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「血脈」が見つかりません
私の家は曹洞宗ですが、祖母(存命中)は祖父が亡くなったときいっしょに戒名をいただき、墓石にも朱入れした戒名が彫られています。戒名があるということは、「血脈」も戴いていることになると聞きましたが、その「血脈」がいくら探しても見つかりません。祖母本人からは「血脈」という言葉を昔よく聞いたのですが、今は入院中で意識がありません。父も少々痴呆っぽくてよく覚えていないとのこと。又戒名を戴いた住職も既に亡くなり、今は近くの寺の住職に兼務してもらっています。 血脈がないと戒名を戴いている証明にならないのでしょうか? 又、血脈には戴いた戒名が書かれているものなのでしょうか? 祖母の命が尽きようとしています。至急お教え下さいお願い致します。
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曹洞宗の血脈とは お釈迦様より戒名を授与された方までの系図のようなもので道元禅師まではすべて同じに祖師が書かれています。 戒名 ●●院○○△△□□位 ○○道号 △△戒名 □□位号 ●●院と□□は菩提寺しか付けることが出来ませんので、受戒会(戒名を授与する会)で戒名を授かる場合は○○△△になります。菩提寺の許可があれば位号まで書きます。 菩提寺が血脈を出す場合は表に位号まですべてを書く事も有ります。 私の場合、生前戒名には血脈は出さず、その代わり授与証と数珠などの記念品を渡します。先代の作法を踏襲しています。 因みに葬儀の時の血脈の扱い方も住職により変わります。 血脈は頭陀袋にいれて荼毘した方が良いとする方と、骨壺に収める方がいます。其れと観想で血脈を渡す方もおります。 山規山風で細かい作法は違いますが、曹洞宗行事規範があり、それを基準にしています。ただ血脈の扱い方、作法などは記載されていませんので個々に伝わる作法に成ります。 追記 曹洞宗の公式ホームページ禅ネットは主に檀信徒の為に有るそうです。質問なども出来ますので疑問などある時は参考にしてください。
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- syouhouzan
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日本の文化に関係が有るのですが、我が国では家を中心に考えています。各家に先祖から伝わる位階があり其れを家単位で踏襲をしています。ただご指摘のように位階が変わる場合も御座います。代表的な例外は戦争の時です戦争で亡くなられた方は院号と国のために尽くした文字 忠・護・義などの文字を使った戒名に成っています。後、特別に多くの貢献が有った場合にも一代院号など授与する場合もあります。4文字戒名を授けたままにしてあるのは先に説明をした受戒会に関係がある戒名のような気が致します。受戒会は本山で修行する他に一般寺院で記念行事として修行する事もあります。なので隣寺とか菩提寺の関係がある寺で修行した場合など檀家さんを募って参加することが考えられます。その時は4字の戒名が多くなります。その他に考えられるのが住職の考えで分ける事です。その場合は本人に聞いて頂かないと分かりません。 当山の場合は家に寄った位号は殆ど変えません。
お礼
有難う御座います。 住職によってはそのような授け方も有り得るという事なのですね。 よく分かりました。その折にはこのような事を頭に置いて住職に ご相談致したく思います。 再三に渡るご回答本当に有難う御座いました。
marvel21 です、お礼をありがとうございます、未だ解決せず残念です > このように戒名を分割してつけることこともあるのでしょうか? ないと思います。「位号」がなくては戒名ではないと私は思います > 生前には上の4文字しか与えていない 曹洞宗で女性(お婆様)ですから「信女」か「大姉」がないのでしょう > 戒名が道号、法号、位号の6文字の場合 曹洞宗では、戒名=法号、になると思います その他の道号と位号は、戒名=法号に(概略ですが)付随するものです 墓石の、既に頂いた戒名に本当に「信女」か「大姉」がないのでしたら 頂くしかないとは思いますが、以下を、確認されてはいかがでしょうか お寺は本山を中心に組織化されていて、名称は山号、院号、寺号があり 山号+院号のお寺が、上位になり、山号+寺号が末寺、と言います 兼任の方丈様しかいないお寺ですから、院ではないように思います 上位の院のお寺や、総本山にお尋ねになられるのもよいと思います 私は、回答やアドバイスをする際に、 種類:アドバイス、どんな人:一般人、自信:参考意見、としています 読んでくださる方の心の眼を曇らせないように、そうしています 一般的な戒名の金額より少なければ、お礼程度で仕方ないと思いますが 一般的な戒名の金額とあまり違わないのでしたら、総本山や然るべき所 国民生活センターや地域の消費生活センターや葬儀社さんなども詳しい と思いますので、ご相談されてはいかがでしょう お婆様のお気持ちが損なわれるのは残念です、お元気なうちに戒名まで 頂いている方が、実は戒名ではない、では困ります 大変でしょうけれど、お婆様のお気持ちの為にも、がんばってください
