(-)、Na2CO3→2Na^(+)+CO3^(2-)という関係を利用し、物質量の比をしり、全反応式のNaOH+Hcl→NaCl+H2O、Na2CO3+Hcl→NaHCO3+NaClでNaOHとHcl、Na2CO3とHClの比が1対1というのをりようしているのでしょうか?
(4)これは問題自体ではなく、勉強法についてですが、わたしは数学も3まで、教科書を軸に青チャートで独習したのですが、その際、チャートの例題を解く際に答えをノートに写して解き方を覚えるという方針はしないようにしました
しかし、化学の場合、考えても教科書の内容を読んだだけでは正確に理解できない(抽象論だけでは難しい)ので、全く手が出ないことが多いのですが、化学の例題や問題集の問題は教科書の理解を深めるための1つ1つの例で、わからないならば答えをみて納得していくというのでよいのでしょうか?(もちろん志望校の過去問を解いて自分の実力を「測る」という時はそのような方針ではいけませんが)
補足
すみませんが、今回は変色反応を考えているのではなく、 それぞれの指示薬の溶液に与える作用について考えています。 おそらく、フェノールフタレインは弱酸性、メチルオレンジは弱塩基性 の塩なので、それを考慮すればよいのでしょうが、よくわかりません。