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石炭の非共有結合

石炭の非共有結合として 1. ベンゼン環のパイ電子-パイ電子相互作用 2. 電子供与基と電子受容基の電荷移動による力 3. ファンデルワールス力   が知られているようです。 このうち、1,2について、具体的に教えてください。 1.では、ベンゼン環のパイ電子とベンゼン環のパイ電 子の間では反発が起こるように感じられますが...。 2.では、プラスイオンとマイナスイオンのような引力  のイメージでしょうか。具体的な官能基は何になる のでしょうか。

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noname#21649
noname#21649
回答No.2

「相互作用」を「化学反応をする機構における電子の動き」として.答えます。 まず.電子の動きは.「不確定性原理に基づいて.一定していない.ある瞬間にはある確率に従って.解離した状態も取りうる」事はご存知でしょう。 次に.物質の一般的特徴として.「似たような構造の物はファンデルワールス力の関係で結合しやすい」という.「しょうせき」(溶解-再結晶と言ったほうがわかりやすいですか)の原則があることを思い出してください。 最後に.ベンゼンの融点は0度程度で.比較的ファンデルワールス力が強い.ということを思い出していただきます。 すると.「反発」は.比較的起こりずらい.と感じがつかめてくるはずですが.いかがでしょうか。 パイ電子が関係した「ベンゼン環」の結合.として比較的知られているのは.「石墨(グラファイト)」です。これは.平面状にベンゼンリングが広がり.ベンゼンリングがZ方向に重なった結晶構造をしていています。 パイ電子雲の相互作用がSP2混成軌道による結合に比べて弱いために.はがれやすいという特徴を持っています。 2.の内容を説明する前に.石炭分子の構造について.説明しないと.わかってもらえない可能性がありますので.石炭の構造を 大体.ベンゼン環が200-1000個(数の違いは石炭化の程度の違い)ほぼ平面状に結合した形態で.0.1WT%程度のN,S、O等を含む複素環式芳香属化合物であり.弱い酸性や弱い還元性を持つことから.末端COOHやCHOをもつ.フミン酸・フミンアルデヒドであること.場合によっては.NO2やNH?の末端も持っていること。 また.熱分解物の測定から.線上のSP2.SP3結合も存在する部分がある事がしられています。 従って.石炭を「ベンゼン環の重合体」と近似は出来ません。本来のベンゼン環の重合体であるならば.グラファイト(X線かいせきを使用した結晶構造の研究から言われている内容です)と同じ特性を持つ必要がありますから。 というわけで.部分的にヘテロ環があり.ここで.電子供与・電子受容が発生しますし.末端にカルボン酸等が存在する.又は中間にN,O,S,RCH3、CH2等が存在することからも.同様なことが起こります。

noname#21649
noname#21649
回答No.1

>具体的に教えてください。 何を? 有機反応機構は.ご存知ですか?

takeki
質問者

お礼

遅くなってしましましたが、回答有難うございました。回答内容、良く考えてみます。

takeki
質問者

補足

>具体的に教えてください。 何を? 相互作用の発生原因とそのメカニズム。 有機反応機構は.ご存知ですか? はい。

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