GFPについて

このQ&Aのポイント
  • GFPの発見と単離について調査すると、Dr. Douglas PrasherとDr. Tsujiがオワンクラゲからgfp遺伝子をクローニングしたことがわかりました。
  • 二つのGFPを比較してみると、塩基数と数個のアミノ酸に違いがあります。これはオワンクラゲに二つのgfp遺伝子が存在する可能性があるか、単にシークエンシングのミスかは不明です。
  • 現在のタンパク局在解析に使用されているGFPは、どちらのGFPが元となっているかについては特定できませんが、細菌に使用されているGFPについて特に知見はありません。
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GFPについて

GFPについてその発見・単離など調べていたところオワンクラゲからgfp遺伝子をクローニングしたのはDr. Douglas Prasher、Dr. Tsujiの二人がいることがわかりました。 二つのGFPを比較してみたところ塩基数、また数個のアミノ酸の違いが確認できました。これはオワンクラゲに二つのgfp遺伝子が存在するという意味なのでしょうか?それとも単にシークエンシングのミスなのでしょうか?ご教授お願いいたします。 また現在タンパク局在解析に用いられているGFPはどちらが発見したGFPを大元にして利用されているのでしょうか?(特に細菌に利用されているものについて) 合わせてよろしくお願いいたします。

質問者が選んだベストアンサー

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  • Dr_Hyper
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回答No.1

この二つのGFPのクローニングされたオワンクラゲはとられた海(海岸)が違います。なのでひとつのクラゲゲノムに二つの遺伝子があるわけでもなく、配列の読み間違いでもありません。その当時の生化学的な解析からこのアミノ酸の違いによっての大きな性質の異なりは無かったと言うことになっています。 Prasherのグループ由来の遺伝子がクローンテックなどにわたり現在の変異体humanized GFPや、発色団などの変異体であるEGFPなどに改良されています。ですので現在はクラゲ由来のGFPのDNAの配列とEGFPなどの改良型のGFPは、コドンをいじっているためにかなり異なったはいれつになっています。 細菌には古いタイプのGFPをそのまま利用しているグループもあるとおもいますが、一番普通のやつといえば、現時点ではPrasher-clonetech系の物ではないでしょうか。

jan268
質問者

お礼

なるほどそうだったのですね。論文を遡っていっても調べ切れなかったのですっきりしました。ありがとうございました。

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