タンパク質のカラム吸着について

このQ&Aのポイント
  • タンパク質の精製においてカラムの吸着がおかしい状態になっており、塩濃度の上昇によって溶出される範囲が広がってしまっている。
  • 陽イオン交換で塩濃度を上げると、目的のタンパク質が溶出される範囲以外でも溶出される問題が発生している。
  • タンパク質の量が増えたことにより、カラムの吸着能を超えてしまい、溶出される範囲が広がった可能性がある。
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カラムの吸着

こんにちは。いつも質問にお答え頂き感謝しています。 タンパク質の精製を始めたのですが、タンパクのカラムへの吸着がおかしく、イオン交換で塩濃度を上げて溶出していくと、今まで目的のタンパクが溶出される場所以外でも溶出されてしまい、困っています。 具体的に言いますと、陽イオン交換で、0~1000mMまで塩濃度を上げていくと、以前でしたら400~500mMで溶出されていたのが、現在では300~600mMと広い範囲で溶出されてきます。フロースルーやWashでは溶出されてきません。重力落下法で精製を行い、ゲルは毎回新品を使っています。原因としては、タンパク質の量が増えたため、カラムの吸着能を超えた結果、溶出される範囲が広がってしまったのかと考えています。 乱文で申し訳ございませんが、みなさまのご意見をお聞かせください。よろしくお願いします。

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質問者が選んだベストアンサー

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  • Dr_Hyper
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回答No.2

「原因としては、タンパク質の量が増えたため、カラムの吸着能を超えた結果、溶出される範囲が広がってしまったのかと考えています。」 仰るとおりだと思いますよ。 いままでは検出限界以下だった量の目的のタンパク質が、検出できるようになったと考えるのが一般的でしょうか。 量を減らしても同様の結果になる場合には、bufferの組成などをもう一度ご確認ください。

その他の回答 (1)

noname#160321
noname#160321
回答No.1

>カラムの吸着能を超えた結果、溶出される範囲が広がってしまった そう思うなら、減らしなさい。 研究者、技術者なら思い付いたらすぐ実行!

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