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Webデザイナーになるために必ず学ぶべきことを教えてください。
現在19歳の名古屋在住の男です。 今月で会社を退職しました。前職では電気系の計算や設計をしていました。 前職などの関係もあって身近にWeb関係の職についている人がいないので、専門的なことに関しては相談相手が誰もいません。なので、ここで質問させていただきました。 ■将来はWebデザイナーになろうと考えており、2009年9月くらいにコンピューター専門学校HALのWeb学科に入ろうと考えています。 現在から就職まで約3年ほどあります。この3年間でどのような技術を身に付けたら良いか、アドバイスをお願いします。 また疑問などもありまして、その疑問にも答えていただけると幸いです。 ※ちなみに私は15歳の頃からHTMLやCSSが異常に好きで、今日まで毎日触ってきました。 どちらも自由に扱えます。現在はタグ打ちの時間と運営の手間を省くためにドリームウィーバーを利用しています。(個人サイトしか作ったことがありません。) *疑問 ・最近はPHPに興味があり、勉強を進めておりますが、WebデザイナーになるためにPHPを学ぶ必要はないですか? ・フォトショップは必要に応じて「床に文字が反射しているような画像」を作ったりしている程度ですが、実際はどのような画像が作れる必要があるのでしょうか? ・趣味でWordPressについて調べたりするのですが、Webデザイナーになる上でWordPressについての知識を深める必要はありませんか? ・Javascriptは計算フォームを作ったりするときにしか活用しません。Javascriptで何かできるようにしておいた方が良いことはありますか? ・英語のページで情報を収集しなければいけない可能性もありますか。英語の和訳もスラスラとできるようにした方が良いですか? ・他に学んでいた方が良いことを教えてください。 以上です。 Webデザイナーになるためなら、どんな苦労も惜しまないつもりです。 厳しい意見や厳しいアドバイスをよろしくお願いします!
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はじめまして Webデザイナーに要求されるスキルは専門化と分業が進み、明確な将来像を持って勉強する必要があると思います。自分自身はWebに限らずソフトウェア開発に携わっているものですが、経験と周辺環境から意見をまとめてみます。 以下、学校で学ぶ範囲を超えていると思いますが、実務上必要十分だと思われる内容です。 3年以内にすべて習得する必要はありませんが、知識としてだけでも学ぶよう心がけてください。 まずWebデザイナーにはプログラマーとしての資質とデザイナーとしての資質がどちらも要求されます。紙媒体のデザイナーから転身する人も多い業界ですが、ブログラム的な制約を考慮しなくてはいけないためやりがいはありますが、習得することが広範囲に渡り、また技術は現在進行形で変化していることから、常に勉強する姿勢が必要になります。 専門学校で基本的なことは学ぶでしょうし、3年の期間がありますので、その先を見据えた計画が必要になります。まず基礎分野ですが、HTMLとその周辺についてTips的な知識だけではなく、仕様とそのバリエーション、論理構造、ブラウザとの関係について学んでください。特にDocument Object Model(DOM)についてはJavaScriptとともに重要です。HTMLはMarkup Languageの一つで、同じ言語圏にXMLがあります。このどちらについても基本的な知識を学ぶ必要があります。 JavaScriptは軽量言語として学ぶには最適な言語です。JavaScriptに限らずプログラムを学ぶ場合、オブジェクト、クラス、インタフェースなど、言語を扱う概念について知ってください。これはPHPにも同じことが言えます。以下キーワードのみプログラムに関係する要素を列記します。これらについて説明ができる程度に慣れてください。変数、関数、プロパティ、メソッド、データ型、スコープ、参照、無名関数、クロージャ、文字コード、演算誤差。 CSSについてはIDとクラスの概念の理解と、スタイル宣言の継承と入れ子構造について学んでください。大量のクラスを記述するCSSはメンテナンス性の観点から問題を抱えることになります。