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漢音、現代中国語の音、日本の音について

最近少しだけ”音”というものが分かって来たような気がするのですが、 はっきりさせたいことがあります。 漢和辞書を見ていますとある漢字に対しての日本語の音と、 漢音は、少なくともカタカナ表記の上ではまったく同じで むしろ現代中国語における音と漢音はまったく異なる場合が 多いように思います。 もし私の理解が間違っていないならば唐以前の詩を鑑賞する場合 押韻とか平仄の理解にはむしろ日本人の方が有利ではないか というような結論に達しています。 日本人が漢字を音読みする場合の発音は、現代中国人が発音する 場合と比べて、唐時代の中国の人々の発音に、より近いのかということ なのです。 そのような理解に間違いは無いでしょうか? (そのような理解で良いなら非常に幸せになれるのですが、、、^_^) ご教示願えれば幸いです。

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
  • ahkrkr
  • ベストアンサー率35% (109/310)
回答No.1

私も質問者さんとほぼ同じ考えを持っています。 ただし中国と言っても広いので、例えば広東語は日本語と似た発音の漢字が多いです。例えばタクシーの中国語、「的士」の発音は広東語ではテクシ、北京語ではティースーですので、広東語のほうが日本語に近いです。 中国から日本に漢字が伝わってきた頃はどちらも共通の発音をしていたが、北方からの異民族に支配されるたびに発音が変化していった。広東のような南の地域は北方異民族の影響が少なく昔の発音が残っている。ということだと思います。 昔このことを北京人に話して、どう思うと聞いたところ、そんなことはない北京人は昔からこういう発音をしていたと逆切れされたことがあります。中国人に話すときは注意したほうがいいです。

abaronx
質問者

お礼

ずばりのご教示、ありがとうございました。 南方の広東語が日本語に近いのですね。 歴史的な背景も分かり、今すごく、 うっとりするほどの幸せに浸っています。 本当に有難うございました。

その他の回答 (1)

noname#79662
noname#79662
回答No.2

面白いので参加。 質問文とNO.1さんの回答を読んで、柳田國男の方言周圏論を思い出しました。 言葉というものは使えば使うほど磨耗し、丸味を帯びて変形していくものだと思います。 中国の北京周辺や都会地の情報の流通の激しいところでは、既存の言葉が変形したり、新しい言葉が発生したり、発音の仕方も変化が早いと思いますね。 >日本人が漢字を音読みする場合の発音は、現代中国人が発音する場合と比べて、 >唐時代の中国の人々の発音に、より近いのかということなのです。 その可能性は大きいと思います。 日本は、蛇行した川がショートして取り残された三日月湖のようなものでしょう。 遣隋使、遣唐使の頃の発音の仕方を、そのままずっと受け継いでやってきているわけです。 ただ、日本の発音の仕方(漢音呉音唐音など)が、どの程度遣隋使遣唐使の頃の中国の発音に似ているか、・・・これはちょっと割り引いて考える必要があるように思います。   「上海」、今の中国の発音は「シャンハイ」、漢音で「ジョウカイ」、呉音では「ショウカイ」だと思います。 ただ、日本の漢音、呉音ともに旧仮名遣いでは「ジヤウカイ」、「シヤウカイ」でしたので、大昔は「ジャウカイ」や「シャウカイ」という風に発音していたかもしれません。 それから、大昔の日本の学者は、中国の漢字の読み方を無理矢理、カナ文字(含万葉仮名)で書いたと思います。 そうすると、どうしても日本風の発音になってしまいますね。私たちの英語の発音がヘンだと言われる原因の一つです。 ですので、ここいら辺もチョッと割り引いて考える必要があるでしょう。 まあ感じとして下の図のようなところかな? 真ん中よりは日本に大分寄っていると思います。  現代中国ーーーーーーーー古代中国ーーーー日本の漢音呉音 以上は素人の想像ですから、全くアテになりません。 しかし、日本と同じように取り残された三日月湖が中国の奥地にもあって、そこでは日本と全く同じ発音をしていた・・・なんてことがあったら面白いですね(^_^)。 なお、私は押韻とか平仄には不案内です。

abaronx
質問者

お礼

ご回答有難うございました。 今あらためて万葉集の原文を思いだし、 言葉はあったけれども独自の文字の無かった時代に 漢字を無理やり当てはめて表現していたんだなあ、と 遥か古代に思いを馳せています。

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