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マンガ業界について

今の日本の、マンガ業界の問題点って何だと思いますか? いろんな視点や切り口があると思いますので自由に考えた、皆さんの意見を聞かせてもらえればうれしいです。 専門家や一般の方などご自由にお願いします。

質問者が選んだベストアンサー

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  • gldfish
  • ベストアンサー率41% (2895/6955)
回答No.1

個人的には、マンガ業界より、アニメ業界に慢性的な問題だらけな気がしますが・・。 日本の漫画界は大衆的で大きな市場となっていますが、それ故に、ビジネス主義・量産傾向がやはり強いのがネックになっていると思います。 特に大衆誌に掲載される漫画などは、ごく限られた期限で作品を製作し続けなければなりません。それらの問題点も挙げれば色々あるでしょうが、例えば、 ・ストーリーに関して。まとまったアイデアを定期的に提示し続ける事は大変なので、筋の組み立て方は無難で扱い易い安易な方向に流れていってしまう。あるいは、よくある大衆漫画のパターンを摸しただけのものも決して少なからず・・・。 ・絵(背景等も含め)はアシスタントとの共同作業なので、ある程度規則性の範囲内での表現法を集団で共有しなければならず、どれも画一的で、結局のところ大衆誌でよく見る様な表現となってしまう。 ・(比較的長いスパンで作家1人によってじっくり作られる表現作品に比べ)作家性はあまり重んじられず、また作家による冒険・革新性の追求等の余裕もなかなか無い・・あるいはそもそもそんな面倒なものは商業主義・量産主義において必要とされないのが現状。 これらの問題は、もしかしたら日本の漫画界においてはあまりに日常になり過ぎて、漫画家・業界関係者・・あるいはこれから乗り込んでくる新しい作家達にすらも問題視されにくくなっているのが現状かもしれません。 まぁでもその一方で、作家性・独創性にある程度重きを置く漫画家も、(ビジネスの第一線に立つ事はないながらも)なんとかプロとして表現し評価される場があるぶん、アニメよりはずっとマシにも思えますが。

2009200920
質問者

お礼

なるほど。私は詳しくはありませんが、アニメ業界も問題が多いみたいですね。 マンガもアニメも、日本の誇りのように持ち上げられてますが、これからどんどん苦しくなりそうなので心配です。 gldfishさんはマンガの商業主義的な側面からくる、作品の質が気になっているようですね。私も同感です。 ご回答ありがとうございました。

その他の回答 (1)

  • Oberon_
  • ベストアンサー率20% (1/5)
回答No.2

次々と面白い作品が登場していて、マンガ読みにとっては非常に面白い時代が続いていると思います。 その一方、業界の現状は問題山積だろうと思います。 ・No.1の方が書かれている製作時間の問題 ・編集主導による製作 ・ストーリーや絵柄の流行り廃れによる表現法の制限 といった、作品の内容に直接関わる問題。商業誌で掲載される以上ニーズに応えるのは必要ですが、時として表現者にとって創作の自由度を狭めることにもなります。 特に「編集主導」については、編集サイドによる表現内容への介入が問題視されると思います。特にJ誌に登場するマンガが次々バトル漫画化していく現象は有名ですね(笑) あるいは人気作品をいつまでも連載させることによって、ネタ切れによる作品の陳腐化という現象もあります。 また、以下漫画家の置かれる環境について。 ・かなり売れない限り生活が苦しい ・過酷な労働形態 ・編集の横暴 漫画家の生活がかなりハードなものであるのは、多くの作家がネタにしています。また、時々浮上してくる「編集者の横暴」という話題も、漫画家の置かれている環境を物語っているといえるでしょう。 以上の事を踏まえると、才能のある人でも、「商業誌で縛られながら描くのは嫌だ。例え読者が少なくとも、好きなように同人誌を描いて即売会で売る方を選ぶ」という選択をする人は増え続けるでしょう。 コミックマーケット始め同人誌即売会は玉石混合ですが、年々規模が拡大しています。 プロの作家でも同人誌を描く人は多いです。 商業誌の業界を見限っているクリエーターが多くいても、不思議ではありません。 また、児童ポルノ法の改定に伴い、マンガやアニメの児童の性表現にも規制を加えようという動きがあります。 絵を規制する事と児童の保護の関連性への疑問は各所で呈されていますが、表現の現場はどうなるでしょうか。 一番被害を受けるのは成人漫画ですが、一般向け作品でも、表現する側は当然神経質になるでしょう。 またロリエロ・ショタエロの分野でも、世間一般の「子どもを虐待するマンガ」という評価とは裏腹に、テーマ性やストーリー性の強い作品が数多く発表され、論評の対象にもなる一ジャンルとして形成されています。 かつて、「黒人差別をなくす会」がクレームを乱発した時、業界はことなかれ主義に走り、多くの作品が闇に葬られました。 近年では、「国が燃える」騒動のような例もあり、業界が外部の圧力に極端に弱く、表現の現場を守る意志が欠如している事を露呈しました。 という訳で、この乱文をまとめますと、 (1)クリエーターの環境に関わる問題 (2)表現規制・表現自粛による創作の自由度の問題 の大まかな2点があると思います。 それでも日本のマンガは物凄く面白いから、さすがというべきでしょうか。 長ーくなっちゃってすみません;;;

2009200920
質問者

お礼

長ーいの大歓迎です!分かりやすくて詳細な説明有り難うございます。 表現の規制に関しても漫画に限った問題ではありませんが、こだわりのあるクリエーターさんは嫌でしょうね。 漫画を商品として割り切るのか、そうでないのか、また、それを読者が受け入れるのかどうか、大変ですね。 ご回答有り難うございました。

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