IDとクラスを最小限使い、継承と入れ子構造によって複雑なスタイルを少ない記述で表記することが必要になります。 一般的に見てWebデザイナーは以下のソフトウェアスキルを要求されます。 Adobe Photoshop Adobe Illustrator Adobe Dreamweaver Adobe Fireworks Adobe Flash それぞれについて要求されるレベルは、同じWebデザイナーでも会社によって異なりますが、必要十分なレベルについて以下記述しておきます Adobe Photoshop →基本的な画像データについての知識(GIF/JPEG/PNGなどデータフォーマットについての特徴と制限、カラープロファイル、解像度、RGBとCMYKについての知識など)。 →画像から部分の切り抜き、マスク処理、色調整、リサイズとその変換方法、画質の劣化について。 Adobe Illustrator →ベクタ画像とラスタ画像の違いについての基礎知識、PostScriptとは何か。 →ベジェ曲線による描画処理、着色、変形、書き出し。 Adobe Dreamweaver →Dreamweaverが自動生成するコードについての基本的情報 →複数のページを効率よく生成、修正するための機能についての知識とその制約 →サーバサイドとの接続、プレビュー機能、デバッグ Adobe Fireworks →スライスの機能、使い方 →アニメーションGIFの取り扱いについて →他のAdobe製品との連携 Adobe Flash →Flash Playerについての基礎知識、バージョンごとの違い →アニメーションの基礎知識、タイムライン、Tween処理 →ActionScriptについての基礎知識、バージョンごとの違い、JavaScriptとの違い、タイムラインスクリプトの制約、オブジェクト指向言語の基礎知識 昨今はページの生成、更新をWebの専門知識のないスタッフが行ったり、更新コストの軽減などの理由のためにCMSが活用されています。Dreamweaverですべてを記述する代わりに、WordpressやMovableTypeなどでページを生成することを前提としたサイト制作もあります。WordpressとMovableTypeは基本的なページ生成の仕組みが異なっており、それぞれのページのひな形になるテンプレートの仕様が異なります。これらについて基本的な知識が必要です。特に日本国内ではMovableTypeによるサイト構成の需要があり、MovableTypeでページをデザインするための特殊なタグについて知っておくとよいと思います。 Webに限らずソフトウェア産業の中心地はアメリカですから、ドキュメントは基本的に英語が中心になります。いくつかの書籍は時間が経過すれば日本語化されますが、最近はペーパーレス化が進んでおりWebサイトやPDFのみでドキュメントが公開されるケースも増えていますから、英文を読む能力は必須になります。辞書を片手に読む程度でかまいませんが、抵抗なく読める程度には慣れておく必要がありますね。基本的な用語は日本語だけではなく本来の英語で覚えておく習慣をつけておくと、調べるときに迷わずにすむと思います。自分の場合、同じ書籍で日本語版があっても英語版を常に選択していますね。 (Tips的なテクニックとしては、使用するアプリケーションをすべて英語版でそろえておくというやり方も効果的です。使い方が不明だったときに英語のエラー表示やメニュー項目をキーワードとして調べると、英語圏には豊富な回答があることがよくありました。強制的に英語に慣れるというメリットもあります) 追記として、上記以外に知っておくとよいことをまとめておきます。Webは多数のコンピュータが連携することで成立する世界です。まずWorld Wide Webが生まれた経緯とそのテクノロジーについて知っておいてください。特にIPとドメインネームの関係とそれらを接続するDNSについて知るとよいと思います。またHTMLを解析する仕組み、すなわちWebサーバとブラウザの関係について学んでください。内部の仕組みまで調べるかどうかは興味の範囲でかまいませんが、ブラウザに特定のURLを指定し、世界中のDNSサーバが連携してそのURLに対するIPアドレスを特定、最終的にWebサーバがレスポンスを返す一連の流れを知っておくことが大事だと思います。 またWebサービスには高度の技術的要求が求められるようになり、効率的な生産のために考えだされた多くのテクノロジーがあります。