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「~せずにおられません」?

otasuke009の回答

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回答No.4

文法に明るいと言えるかどうかわかりませんが。 No.1の補足で書いておられるとおり、 「おれません」は「ら抜き」ではありません。 現在もっとも普通と思われる「いられません」は、 上一段活用の「いる」未然形に可能の助動詞「られる」がついた形です。 「おれません」は、可能動詞で、上一段活用の「おれる」です。 可能動詞は、比較的新しく生まれてきたものです。 私の引いた辞書ではこの意味での「おれる」は項目として上がっていませんでした。 可能動詞の類例はwikipediaにたくさん載っていましたので、ご覧下さい。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8F%AF%E8%83%BD%E5%8B%95%E8%A9%9E 「おられません」は、五段活用の「おる」の未然形に可能の助動詞「れる」がついたものです。 この「おる」はほとんど現代語では「いる」に取って代わられていて、 古めかしい言葉だと言っていいでしょう。 しかし、上記wikipediaで論じられているとおり、 五段活用動詞+「れる」が、本来の可能表現であり、誤用とは言えないようです。 質問の中には出てきませんが、「~せずにはいれません」という言い方もだんだん増えてきそうな気がします。 これは上一段+「れる」のいわゆる「ら抜き」言葉ですね。 「ら抜き」には合理性があるとして積極的に認めようとする意見が多く、なかなかの説得力があります。 「レタス言葉」というのがあって、これと比較した http://homepage1.nifty.com/forty-sixer/ranuki.htm の「「ら抜き言葉」は本当に「ら抜き言葉」なのか?」はよくまとまっているようなので、一読されてはいかがでしょうか。

tetnet
質問者

お礼

otasuke009さん、ありがとうございます。 > 可能動詞の類例はwikipediaに 目からウロコ! 可能動詞は活用形ではなく独立単体の不定詞(日本語文法に適用できる呼称かわかりませんが)だったのですね(No.1さんへの御礼で自ら引き写しておきながら意味がわかっていなかったとは、我ながら恥ずかしいお笑い種です)。 すると、古来の可能表現「おられる」と可能動詞「おれる(おり得るの変化形?)」は別物としてどちらも誤用ではないということになりそうですね。 > 「ら抜き」には合理性があるとして そうなんですよね、それが口語を単純に文法的な正誤で割り切れない難しさの一端だと思います。特に敬語そのものすら正しいとされる使い方が崩れつつある昨今ではうべなるかな、です。 > 「ら抜き言葉」は本当に「ら抜き言葉」なのか? これは僕も質問をする前にざっと読ませていただき、なるほどなぁ、と思いました(きちんと読んでいれば可能動詞のことも理解していたはずですね)。 いずれにせよ言葉が時代と共に変化する生き物である以上、文法を盲信して目くじらを立てるより、言葉の機能を合理的に判断して使っていく(可能動詞の誕生もそうした経緯なのでしょう)方が現実的なのでしょうね。 何気ない疑問から思いがけずいい勉強をさせていただきました。 otasuke009さん、みなさん、改めてありがとうございました。

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