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戦争の名称の決め方
新聞紙面には「イラク攻撃」という見出しが多いのですが, 戦争の名前としては,はっきりしていないように見受けられます. 最終的に参戦国がどうなるかわからない状態でもありますし, まだ名称どころではないというのが実状といったところでしょうか. でも,紛争や戦争の名称は,とても大事な問題ではないかと思っています. たとえば,歴史書の記述を,「米英・イラク戦争」ではなく,「欧米イラク戦争」 とするだけで,イギリスに対する印象にも差が出てしまいます. では,いったい,誰が何の権限でもって,戦争の名称を決めるのでしょうか? (大地震の場合は,どこかが公的な機関が決めていましたが...) マスコミなど,自然発生的に出て民衆に定着したものを,後から文科省のような ところが採用する形を取っているようにも思えますが.
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日本では閣議で決めましたね。明治27年乃至28年戦役、明治37年乃至38年戦役、日華事変、大東亜戦争などがそうです。おそらく政府がきめることでしょう。したがって違う名前の戦争は沢山あります。フォークランド戦争とマルビナス戦争、第4次中東戦争とヨムキプル戦争、などです。あるいは大東亜戦争など、米国では独立した戦争とは捉えておらず太平洋戦域といっています。ノモンハン事件など日本では戦争にもしていませんが、モンゴルではハルヒンゴル戦争といって立派に戦争扱いにしてます。 おそらく国によって決めるところは異なるのでしょう。
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現代では、基本的にはマスコミが使って定着した用語が使われるのではないでしょうか。 今回の場合、本当はグレナダ侵攻とかパナマ侵攻のように「イラク侵攻」なのかもしれないけど、それではあまりに印象がよくないということでしょうか。
お礼
ここで焦点となるのは,そういった名前にも,公的機関から,何らかの認定があるものかどうかですよね. 正式名称と俗称との違いのようなものといえるかもしれませんが, そのようなものが存在しないのであれば,マスコミ主導で名前が決まってしまう というのは,今の時代は自然の成り行きだと,私も思います. そういえば「第二次湾岸戦争」というのも思いつきましたが, しっくりきませんよね. ご回答,ありがとうございました.
お礼
早々のご回答ありがとうございました. 浅学ゆえ,”ノモンハン事件”なんて初めて聞きました. 「世界史は戦争の歴史」と言われる所以ですね. さて,国によって呼び名が違うケースは,漠然とですが,たくさんあるとは 思っていました. 特に戦争当事国は,できるだけ自国に都合のよい名前を付けたがるはずだと 思います. 日本の場合は,政府(閣議?)ということですね. 今回は,アメリカ側の戦力が一方的にイラクを押している構図がありますが, 個人的には,きっちり「戦争」という文字を入れて欲しいと思っています.