- ベストアンサー
幼少~中学で海外に行かれた(行っている)方の言葉の身につけ方を教えてください
幼少~中学頃までに海外へ行かれた方(または現在も滞在中の方)へ。 語学の習得に興味があるのですが、いわゆる子供時代に海外へ行かれた方は、現地語をどのようにして習得するのでしょうか? たとえば、 *ESLなどの学校が主 *日常的にやり取りをして自然に覚えた。 *日常やり取りのほかに家でも文法など勉強した、など。 渡航年齢・期間やご自身の勉強の仕方、ご経験を教えていただけないでしょうか。特に全く知らない言語を、最初どのようなきっかけで身についていくのか、興味があります。 よく本などでは、「子供は言葉がわからず学校へ行くのを泣いていやがった」とありますが、そういった状態からどうやって現地語を身につけられるのか、とっても知りたいです。 今日本で英語を勉強していますが、ある帰国子女の友人から、言葉は勉強だけでは、「自分のことば」として使えるようにならないんじゃないか、と言われ、帰国子女の方の現地の言葉の習得について興味を持ったしだいです。どうぞよろしくお願いします。
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
40年近く前、7歳から11歳まで米国にいました。出発前に母が英語を教えようとしてくれていましたが、まったく身に付かず、アルファベットもろくに書けませんでした。 基本的には、現地の小学校に転入してから、日常のやり取りで英語を覚えました。また、当時の米国は外国人児童問題に積極的に取り組んでいたこともあり、国語(すなわち英語)の時間には外国人児童だけを集めた補習授業に参加していました。内容は、順番に教科書を朗読するだけでした。家庭教師もつけていました。内容は基本的に、国語の教科書を朗読することでした。それから、私はテレビっ子だったので、テレビでもかなり言葉を覚えましたね。特に米国はシットコムの再放送をいやというほどやるので、子供たちは皆、全セリフを覚えるありさまで、私もご多分にもれません。 文法はもちろん勉強しませんでした。7歳で文法用語や文法の教科書など、母国語であれ外国語であれ、理解できませんから。文法は音読や会話で自然に身につきました。 また、申しましたように、外国人児童問題に積極的に取り組んでいた当時の米国では、級友の中から世話役を設けていて、担任も外国人や違う価値観や風習全般に対する理解を生徒たちに促していたので、疎外感を感じることがありませんでした。子供ですから、ひどいいじめもありましたが、すぐに味方が助けてくれたので向上心を保つことができました。しかし、同じ時代の同じ米国でも、偏見のある校長がいるような学校に転校してしまったお子さんが学校に馴染めなかった、という例も聞いています。 ちなみに、語学の道で活躍している人の多くも語っていますが、私もまだ言葉がわからずもどかしい思いをしていた当時に、「アイドンノー」という表現を母から教わって助かりました。この魔法の言葉さえ唱えれば、わけのわからない英語でベラベラまくしたてている相手は黙ってくれるのです。 というわけで自信を保つことで積極性も保ち、言葉を使い続けること、この二本立てですね。
その他の回答 (2)
去年、当時6歳の長男と4歳の長女を連れて渡米しました。 主人がアメリカ人なので、boooksさんが質問されている状況とは少し異なるかも知れないのですが、参考になればと思い、回答しますね。 長男はアメリカで生まれたのもあり、一歳のときにはアルファベットを知っていたし、主人とは英語でずっと話しをしていました。 でも、一歳半の時に日本に戻り、日本の英語教育を全くしていない保育園に通わせていたので、主人の話すことは分かるけれども、あまり自分からは英語で話すことはなくなっていました。 長女は日本で生まれたのと、日本語しか話さない私の母に育ててもらったので、アルファベットも知らないし、主人が英語で話しかけると、 『英語は分からないの!』 と言って、理解はしているように見えるものの、主人とも英語では全くしゃべりませんでした。 