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実際のビジネスにおける連結と企業結合について

いま現在、経理職には就いていないのですが、簿記1級を勉強しています。 連結会計を勉強していて思ったのですが、連結と企業結合の根本的な違いは投資と資本の相殺をするかしないかぐらい(連結修正仕訳もありますが、それはさておき)と考えています。 実際のビジネスの現場において、合併と連結はどのような違いがあるのでしょうか?実際に会社がくっついていようが、離れていようが、財務諸表の上では同じように一つの経営主体なので、いまいち違いがはっきりしないので困っています。 連結も2つ以上の企業を一つの経営主体とみなすから、資本金が増えても良いような気がします。

  • ghfjri
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質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • aokisika
  • ベストアンサー率57% (1042/1811)
回答No.3

権限委譲の違いです。 企業結合して1つの企業になると、経営の最高責任者は社長1人になります。このたった一人の社長が全社の重要な事項を決定しなければなりません。会社が小さいうちは良いのですが、大きな会社になって、たとえば、 従業員数10万人、販売製品のカテゴリーが300、製品の種類は35、000種類というような会社だったらどうなるでしょう? カテゴリーAの新製品開発をしたいので予算が欲しい。 カテゴリーBも新製品開発をしたいので予算が欲しい。 カテゴリーCもDもEも・・・・・・。 全部を開発するだけの予算はない。どの製品開発を優先したら良いか? カテゴリーFの商品Pの売れ行きが良いので、生産設備を拡大するための予算が欲しい。 カテゴリーGも商品Qの売れ行きが良いので、生産設備を拡大するための予算が欲しい。 カテゴリーH、J、・・・・。 営業拠点を強化するための求人を・・・・。 製品の仕入先拡大のために国外へ・・・・。 などなど、これらをたった一人の社長が決めていたら、1日が48時間あっても足りません。1年が500日ぐらいないと、来期の方針が決定できません。 でも、もたもたしていると、他社に遅れをとってしまうかもしれません。そうならないために責任者を決めて権限委譲をします。 カテゴリーAからEまでの責任者はX氏、 カテゴリーFからJ間での責任者はY氏 ・・・・ というように決めます。 X氏は担当した商品分野について、 どんな消費者をターゲットにして、どの製品を強化して、どんな売り方をするか、 宣伝はどうするか、生産設備はどうするか、人員は、予算は・・・・ などの全てを決めます。 どうせですから、必要な資金を銀行から借りたり、株式を発行して資金を集める権限まで与えてしまいましょう。そうすると、大元のトップの社長が決めることは、基本方針だけで済みます。 おや?X氏の権限て、カテゴリーAからEまでの会社の社長と同じになってしまいましたよ。 だったら、分社化してX氏を子会社の社長にしてしまいましょう。 というわけです。

ghfjri
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 経営の効率の観点からの指摘ですね。 よくわかりました。

その他の回答 (2)

  • -9L9-
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回答No.2

合併したら一つの会社になるので、もともと別々の会社であることが前提の連結対象法人とは全く違います。法的に一つの会社か別の会社かということは、問題が生じたときの責任の面などで大きく違います。また、決算のもとになる帳簿組織も連結対象法人では個別に存在しますが、合併した会社はあくまで一つの会社になるのですから、帳簿組織も基本的にひとつです。 会計制度では経常時の経済的な実態を重視しますので連結という考え方が出てきますが、トラブルの解消のための制度である法制度では権限の範囲を明らかにする必要があり、会計とは異なる観点で考えます。

ghfjri
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 会計制度と法制度の兼ね合いから、連結と合併の違いが明確になりました。

  • tom0014
  • ベストアンサー率31% (192/605)
回答No.1

回答にはなっていないのですが 連結の場合税務申告は各自でおこなっています。 連結では税務上は別会社というわけですね。

ghfjri
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 税務の観点からの指摘は今のところなかったので、新しい発見になりました。 この回答者さんのおっしゃるとおり、税務上、連結会社は別々に税を収めるならば、連結会社はすべて企業結合してしまった方が納税に対する手間が省けるはずだと考えています。法的に責任の所在を明確にしておくことのほうが、税務の手続きの煩雑さよりもメリットがあるということですかね?どなたか、なぜ連結会社が企業結合しないのか、わかる方はいらっしゃいませんか?

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