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私小説がはやった理由
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- spring135
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以下はWikipediaの私小説の解説です。なるほどと思われます。 私小説は日本文学独自のジャンルとされてきたが、西洋にもルソーの『告白』を始め、自己暴露的小説は少なくないため、小林秀雄は「私小説論」で、西洋の「私」は社会化されているが、日本の「私」は社会化されていないと説き、長く影響を持った。また、西洋19世紀のいわゆる本格小説は通俗的であるという観点から、久米正雄は、私小説のみが純文学であると主張し、この通念も長く文壇を支配した。 私小説批判を展開したのは、戦後の中村光夫、福永武彦、中村真一郎らであり、彼らはフランスのフロベールなどを模範とした。だがのちに中村光夫は、自身私小説を多く書き、また実際の文芸批評では私小説も評価した。 伊藤整は、近代小説の根源に作家本人の告白性があると主張した(『小説の方法』)。さらに平野謙は、私小説には調和型と破滅型の二種類があるという考えを押し進め、(1) 白樺派を源流とした、自己を掘り下げることと自分の生活を調和させる代わりに制作意欲を減退させた調和型心境小説と、 (2) 自然主義を源とした、芸術のために私生活を破壊せざるを得なかった破滅型私小説の二種類に分けて論じた。そこには実生活と芸術の二律背反が見られた(『芸術と実生活』)。
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