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プラスチックのリサイクル
プラスチックのリサイクルの仕方を教えてください。 プラスチックにはいろんな種類がありますが ポリプロピレンとアクリル、また他のプラスチック素材が入っても一緒にリサイクルされるのですか? それとも混合するとリサイクルが難しいという事があるのですか? 環境にやさしい商品を作ろうと思っていますが、ポリプロピレンのみでするか、ポリプロピレンにアクリルビーズを使ってデザインを入れるかと考えています。 プラスチックリサイクルで出せるのか、それとも燃やすゴミでださなければいけないのかも考慮に商品を考えたくすみませんが宜しくお願いします。
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プラスチックスを、製品としてリサイクルさせようとする場合、同一のプラスチックスだけを分別する必要があります。 プラスチックスは、強化したり製品に役立つ性質を出すためにいろいろな添加剤を加えて作りますが、これが混ざった時点でリサイクルで作れる製品の幅が大きく変わってしまいます。 このため、ペットボトルのふたを取り分けたり、テレホンカードなどだけを回収したりということに意味があるんです。 この点が、ガラスよりも大きく劣る点です。 ただ、実際に、ペットボトル(ポリエチレンテレフタレート)以外は、個別に分別回収をしたりはしていませんよね。なので、この点で配慮されてどのくらい有効かは疑問です。 なお、本気で環境負荷を考慮されるのなら、セルロイドの利用を検討されてみてはいかがでしょう。
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- drmuraberg
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丁寧な補足ありがとうございました。 ホテルや旅館のサービスの歯ブラシを見る度に、勿体ないと思い 持参のものを使っていました。 家では、家内が定期的に、しかもこまめに歯ブラシ交換をするのを 勿体ないと思いながらも、黙って見ていました。 親の形見とか名入れなら捨てないのにと馬鹿なことを考えながら。 さて、最近ドイツ人の友人達を「お前らの国民スポーツは、サッカー からリサイクル運動に変わったのか?」とからかうことが有ります。 小さな事でもキチント徹底して実行する。一つ一つは小さくとも、 全体では大きな流れになる言わんばかりに、実践しているようです。 一つ一つの具体的な効果は目に見えなくとも、意識を変えることにも 貢献するように期待しています。
- drmuraberg
- ベストアンサー率71% (847/1183)
No.1の回答に有るように、プラスチックのリサイクルは、まず回収と分別から始まります。 樹脂種類毎の分別無くして、素材としての再利用は不可能と考えてください。 しかし、現在のところ有効な分別回収が行われているのは、 1)PETボトル、 2)家電ハウジングなどのポリスチレン系樹脂、 3)自動車部品用樹脂(バンパー等)、 4)包装容器(発泡トレーも含む)、 くらいです。 その他の樹脂は可燃ゴミまたは不燃ゴミとして、焼却されたり埋立てられたりしています。 さて、ご検討中の歯ブラシですが、ブラシはナイロン樹脂、柄はPP、アクリル、熱可塑性 ポリウレタン、またはそれらの混合物で小物です。 どう努力されても最終的には、ゴミとなる運命です。 再利用とゴミの現状は2007年のデータでは(万トン)、 樹脂廃棄物 約 1000 材料として再利用 200(内68中国へ輸出) 製鉄燃料 30 燃料(セメント用等) 60 発電燃料 300 焼却(熱利用) 140 焼却(ゴミ) 140 埋立て 130 熱利用(焼却)が53%です。 ちなみに、リサイクルキャンペーンをして集めているPETボトルは 樹脂消費量55、回収40、材料として国内で利用は僅か11万トンで、 29万トンは焼却されたか輸出されたかです。 家電メーカや自動車メーカが全力で取組んでいる、樹脂材料リサイクルも 130万トンを越すことは無いわけです。 分別して集めている包装容器も、大部分は燃やされているわけです。 小物樹脂製品にとって、最高のエコ製品は「長持ちする、愛着の持てる、使い捨て されない」製品です。 寿命が終わり、燃やされて熱エネルギーとなる時は溶けて熱分解されれば大差の無い 燃焼ガスです。 製品開発は、この観点から行われるようお勧めいたします。 いわゆるエコで、生分解性樹脂を使った歯ブラシが2,3年前にもてはやされました。 材料が高い→製造のエネルギーが多い→反エコで、捨てられた歯ブラシどうするの? という問題は隠されました。 自然由来の素材でも、加工の為のエネルギーが膨大なもの→反エコで、セルロイドは その代表例です。 多少高くても、愛着の持てる、長く使える、消耗部分は交換可能の様な 良い製品を作ってください。 プラスチックリサイクルのより詳細に付いては下記URLとリンク先を参照下さい。
お礼
とても参考になる回答をいただけてありがとうございます。 教えていただいた内容を参考に商品をアピールするか方向を決める事ができます。 Drmurabergさんが高い知識を持っている事と自然のことを深く考えていらっしゃる方なのかと思い尊敬の念を抱きました。 愛着の持てるそして長く使えるよう考慮した物を作りたいと思っています。 ご回答本当にありがとうございました。
補足
先日の続報です。 プラスチックの再利用が難しそうですが、将来もしPP部分が個別に再利用されるようにと思って工夫しました。 ECO歯ブラシとして「ぱっちん歯ブラシ」が私のアイディア商品なのですが金型に微調整を加えれば発注できる段階に来ました。 MyToothBrushとして愛着が持てるように携帯などにも貼れるシールを利用してデモンストレーションする予定です。 シールなら将来もしリサイクル可能になった時分別が安易にできます。 この商品はできるだけ長く使えるよう工夫もしましたが、ゴミになった時にもまた原料になるよう心配りができました。 大きな成果を出す為にはまだこれからなのでそれを果たす為に頑張ります。 ありがとうございました。
- katokundes
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ttp://www.jcpra.or.jp/index.html 財団法人 日本容器包装リサイクル協会 ttp://www.pprc.gr.jp/index.html プラスチック容器包装リサイクル推進協議会 ttp://www.pwmi.or.jp/home.htm 社団法人プラスチック処理促進協会
補足
ご丁寧な説明ありがとうございました。 製品は歯ブラシなので材料はいろいろ調べてポリプロピレンでいこうと思っています。 調べたところ、材料にゴムが使われているとリサイクルされないと知りました。またヘッド交換タイプなのでハンドル部分は全てプラスチックで仕上げるつもりです。 そこでそのハンドルを廃棄する時にアクリル素材がついている事でリサイクルしずらくなるか知りたかったのです。 今はプラスチック(PETと発泡スチロール以外)は不燃物ゴミではなく焼却ゴミとなっていますが、将来再利用がもっと進むと考えた事を考慮して商品を作成したいと思っています。 私の解釈はアクリルとポリプロピレンがくっついてもそれほど影響がないと受け止めましたが間違いがありましたら教えてください。 宜しくお願いします。