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割り算回路に関する質問
http://oshiete1.goo.ne.jp/qa5134278.html 上記でAD538を使えば、簡単に割り算をすることができると教えて頂いたのですが、 もう少し詳しい挙動について教えて下さい。 例えば、オフセットが0.5Vある500kHzで3V ppの正弦波を、 オフセットが0.4Vある500kHzで2V ppの正弦波で割り算したとします。 すると出力されるのは、オフセットが1.25Vある500kHzに1.5V ppの正弦波が出力されてくるのでしょうか? それともRMS値で割り算するのでしょうか? 例えば、500kHzで3V ppの正弦波を、 700kHzで2V ppの正弦波で割り算した場合には何も出力されないのでしょうか?
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割り算は、瞬時値に対して行われます。(ただし、演算回路が十分な周波数特性や応答速度を持っている必要がありますが。) ですから、最初の例だと(二つの正弦波で位相が一致しているて、演算回路が十分高速だとすれば) (1.5*sin(2π*500*10^3)t+0.5)/(sin(2π*500*10^3)t+0.4) の信号になります。 後の例だと 1.5*sin(2π*500*10^3*t)/sin(2π*700*10^3*t) の信号になります。 AD538はバンド幅が400kHzのようなので、上記の波形からずれてしまうでしょうが。
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- anachrockt
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A#1で説明されているように瞬時値で演算されます. AD538は帯域が足りないだけでなく,Log-Antilogのため1象限演算です. 交流信号のため4象限演算が必要ですが,その手法は先に紹介したRC4200データシートにあり,直流バイアスを加えます. それでも帯域が足りませんから,AD734の方がよいでしょう. http://www.analog.com/jp/other/analog-multipliersdividers/ad734/products/product.html ただし,ギルバート・マルチプライヤは,Log-Antilogタイプに比べ直流誤差が多くなるのが欠点です. 乗除算の誤差については,フィードスルーの補償方法を含め,ADIの「Nonlinear Circuits Handbook」に詳しいです. http://www.amazon.com/dp/091655001X ADIと並ぶアナログ高精度ICメーカーBB(現TI)からもアナログ演算回路の書籍が出ていました. http://www.amazon.com/dp/007071570X 読まれれば,見たこともない回路ばっかりで参考になるでしょう.