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日本語に翻訳する際のルールを教えてください

現在、翻訳を独学で勉強している者です。 よく英文小説などを読んでいると、 (1)アルファベット全てが大文字の単語、 (2)斜め文字、(3)エクスクラメーションマークの 連続などを目にします。特に(1)や(2)など、強調と 読み取れるのですが、この部分を日本語で書いた場合の 特別な表記方法はあるのでしょうか。 また、エクスクラメーションマークが例えば2つ、 3つ並んだ場合など、日本語の方もそれに従った数の エクスクラメーションマークをつけていいのでしょうか。 どなたかお詳しい方、ご教示いただけますと幸いです。 また、もし表記ルールなどを集めた参考書をご存知でしたら 教えてくださいませ。 よろしくお願いいたします。

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  • ベストアンサー
  • ucok
  • ベストアンサー率37% (4288/11421)
回答No.3

統計の表か何かならいざしらず、小説においては、(1)~(3)に関する決まった表記方法はありません。原文の意図をくんで、それを自然な日本語にしていくだけです。そして、英語の小説では自然に使われる(1)~(3)を、日本語の小説でやたらと使うと不自然です。 例えば、「He *was* there.」というセンテンスがあって**内がイタリックだとします。こういう場合には、文脈にもよりますが、例えば「やっぱりいたんだ」などと「やっぱり」のような気のきいた日本語を補足すればいいのです。ほかにも「こそ」など、便利な単語を頭の中や個人的なメモ帳にストックしておくといいでしょう。 エクスクラメーションマークも同様で、明らかにそのまま「!」を転記したほうがいい場合もあれば、そうでない場合もあります。例えば、英語では冗談の末尾に決まって「!」を添えたりしますよね。これを日本語でいちいちやってしまうと、冗談を大声で叫んでいるように読めてしまいます。なので「なんてね」などの表現を添えるなどして、訳を工夫するのです。 ちなみに、傍点を多用する訳者もいますが、見づらいと感じて毛嫌いする読者もいます。また、太字や、さらにはルビなどは、編集者側の作業が煩雑になるので、できれば避けたいところですし、出版形式によっては避けざるを得なかったりします。 というわけで「表記ルール」はあまり作りようがありません。ただ、こなれた日本語を書くための参考書ならいろいろとあります。古い本ですが、私は『直訳克服! バランス翻訳の法則』と『日本語はこう書く』の2冊が役に立ちました。ほかにも翻訳関係の実用書や雑誌はたくさん出ていますので、独学でやっておられるなら、書店などで物色してみるといいでしょう。

noname#142934
質問者

お礼

大変詳しくご説明くださり、どうもありがとうございます。 「なるほど」と納得する部分が多く、大変参考になりました。 お勧めいただいた参考書をすぐに探してみます。 お忙しい中ご回答いただきありがとうございました。

その他の回答 (2)

noname#111034
noname#111034
回答No.2

No.1の追加です。 「傍点をつけて強調する」というのも,一般的なやりかたです。

noname#142934
質問者

お礼

わざわざありがとうございます。 参考にさせていただきます。

noname#111034
noname#111034
回答No.1

しばらく回答がついていないので,ボランティア事業しましょうか。ぼくには訳本はありますが,あいにくこういう表現のない学術書なので,経験者ではありません。 >強調と読み取れるのですが、この部分を日本語で書いた場合の特別な表記方法はあるのでしょうか。 日本語で強調する場合,ふつうはゴチックにします。個人的には変則技だと思いますが,大江健三郎の作品(『みずから我が涙をぬぐいたまう日』だったか?)に「あの人」(だったか?)だけがゴチックで連なる,やたらくどい表記があったように記憶します。 あるいは,字体を変更できないなら,「」や<>でくくるという方法もあるでしょう。 -------------- 感嘆符や疑問符をいくつつけるかは,訳者の裁量なんじゃないでしょうか。訳本は,原本があるとはいえ,訳者の作品なんですから。

noname#142934
質問者

お礼

ご回答いただき、誠にありがとうございます。 大変参考になりました。 もっともっと勉強を重ねてまいります。

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