JavaScriptにおいてはAjaxをキーワードとしたフレームワークという技術体系が生まれました。これらの技術についての基礎知識、使用方法について知っておくと実務上役に立ちます。なお、技術的進歩が早く淘汰も繰り返し起きている分野ですので、日常的な情報収集を欠かさず行ってください。 もう1点、コピーライトについて知っておいてください。デジタルデータは容易に複製が可能なため、契約という方法でデータの権利を守っています。プログラムについても同様で、様々な種類の著作権や使用権があります。また写真画像の使用やフォントの使用には複雑な権利が含まれている可能性がありますので、事前に知っておく必要があります。 基本的な知識とスキルについては以上です。実際の現場ではデザイナーとプログラマーとで分業化が進んでいるところもあり、必ずしも一人ですべてをこなす場面がないこともありますが、Webデザインの分野は世界経済の停滞の影響もあり業界再編の動きもあります。今後コストが見直され、デザイナーに支払われる報酬額も下がってくることも考えられますから、より専門性を高めていく必要に迫られると思われます。妥協せず学んでください。 以下、これからの業界について少し書いておきます。 インターネットが身近になった数年前から、Webサイトに対する需要は急増して現在の状況を生み出しましたが、多くの企業がホームページを持つようになったいま、単純に新しいWebサイトを制作する仕事は今後減少していく可能性があります。またこれまでは企業が情報発信する場としてのWebサイトだったものが、ブログの普及に伴い、個人ユーザの発言力が大きくなってきて、コミュニケーションを円滑に行う場所に変化してきています。ブログやSNSでの噂や評判が、商品の売り上げに貢献するまでになっていますね。 また、世界経済の混乱の余波として、広告によるビジネスモデルの見直しが始まっています。企業はテレビCMや新聞広告、ホームページやWebサイトのバナー広告を通して商品やサービスを告知しますが、多額の経費がかかることから、その費用対効果を重用視します。誰もが参加できるインターネットにおいて、これまでもこれからも広告収入は重要なビジネスモデルですが、効果が薄いと見なされれば広告媒体として見放される可能性もあります。 これからのWebデザインは、いかにして人を集め、人気を呼び、継続的に参加できるコンテンツを提供できるか、または使い勝手が良く、操作するのに特別な知識が必要ない簡易さを提供する必要があります。その意味では、技術的な基礎を学ぶとともに、ユーザーのニーズや、いま足りないものについてチェックを怠らないことが大事だと思います。 それから、インターネットに接続できるデバイスはハードウェアの進歩によって今後多様化していきます。携帯電話はフルブラウザを備え、iPhoneやAndroidなど高性能なOSを搭載したPCの世界から生まれたデバイスが普及していきます。ネットワーク回線は強化され、動画コンテンツが携帯端末にストリーミング配信される時代も近づいています。ここには新しい技術も搭載されてきますが、HTMLをベースとした既存のWebテクノロジーも主役の一人となるはずです。Webデザイナーが活躍できるフィールドは個人個人のポケットの中にまで及ぶことになりますね。 Webデザイナーという職能は、ほんの数年の間に生まれた新しい分野です。それだけ魅力的で活動的ですが、自分の人生が終わるまで存在し続ける保証はありませんし、世界規模の技術革新に強く依存しているために、ほんの数年後にはいま持っているスキルがすべて無価値になってしまうほどの大きな変化があるかもしれません。常に新しい技術について知ることと、本当に必要な価値について自分の考えを整理し選択していく行動はどちらも必須だと思います。 以上長文でした 今後の勉学と活動の一助になれば幸いです
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- hijiki_who
- ベストアンサー率33% (1/3)
