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化学問題解説:炭酸ナトリウムと水酸化ナトリウムの滴定
- 炭酸ナトリウムと水酸化ナトリウムの含有量を決定するために行われる滴定実験の解説です。
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http://www.kiriya-chem.co.jp/q&a/q19.html フェノールフタレインはpH < 8.2とアルカリ側に変色域を持っています。 そのため、アルカリを酸で滴定するとpH=7の手前側で色が消えます。 一方メチルオレンジはpH < 3.1では赤色、pH > 4.4で黄色となり、アルカリを酸で滴定した場合、弱塩基を滴定するのに適しています。 今回の場合NaOHとNa2CO3は強塩基なのでアルカリ側で色の変わるフェノールフタレインを用い、NaHCO3は弱塩基なので酸側で変色するメチルオレンジが適しています。
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マルチポストしないで待っていた方が良いですよ。 さて、塩基の量は「単酸塩基」に還元してどの位あるのでしょうか。 (1)フェノールフタレインの変色域はpH>8.2程度ですのでこれで強塩基は全部塩酸で滴定し終わります。 ちなみに HCO3^(1-)⇔H+ + CO3^(2-) pKa=10.33 CO2 + H2O⇔H2CO3⇔H+ + HCO3^(1-) pKa=6.35 なのでフェノールフタレインの変色域はこの間に挟まれ、いわゆるpHジャンプ(専門家は使わないと思う)もこの間に挟まれていますので炭酸2-イオンの定量はフェノールフタレインで行えます。 15mL×0.1mol/L=1.5×10^(-3)molこれがOH-とCO3^(2-) の合計モル数です。 一方2.5mL×0.1mol/L=2.5×10^(-4)molこれがHCO3^(1-)の量です。 するとHCO3^(1-)とCO3^(2-)の量はもともと同じなので、 OH-は1.5×10^(-3)mol-2.5×10^(-4)mol=12.5×10^(-4)mol 最初のNa2CO3も2.5×10^(-4)mol 初め1Lに溶かし20mLとったので50倍し Na2CO3の量は50×2.5×10^(-4)mol=1.25×10^(-2)mol 炭酸ナトリウムの式量は105.99なので132.5×10^(-2)g≒1.33g 水酸化ナトリウム(式量40.00)の量は12.5×10^(-4)×50×40=2.5g 終わり m(_ _)m
お礼
よくわかりました。答えてくださりありがとうございました。
お礼
参考にさせていただきます。ありがとうございました。