居合、もしくは抜刀術の速さは…?
今書いている小説の一部で、どうしても疑問に思い先に勧めることが出来ませんので、お尋ねいたします。
私は手首のトレーニングのため、剣道の経験はありませんが、家で木刀の素振りをしていたことがあります。
そのとき、木刀を腰に構えた(鞘にさしたイメージ)状態から、落ちてくる枯葉を抜き打ちに撃つ、という遊びをしていたのですが、父親から、「現実の刀は鞘から抜き払うという動作がいる。お前の振り方では、刀なら鞘を割って指を落としてしまう」と指摘されました。
なるほど、本物の刀を持ってみると、これは「抜き払う」という作業だけで一動作必要で、「抜きながらそのまま斬る」ということは不可能のように思われます。
居合用の刀を見ると、かなり短く鞘から抜きやすそうな形状ではありますが、やはり「腰から直接振り出す」ことは難しいように感じました。
テレビなどで居合を見ていても、案外想像したよりはゆっくりした動作のように感じます。(型を行っているため、わざとゆっくりなのかも知れませんが…)一度抜刀してから、あらためて斬る、という動作しか見たことがありません。
これでは、例え間合いの中に敵が入ってきても、例えば相手が腰に拳銃を挿している場合、拳銃を抜いて撃つまでの時間に抜刀して斬る、ということは不可能のように思えてなりません。
本物の居合、あるいは抜刀術というのは、小説などに出てくるような「
抜く手も見せぬ」というほどの高速のものではないのでしょうか?
それとも、私の考え方がどこかで基本的に間違っているのでしょうか?
ご存知の方がおられましたらお教えください。