私も前職では畑違いの校正をしており、現在は一応Webデザイナーとして働いています。(ちなみに私も名古屋の人間です^^) 私はまだまだ勉強中なので、あまり参考にならないかもしれません; こんな意見もあるよ程度にお考えくださいね。 まず、実際に仕事を始めてみると、私はまずはデザインについて悩むことが多かったです。 いろいろなサイトをご覧になって、デザインについて引き出しを増やすとよいのではないでしょうか。 つくってみたいと思うサイトを、実際にPhotoshopで作ってみてはどうでしょうか。ボタン一つとってみても、グラデやエンボスなどを駆使して真似るのはとても勉強になると思います。レイアウトや色の使い方なども勉強になると思いますし、ユーザビリティなど意識しながら作っていかれるといいと思いますよ^^ Photoshopのロゴデザインなどの本はいくつがありますので、それを使ってみてもいいと思います。 純粋にデザインだけをやるならあまりPHPは必要ないかもしれません(あっても既存のものを貼り付けるだけで済む程度だと思います)。 ただ、WordPressやMovable Typeを使用しているような会社であればある程度は分かっていたほうがよいかもしれませんね。どこまでデザイナーがやるのかは会社によって違うと思います。 私はちなみに、必要最低限のPHPは会社に入ってから勉強してます^^; JavaScriptに関しても同じだと思うのですが、JavaScriptを書けるまでは必要ないかと思います。記述を読んで内容が理解できる程度でいいんじゃないかな…と個人的には思ってます。 英語については、私は一応過去に勉強していたため「英語やっててよかった」と思うことは時々あります。何か新しい情報を得る時など、海外のサイトを見ることがたまにあるからです。でも、スラスラ出来るレベルまでは必要ないと思いますよ。英語の勉強に時間を割くぐらいなら、その分他のサイトをご覧になるほうがよいと思いますし。 あと他に学んでおいたほうがいいと思うのは、FLASHとイラストレーターでしょうか。HALで勉強されると思いますが^^ 実際に仕事を探している時、名古屋では「実務経験ナシでOK」という会社はとても少なくて厳しかったです。 ですので、三年の間にたくさんの作品を作っておかれるとよいのではないでしょうか。 頑張ってくださいね! かげながら応援しています。
お礼
アドバイスありがとうございます、とても参考になりました! 本当に業界のことは何一つ知らないので、何をどこまでやっていいか分からずにいました。ほんとにhijiki_who様のアドバイスで救われました。 PHPもJavascriptもWordpressもMovable Typeも完全に理解した上で、デザインセンスも必要で感動的なFlashまでも作成できないといけない職業なのか!と思って、しばらくの間缶詰で勉強しておりました。 > つくってみたいと思うサイトを、実際にPhotoshopで作ってみてはどうでしょうか。ボタン一つとってみても、グラデやエンボスなどを駆使して真似るのはとても勉強になると思います。 そうですね!人のサイトを見て、実際にローカルで真似たりしてみてデザインに関する知識を増やしたいと思います。 > あと他に学んでおいたほうがいいと思うのは、FLASHとイラストレーターでしょうか。HALで勉強されると思いますが^^ 専門学校は学費がとても高いので、少しでも安い夜間にして、昼間はWebデザイン関係のアルバイトができたら良いなと思っていましたが、探してもなかなか見つからない状態です。 他の質問を見たり、過去にいくつか質問した限りでは「基礎知識は必要」「Web業界は大学卒くらいの人がほとんど」とのことで、専門学校をすすめられましたが、人によっては「専門学校は無駄だった」と言う人もいるようで悩んでいます。 ……とにかく、今回いただいたアドバイスを参考に頑張りたいと思います! 貴重な体験談やアドバイスなどの情報をいただき、本当にありがとうございました!感謝します。
- tomtom963
- ベストアンサー率19% (19/96)
デザインセンス。
お礼
貴重なご意見ありがとうございます。 そうですね、デザインセンスも身につけたいと思います。
お礼
素晴らしいアドバイスをありがとうございました! 今回のmashazoさんからのアドバイスで、私の人生は、さらに大きく変化するかもしれません。 これだけの情報をいただけたことに大変感謝します。 各種ソフトウェアに関する情報から、どの程度まで扱える必要があるのかということにまで説明していただいたので、今すぐにでも勉強をはじめさせていただきたいと思います。 私がはじめてインターネットというものを知ってから4年経ちましたが、確かに4年前とは比べモノにならないほど、技術が進歩しているなと感じます。 今回のmashazoさんのアドバイスをもとに、これから頑張っていきたいと思います。本当に本当にありがとうございました。