• ベストアンサー

GST融合タンパク

現在、目的のたんぱく質をGST融合タンパクとして大腸菌内で発現させ、アフィニティーカラムを用いて精製を行っています。上清には十分量でてきているのですがカラムを通してもほとんど吸着しません。しかも少ないながらも吸着したものを溶出してもでてきません。グルタチオン濃度を上げてみましたが変わりませんでした。トラブルシューティングを参考にしながら考えられるところを変えてみましたが改善されませんでした。周囲の人に聞いても良い回答は得られませんでした。現在のところ目的のタンパク質の構造による影響と考えていますが、このままではいつまでたっても十分量精製できないので非常に困っています。同じ様な経験がある方、こんなふうにしたら解決したなどありましたらおねがいしますm(_ _)m ちなみに目的としているタンパク質は20kDaです。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
noname#55430
noname#55430
回答No.3

カラムに通すときのpHはあげてみましたか?8.0くらいまであげると結合が改善することがあります。また、菌体量に対する、buffer量はどれぐらいですか? あまり少ないと、破砕したときにpHが下がってうまくいきません。 5-10倍入れた方が確実です。 破壊するときのバッファーの組成は?PBS使用ですか? 思い切って、NaClを抜いてしまってもよいかもしれません。 なくてもノンスペはそんなにつかないから。 少しデタージェントと加えても変わります。あんまり入れるとよけいにつかなくなりますけど。 最後の溶出はfluoriteさんがいわれるように塩を加えて溶出をすすめます。 出てこないというのは、カラムを最後SDSなどで洗った結果ですよね。 上清にあるようでしたら、陰イオンー陽イオンカラムと普通に通した方がはやいようなきもします。どちらもそんなに高い物ではないですから。 その後、アフィニティーに通すと結果が変わることもあります。

koolash
質問者

お礼

ありがとうございます。ゲル濾過を試してみようと思います。また、ベクターを変えることも検討中です。

その他の回答 (2)

  • fluorite
  • ベストアンサー率22% (4/18)
回答No.2

後,考えられる対策としては結合BufのpHを範囲内で変えてみるとか, NaClを加えて溶出Bufのイオン強度を上げることぐらいしか思いつきません... また,分子量の小さいタンパク質の溶出には通常より多量の溶出Buf.がいるはずですので 少し流速を下げて長めに溶出を行うともしかしたら出てくるかもしれません. 一般的なアドバイスしか出来なくて申し訳ないです. 考えたくないことですが,融合させているタンパク質がGSTの構造変化を起こしていて 結合出来なくなっていると云うこともあるかもしれません. 私も今精製しているタンパク質がどうしても不溶性画分に出てきてしまうので リフォールディングをどうしようかと思案中です. タンパク精製は個々の特性があって大変だとは思いますが頑張ってください.

koolash
質問者

お礼

ありがとうございます。タンパク精製で苦労しているのは自分だけではないと知り少し気が楽になりました。がんばります。

  • fluorite
  • ベストアンサー率22% (4/18)
回答No.1

詳しい精製条件が解らないのでなんとも云えないのですが, 菌体は超音波処理で破砕してるのでしょうか?やりすぎると タンパク質が変性してカラムに結合しなくなることが時々あると 聞きました. また,破砕するときのbufferに終濃度5mMになるようDTTを加えると 改善されることがあると云うことですが,試されましたか? 私はHisタグ融合タンパク質しか精製したことがないので 友人から聞いた話で,申し訳ないのですが...... でも,恐らく一般的なトラブルシューティングだと思いますので 既に試されてたら申し訳ありません. それと,どんなことを試されたのか書いていただけると助かります.

koolash
質問者

お礼

早速の回答ありがとうございます。試したことについて詳しく書きませんでした、ごめんなさい。破砕するときのバッファーにDTTを加えてみたことがありますが改善しませんでした。あとはカラムを通す前にDNase処理をしたこともあります。ちなみにフリーのGST(これはGST融合タンパクより明らかに少ない)はカラムに結合しているようで、溶出すると太いバンドとして検出できました。

関連するQ&A

  • GST融合タンパク質発現ベクターpGEX6Pについて

    初めて質問いたします。 現在GST融合タンパク質を発現、精製するために、 pGEX6P-1(GEヘルスケア)というベクターを用いております。 培養条件は37度でOD0.5まで培養し、 IPTG 0.05mMまで添加後、 20度でovernight、培養しております(ホストはBL21でDE3ではないです)。 その後グルタチオンカラムで精製すると、 なぜか目的のタンパク質のほかにGSTそのものも発現しております。 他の目的タンパク質を導入した際にもこういったことがおきております。 こういったことは一般的なのでしょうか? かなりGSTが発現してしまっているので、 カラムで精製したときに目的タンパク質の収率が非常に悪くなっているように思います。 アドバイスいただけますと助かります。 よろしくお願いいたします。

  • 現在、GST融合タンパクを精製しているのですが、樹脂に吸着させた後、T

    現在、GST融合タンパクを精製しているのですが、樹脂に吸着させた後、ThrombinでGSTを切り離してから溶出させています。 その際、SDS-PAGEで確認するとタグは切れているようなのですが、樹脂に絡まって溶出されてこないというトラブルに合っています。 このような問題の場合、一般にはどのような対処をされていますか。 私は、塩濃度を上げてみる、溶出bufferにTriton等を入れてみる、などを検討しているのですが…