marvel21 です、再度、アドバイスいたします。 曹洞宗は、総本山が2つ、あります。 「曹洞宗大本山總持寺」と「曹洞宗大本山永平寺」です。 それぞれ、公式ホームページと、公認のホームページが、ありますが 「血脈」の記載は、ありませんでした。 下記は、リンクや引用を許可されたサイトです。 「つらつら日暮らしWiki〈曹洞宗関連用語集〉livedoor Wiki(ウィキ)」 http://wiki.livedoor.jp/turatura/ このサイトの中の、下記に「血脈」の記載がありました。 http://wiki.livedoor.jp/turatura/d/%B7%EC%CC%AE 検索サイトで「血脈相承」や「曹洞宗 血脈」でサーチされても いろいろ詳しく解ると思います。 一部や、地方では、存じませんが、一般的には、「血脈」は 僧職の方の、継承の際のことだと思います。 貴方が、ご心配されています > 血脈がないと戒名を戴いている証明にならないのでしょうか? たとえ(兼務の)ご住職が、記録が見つからなかったとしても 戒名の付け方には、宗派や僧職の方の、特徴などがありますので (兼務の)ご住職に、墓石に刻まれている「戒名」と生前に頂いた旨を お伝えすれば、支障はないと思います。 > 又、血脈には戴いた戒名が書かれているものなのでしょうか? 墓石に刻まれていますので、何より確実だと思います。
お礼
色々と調べて頂いて有難うございました。 私ももその後色々とネット検索したり、近隣の有識者の方にお尋ねしたりして、戒名、血脈についての知識を得ることができました。 その結果、血脈がなくとも生前に頂いた戒名がそのまま通用することが確認できました。 但し、戒名を頂く料金(私のお寺では法号料と言っています)が 戒名を頂いたときに支払済みであるか否かの現実的な問題が有り、 近隣の方のお話では、生前に戒名を頂いていても葬儀の折には、規定(そのお寺さんの言われる)の料金を新たに納めているとのことです。 私の想像では、生前に戒名を頂いた折に何がしかのお礼(料金)をきっとしていると思うのですが……。 でもこれは、当方のお寺さんとの関係ですので私が交渉するしか解決できないことですね。大変有難う御座いました。
- syouhouzan
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曹洞宗の血脈、 戒名を授けるときに血脈を授与する場合が多いですが、戒名の授与証・血脈などを出さない場合もあります。授与する僧侶の考えで変わりますのでなくても戒名を頂いた事には変わりません。戒名を授与した場合(受戒会を除く)は寺院に控えが有るはずですので、兼務している住職に尋ねたら分かる可能性があります。過去帳とか生前戒名の控え帳は継承されます。 質問者さんの場合は墓石に彫って有るので問題は有りません。念のために戒名を書いて兼務住職に見て頂いて下さい。
お礼
適切なご回答大変有難う御座います。 私も色々と調べた結果、戒名、血脈についての知識を得ることが出来ました。 唯、当地のお寺にて生前戒名を頂いた人で、(戒名が道号、法号、位号の6文字の場合)生前には上の4文字しか与えていない、位号は亡くなった時に与えると言われた例があるようで、このように戒名を分割してつけることこともあるのでしょうか?でもこれは、そのお寺の流儀の範疇に属することなのでしょうね。 大変勉強になりました。有難う御座いました。
特殊な宗教や宗派ならわかりませんが、曹洞宗ではそのようなことは ないと思いますが、方丈様に貴方が納得できるまで、教えて頂いては いかがでしょうか 一般的に、亡くなった時に頂くのが「戒名」でしょう 僧職の方が、次代の方に贈るものが「血脈」だと思います 何か、聞き違いなどから、勘違いされたのではないでしょうか 「戒名」ですが、お婆様のように、本来は生前に頂くものです 日本では葬式仏教等と言われるほど葬儀の時くらいしか仏教に接しなく なりましたから、亡くなってから、遺族が頂いている場合が多いですが 本来は、入信の証し、仏門に入った証し、として授けられるものです > 祖母(存命中)は祖父が亡くなったときいっしょに戒名をいただき かなり、現代ではご熱心な信者だったのだと思います > 今は近くの寺の住職に兼務してもらっています お婆様のご自宅のご仏壇に「過去帳」はないでしょうか 兼務とはいえ、ご住職が「過去帳」を管理されているかもしれません お婆様が危篤のようで、お気のどくですが、お元気なあいだに戒名まで 頂いているほどの方ですから、貴方は慌てないで、ご確認されれば 何も、問題はないように思います。
補足
分かりやすいご回答有難う御座いました。ほとんどの疑問が解決しましたが、もう少しだけお教え下さい。 菩提寺の住職から生前戒名を授かる場合で、位号が保留されることはあるのでしょうか? 今まで私は、菩提寺での生前戒名でも道号、法号の4文字を授かり亡くなったときに、その人の貢献度的なことを斟酌されて院号、位号が授けられる(こともある)と思っていました。 何故なら、生前に信士の位号を授かり墓石等に刻んでしまったが、 亡くなった折には、その後の貢献度が評価され居士の位号が授けられたというようなことも想定されると思うのですが……如何でしょうか?