近年、アメリカの公立の小学校でのESLは縮小傾向にあります。 特に私たちが住んでいるカリフォルニアは、教育にかける予算が削られていく一方で、本当にひどい状態です。(涙) 私の子どもが通っている小学校にはESLはないので、普通のクラスに入っています。 なので、英語は学校での授業とお友達との日常のやり取りの中からをメインに覚えていっているようです。 後、学校で言いたかったけど言えなかったことを時々話してくれるので、 『そういうときはこう言えば良いよ』 と教えると、実際に使ってみて覚えていっているようです。 メディアで言えば、下の子がバービーとかハンナ・モンタナが好きなので、映画(DVD)をよく観てます。 あまりに何度も観るので台詞を暗記してしまい、それを子どもたち同士で(長男もです...^^;)寸劇(?)をしながら、色んな表現を覚えていっているように思います。 家庭では学校の宿題のとき以外は日本語を徹底するようにしています。 家の中では、主人以外の人は英語禁止(なかなか難しいですが。。。)でやっているほど、家で英語を教えることは殆どありません。 と言うわけで、うちの子の場合、英語は勉強して覚えていっている...っと言うよりも、実体験の中で徐々に(日本人の子が日本語を覚えていくのと同じように)覚えていっているようです。
お礼
akichi_mom様、ありがとうございます。 すごく参考になりました。実情がはっきりとわかりました。 片親が英語だからといって、自然に英語が覚えられるわけではないのですね。非常に参考になります。 また、海外にいると、日本語の維持向上が大変という話も聴きますが、本当に大変な様子がわかりました。 米国の教育の問題は深刻という話を聞いたことがありますが、ESLがなく、いきなり現地のクラスというのは、やはり大変なのですね。 貴重なご意見をいただき、ありがとうございました。 ハンナ・モンタナは知らなかったのですが、ネットで検索したら、日本のアマゾンでも売っているようです。フルハウスは好きでしたので、英語学習に買ってみようと思います。 ありがとうございました。
子供が9歳(小3)と6歳(幼稚園年長)のときから3年半家族帯同でイギリスに駐在したことがあります。 現地に日本人学校は無く、補習校だったので、週一回3時間国語の授業を受ける以外は現地校(月~金)でした。 現地校では放課後に英語の補修授業(もちろん英語で)がありましたが、特に特別なことをしなくても自然に英語を覚えていったようです。 ただ、9歳の兄より6歳の弟のほうが覚えが早く、3年後には完全にネイティブと同じように話していました。10歳の兄は帰国間際になってやっと自分の思うように話せるようになったと言っていました。 帰国後すでに10年経ちましたが、2人とも英語のヒアリング力はすごいです。 ちなみに上の息子はTOEIC800点以上あるようです。下の息子はまだTOEICを受けていませんが、テレビなどで何気なく流れてくる英語にも敏感に反応しています。 幼少期に耳から入った言語はそれだけしっかり頭に定着するということでしょうね。 とりとめのない回答ですが、参考になったら幸いです。
お礼
早速ご回答くださり、ありがとうございます。 非常に参考になります! 弟さんが、3年程度で完全にネイティブと同様に話をされていたというのは非常に興味深いです(お兄さんも、もちろんですが。) それまでの過程、つまり片言くらいしか話せない時期などがあったのか、それともいわゆる「全く話さない期間」があって、1年後いきなり話し始めたのか、なども知りたかったですが、それでも、「自然に覚えてしまったよう」というのはとても興味深く、役立ちました。 貴重なご経験を共有していただき、ありがとうございます。
お礼
ありがとうございます。 日常のやり取りや補習、テレビなどで覚えていくのですね。 日本で勉強している私にとっては、やはり意外性のあるものばかりです。 とても参考になりました。 言葉を使い続けることは必要と感じていましたが、自信・積極性もやはり同じくらい大切なのですね。 ずいぶん昔のお話を聞かせていただき、ありがとうございました。