  • Fc融合タンパクの精製について

    タンパク関連の実験をしている大学生です。 研究材料のため、分泌型Fc融合タンパクを動物細胞で作成しています。 目的のFc融合タンパク遺伝子をベクター(pcDNA3)に組み、動物細胞にトランスフェクションし 分泌させて回収し、プロテインAカラムを使用して精製しております。 精製したものを抗Fc抗体でウエスタンブロッティングを実施すると 目的のタンパク+Fcタンパクの分子量のところのバンドの他に、 Fc単体である約25KDaの所にもバンドが確認されました。 この遊離のFc単体のタンパクは、どうして存在するのでしょうか? Fcと目的タンパクは必ず融合して発現するものの、Fcとの間で切れてしまうのか、 目的のタンパクとFcをコードしている遺伝子において、時にFcの所からしか翻訳 されないことがあるのでしょうか? この遊離の単体Fcはどこからくるのか、どなたかご存知でしたら教えていただきたいです。 よろしくお願いします。

  • His融合蛋白の精製

    関連トピをいくつか読み試してみましたが改善されませんでしたので新しく質問させていただきます。 1kbほどの遺伝子をpET32ベクターに組み込み、His融合蛋白として発現させました。 可溶性に発現していることは抗His抗体を用いたウェスタンブロッティングで確認しています。 カラムを用いて精製しようとしているのですが、融合たんぱくが全くカラムに吸着しない状態です。 バッファーの組成、pH確認及び調製の再確認 結合バッファーのイミダゾールの除去 を行いましたが改善されず、 4M尿素(カラムの許容範囲)を添加してみても改善されず・・ 使用しているカラムはニッケルが添加済みのものです(アマシャムとインビトロジェンのものを試しました) HisはN末についているのですがC末に付け替える以外には改善策はないのでしょうか?

  • 融合蛋白

    Igf1r遺伝子がコードしている蛋白(約735aa)をリコンビナント蛋白で発現させ、それを抗原としたモノクローナル抗体を作成したいので、融合蛋白として発現させようと思います。 その蛋白の抗体はありません。 そこで、ヒスタグにしようかGSTにしようか迷っています。判断の基準も良く分かりません。どちらが良いのでしょうか?

  • GST結合タンパク質が精製できません

    GSTに結合した目的タンパク質が精製できずにいます。 具体的には、グルタチオンセファロースに結合させて、溶解した液をSDS-PAGEで電気泳動した際に、目的のバンドと同じくらいの濃さでで他のバンドが複数出てしまっています。 同じような経験をして、それを解決された方 もしくは、改善する知識をお持ちの方がいましたら教えていただけないでしょうか? 目的タンパク質は50kDaです。 大腸菌はBL21で, 培養は20℃でOD650=0.4にしてからIPTG 0.1mM加えて、20℃でオーバーナイトしています。 グルタチオンセファロースはGEヘルスケア製です。 カラムではなくバッチ法で精製しています。 どなたかよろしければ教えて下さい。

  • タンパクの精製について質問があります。

    タンパクの精製について質問があります。 GSTタグ融合タンパク質をG-sephaで精製しているのですが、樹脂から溶出されなくて困っています。 タグはThrombinで切り離して、Thrombin処理後にbufferで溶出しています。 bufferには100mM程度の塩が加えられているのですが、どうも樹脂に絡まって出てこないという状況 なので、思い切って500mM~1Mの範囲で、条件を検討してみようかと思っています。 塩濃度を上げすぎるとタンパクに良くない(変性する)などの問題が出てくるでしょうか。 また、1Mの塩が入っているbufferで溶出しても後に透析などで塩を除けば大丈夫なものなのでしょうか。 また、塩で溶出した場合、Thrombinで切断されずに残ったGST融合タンパクがタグ付きで出て来てしまう、切断はされたものの、GSTタグだけのものもG-sephaとの相互作用が弱くなって出てきてしまう、などのトラブルはありえますか。 素人なので良くわかりません。 どなたか経験者の方、ご教授よろしくお願いします。

  • カラムの吸着

    こんにちは。いつも質問にお答え頂き感謝しています。 タンパク質の精製を始めたのですが、タンパクのカラムへの吸着がおかしく、イオン交換で塩濃度を上げて溶出していくと、今まで目的のタンパクが溶出される場所以外でも溶出されてしまい、困っています。 具体的に言いますと、陽イオン交換で、0~1000mMまで塩濃度を上げていくと、以前でしたら400~500mMで溶出されていたのが、現在では300~600mMと広い範囲で溶出されてきます。フロースルーやWashでは溶出されてきません。重力落下法で精製を行い、ゲルは毎回新品を使っています。原因としては、タンパク質の量が増えたため、カラムの吸着能を超えた結果、溶出される範囲が広がってしまったのかと考えています。 乱文で申し訳ございませんが、みなさまのご意見をお聞かせください。よろしくお願いします。

  • 分離精製後のペプチドの検出限界について

    ペプチドの検出限界について教えて下さい。 大腸菌発現系などで発現させたペプチドを精製したいと考えています。最終的に、27kDaのGSTと目的ペプチド1kDaをゲル濾過等に よって分離することを考えているのですが、精製後確認する方法がなく、困っています。 電気泳動では、10kDaくらいないと分けられなそうなのですが、1KDA~3KDA程度のペプチドを検出するにはどのような手法があるのでしょうか。 よろしくお願いいたします。

  • 不溶性蛋白の可溶化(組み換え蛋白の発現)

    いつもお世話になっております。 組み換え蛋白をGST融合蛋白として発現させる系をおこなっております。 目的の蛋白が不溶姓にでてくるのですが、これを可溶化させるために次の方法を考えております。 1、界面活性剤を用いて再可溶化 2,cold発現ベクターでの発現 これ以外にこうやったら可溶化したよ、という方いらっしゃいましたらお教えいただけたら幸いです。 最初の可溶化はPBSにリゾチームを添加したもので凍結融解を10回くりかえして行っています。