同格の不定詞?
接続詞のthatには同格用法があることが知られています、よく考えてみると不定詞にもあるのではないかという疑問がわいてきました。例えば次のような例です。
He has a strong desire to make a round-the world trip.
He has the ability to make a big plan.
上記の例は参考書から引っ張ってきたものですが、私の疑問はこの同格とも思える用法がなぜ形容詞的用法に分類されているのかというものです。例えば同格のthatを考えてみます。
I came to the conclusion that he was right.
このthatは同格のthatとされるわけですが、もとは名詞節を作る特殊接続詞だと言えます。
I came to [the conclusion][that he was right].
だと見るわけです。一般に名詞グループ(語、句、節)が2つ並ぶと(1)前の名詞が後ろの名詞を修飾するか、(2)後ろの名詞が前の名詞と同格関係にあるかのどちらかになると思います。別の参考書ではこの事を次の例を用いて説明されています。
Our teacher, Mr. Wells is from Canada.
Our teacherとMr. Wellsが同格関係にあるというわけです。
この説明によって同格のthatといわれるものの理解はすっきりとするわけですが、最初にあげた同格の不定詞とも思えるような用法を形容詞的用法に分類されてしまうとなんだかすっきりしません。現在の私の認識ですと、同格の不定詞が形容詞的なのであれば、同格のthatは関係代名詞的だということになるのかと思ってしまいます。同格のthatなのか、関係代名詞のthatなのかを見抜かせる問題がある一方で、不定詞の扱いが少しあいまいなのではないかと思ってしまいますが、どなたかアドバイスを下さる方がいらしたらお願いいたします。
お礼
早速の御回答まことに有り難うございます。 言われてみればその通りで、汗顔の至り。 読解力がまだまだの思いです。 重ねて御礼申し上げます。