• ベストアンサー

すっごく純粋に「小説ってつまらないような」と思っている(思うようになった)方

never-nessの回答

回答No.2

だいぶお困りのようですね。 フィリップ・キンドレッド・ディックがどこかで(消滅したサンリオ文庫版か何かだったか)で書いていましたね。 世の中の作品の90%はゴミだ と。さらに開高健も よいものは少ない とエッセイで述べています。 そう、確かに「面白いもの」は少ない。探し出さないと見い出せない。何やら先哲の語る人生の奥儀めいて妖しく発光する文言です。 当方はかれこれ30年以上も純文学系といわれる文芸誌を毎月数冊読む習慣を持っています。村上龍や村上春樹のデビュー作やらその年の各賞の受賞作やらを、他人の評価を見る前に読んでいます。そのおかげで書き下ろし単行本までは手がまわらず、初めのころは気にしていたものの、いつのころからか気にならなくなりました。 その理由は、どの作品もおしなべて「面白くない」と感じだしたからです。それでも何か光る一文に出会えるかとの思いがあって、醜女の深情けよろしくせっせと貴重なお金をつぎ込んでおります。 そういうわたしがご質問の文を拝見して申し上げることは (1)面白くないのならやめたら? あるいは (2)面白いものがあると信じて読み続けたら? です。この二つの文は実は等価なのですよ。 私の好きな青臭いことばがあって 文学はそれなしでは生きられない人間にとっては全てである というものがあります。どうしようもなく魅かれるから、飽きもせずしかし我ながら呆れること多く、どこの馬の骨が書いたか分からない、所詮は出版社の営業のための、毒にも薬にもならない単なる資源の無駄と言い得る「作品」や「作品もどき」を読むのです。 これは好悪というレベルを超えています。 質問者さんが書き連ねていらっしゃる多くの「?」が、それがあるから「小説」がつまらないと思うのなら(1)を選択し、小説などという暗い趣味から離脱し後の貴重な人生をもっと有意義な時間となるような過ごし方をなさればいい、と思います。 私が何を伝えたいかおわかりでしょうか。 お分かりになれば多くの「?」は自ずとフェードアウトしていくでしょう。 ※ところでふと思ったのですが、物書き卵さんの書いているまたは書こうとしているジャンルは、あの文章で漫画を書く「ライトノベルス」ではないですよね。もしそうであるなら今まで書いてきたことは忘れてください。アドバイスにはなりませんから。 回答になっていないことは重々承知で根本のあたりに触れてみました。 不尽

kaka-rin
質問者

お礼

実をいいますと、小説を読むことに関してはひどく「重傷」なのです…。 買ってじっくり読むより、立ち読みで集中して把握、よほど面白ければ買う、という効率主義へ行き、ここで結局小説より教養本の方に手が伸びるようになる(第一段階)。小説も序章で面白いと思ったけど想像内の期待が高まる一方で、実際は中だるみ(第二段階)。理想の展開・文章ばかり追い求め、自分の小説も「こんなんじゃダメ」「もっと良くなるはず」と直しばかりで進まず(第三段階)。参考になる小説を求めてさまようも、理想がそうそう転がっているはずもなく、一行読んで「違ーう!」と本を閉じずにはいられなくなる(末期)。 だから今は、「読まずに書いている」という状態なのです(小説以外は読みます)。ま、理想と現実の腕がついて行かないことには人の作品をけなす権利もありませんが、権利なくてもけなします。 閑話休題。(←使いなれない言葉を使ってみた) 私も好きな言葉があって「本を読まなければ豚になる。本を読むだけでは犬になる」。それが第一段階につながっちゃったわけですが、やっぱり本は読んで考えてこそ。読む人それぞれの鏡であって欲しいと思います。 つまらない作品は多いことでしょう。文字の一つ一つが読者のお金と時間、労力から視力までも奪っているというのに。 しかし、私はつまらない、だけではない毒が、いや麻酔が、副作用が小説にあるような気がするのです。物語も描き方も、場合によって間違いの感覚を与えてしまうのですから(テレビドラマが先に蔓延してしまっている)。小説にしかできないことがあるはずなのに、小説が小説の使命から逃げているような…。や、大仰に言い過ぎました。そう、所詮は暗い趣味。知的ブランドみたいな顔でのさばるな! ※「ライトノベルズ」(あ、「ズ」つけるんですか?)ではないですが、あれはあれで読む分には嫌いではないです。今の作品は知らないけど、十代の時は結構読んでました。ハードカバーで二、三千円取って中身が軽いよりは、いろいろ軽くて読みやすい方がましです。 ご丁重にありがとうございました。

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