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紙に水をこぼしたときの変化について
紙に水をこぼして、そのまま乾くのを待ち、乾いた後に紙の表面を観察してみると波打っているのがわかります。なぜこのように波打ってしまうのでしょうか??
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全部の紙が、水に濡らして波を打つわけではないですが、 表面コートが取れてしまう。 紙には横方向と、縦方向とでは 紙の物性が異なるので、縦横の伸び率の差が、縮みに影響するのでは 考えます。 障子紙を貼る時に、霧吹き水をして、ピンと張る事からも 水を掛けると、縮むのはまちがいないです。 記憶に間違いなければ、縦方向は引っ張り強度が高く、伸び率が低い 横方向は、引っ張り強度がやや弱く、伸び率が大きいです。 不織布という、樹脂製の紙でも、同様な物性測定が出ます。 紙に特殊加工したものは、水を吸収しないとか、撥水するものは、 波うちは、起きないかも知れませんね。 撥水紙でも、長時間置くと 水を吸水はします。 紙のJIS測定から、書き込みました。
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- potachie
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回答No.2
紙の作り方を知っていると理解できるかもしれません。 普通の紙は、水で漉いて作ります。なので、紙の繊維は、水の流れの方に一定の方向を向いていて、これを目と呼びます。 水で濡らしてしまうと、この繊維の流れがほどけてしまって、乱れるため波打ちます。 たて目とよこ目で湿気に対しての伸び率が違うのは他の方の回答の通りですが、乾かしても元に戻らないのは、紙の構造が崩れてしまうからです。 表面が荒れているのは、虫眼鏡などで見ることができます。 目を作られていない紙は、濡らしても波打ちません。そういう和紙は存在します。 塗工紙など、印刷のノリがよいように、表面に泥を塗っている紙の場合、濡らすと泥が流れるため、もっと状態が悪くなります。