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これは誰のことばでしょうか?
「兵の形は水に象(かたど)る」これは誰のことばなんでしょうか?
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興味深かったので私も調べてみました。 孫子とは中国の春秋時代の武将「孫武」の尊称で“孫武の作とされる兵法書”も『孫子』と呼ばれているそうです。 余談ですが、孫武の子孫とされている戦国時代の武将、「孫ぴん」も尊称で孫子と呼ばれています。従来知られてきた孫武の『孫子』と区別して孫ぴんの兵法書は『孫ぴん兵法』と呼ばれているそうです。 (孫ぴんのぴんは文字化けするので平仮名で表記しました。) http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AD%AB%E5%AD%90 ご質問の言葉は現存する『孫子』十三編のなかの“虚実篇 ”――実で虚を衝き、優位に立つ――のなかにあります。 書物としての成立時期が確定出来ないことや孫武が書き上げた後も写本や加筆されたと言うことを考えると、この言葉は「孫武の言葉だと伝えられている。」と言うのが妥当なのでしょう。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AD%AB%E5%AD%90_(%E6%9B%B8%E7%89%A9) 以下はこちらからの引用です。 http://gold24.hp.infoseek.co.jp/syodana/koten/sonshi/kyojitsu.html それ兵の形は水に象(かたど)る。水の形は高きを避けて下(ひく)きに趨 (おもむ)く。兵の形は実を避けて虚を撃つ。水は地に因(よ)りて流れを 制し、兵は敵に因りて勝を制す。故に兵に常勢なく、水に常形なし。 戦闘態勢は水のようであるべきだ。水には固定した形がなく融通無碍に変化しながら高い所を避けて低い所に流れていく。戦闘も、充実した敵を避けて 弱小な敵を攻めることだ。水が地形によって流れを変えるように、戦闘も、 敵情の変化によって戦い方を変えるべきだ。水には定まった形がはないように、戦闘にも定まった戦い方はない。
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- sumiwaka
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孫子の虚実論にある言葉です。 「夫兵之形象水」 夫れ兵の形、水に象(かたど)る 軍の形は水の形と同じという意味で、軍の形も敵の備えの充実した所を避けてすきのある虚弱な所を攻めるものだ、という事です。