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水素水と活性水素水の違いは?

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水素水と活性水素水の違いというのは、学術的にきちんとした定義がある訳ではありません。販売業者やメーカーによって様々な呼称が使われているだけのことです。活性水素水のことを単に水素水と呼ぶようになったとも言えますし、その作り方の違いで活性水素水と水素水を使い分けたりしますが、明確に決められたものはありません。これらは、科学的な用語というよりも業界用語と言ったものです。 水素水というのは、溶存水素濃度が高い水のことなのですが、その溶存水素がどのような状態で存在するかが議論されています。「活性水素」というのは、九州大学の白畑先生が1998年に発表された仮説で、原子状水素がコロイド状のミネラルに吸着されて水の中に存在し、それが強い還元力(抗酸化力)を示し、過剰な活性酸素を消去するというものです。この発表が様々な議論を呼び、その真偽を確かめるための研究が今日まで続けられてきた中で、原子状の活性水素でなく、高濃度に溶け込んだ水素分子でも抗酸化作用を示すという研究結果なども発表されています。 作り方としても、昔からアルカリイオン水と呼ばれていた電気分解することによって作る還元水やマグネシウムと水との酸化還元反応によって作る還元水、高圧充填によって溶存水素濃度を高めてアルミ容器に封入した水素水など、水素が溶け込んだ水が水素水であり、この溶け込んだ水素の一部が反応性が高く還元力がより強い活性状態の原子状水素であるとするものが活性水素水です。一般的には一部の電解整水器メーカーが電解還元水のことを活性水素水と言っています。 では、なぜこれらに水が注目されているのかというと、話は単純です。 人は酸素を使って活動エネルギーを産生していますが、細胞内でこの酸素を燃焼される過程で、活性酸素という酸化力の強い物質が出来てしまいます。この活性酸素が生活習慣病や老化の元凶と医学界では言われています。 昨今の生活環境や生活習慣は、この活性酸素を過剰に産生するため、体内で作られる抗酸化酵素だけでは、体内の酸化を抑制することができなくなっています。つまり、体内環境が酸化環境になっているのです。 では、この過剰な活性酸素をなくすにはどうするかが問題になりますが、昔から様々な抗酸化物質が注目されていました、ビタミンC、ビタミンE、ポリフェノール、CoQ10などです。 水素というのは化学の定義からいっても究極の還元剤であり、過剰な活性酸素を消去できる力があると考えられる訳です。 では、どうやって水素を体に取り込むかということと、どうやって過剰な活性酸素と化合させるかが問題となるのですが、水に溶け込ませて吸収させたら、それらしい効果が出ていることがわかりはじめたのです。しかし、これだと、あまりにも単純すぎて従来の医学理論にそぐわないことに加え、医学的、科学的にきちんと論証できないが故にその真偽が議論されている最中なのです。 私自身、自分で還元水を飲み始めて、体調がすこぶる良くなったので、何故かと不思議に思って調べたのですが、単なる個人的な思い込みにみを頼りに、疑似科学だとか、インチキ商品、悪徳商法と非難する人が多いのも事実である反面、その効果によって素晴らしい恩恵を受けておられる方がたくさんおられるのも事実です。 一般の方々で水素水を非難しておられる多くの方が引用しておられるのが、山形大学の天羽准教授がつくられた「水商売ウォッチング」というサイトなのですが、あのサイトに書かれていること事体は既に時代遅れになっており、水素水や還元水については、様々な研究によって解明されていくに従い、天羽准教授ご自身の昔の言動と矛盾し始めたために、今では全く更新されなくなり、まともなことも言えなくなっているようです。自ら体感された上での記述ではないので、大学の先生だから間違っていないだろうと信じてしまうのは早計です。 科学的に説明できないことは、この世にはまだまだたくさんあります。もし、人の生命とか健康が科学的に完全に解明されているのなら、病気で苦しむ人々はいなくなる筈です。 水素水や活性水素の効果、効能は完全に理論的解明がなされた訳ではなく、まだ研究段階です。 しかし、その恩恵を授かった人は数多くおられ、これらの水の効果を信じるか信じないかは、あなたご自身の判断だと思います。

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