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すげ師(鼻緒すげかえ職人)になるには?
下駄の鼻緒のすげかえ職人になるには、どうしたら良いのでしょうか? そのような技術が学べる学校(専門学校や学部)はありますか? やはり職人さんに弟子入りするしかないでしょうか? また、すげ師の需要はどうなのでしょう? それを仕事として食べていくことは可能なのでしょうか? ネットで調べても良く分かりませんので、分かる方がいらっしゃいましたら是非教えて下さい。 よろしくお願いします。
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- bekky1
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>分かる方がいらっしゃいましたら是非教えて下さい。 よろしくお願いします。 詳しいわけではないですが、和裁が趣味で歴史小説など読むのが好きです。 小説のなかに下駄の鼻緒をすえる内職をする長屋の親子というのが出てきます。 つまりは、そのていどの技量で当時としても間に合ったということ。 下駄を作る人がいて、鼻緒を作る人がいる。 で、内職で、鼻緒をすえる。 更に言うなら、ほぼ全員が鼻緒のあるものを利用している時代で というところがミソです。 今は、鼻緒があるものの需用が少ないでしょう? 需用の少ないものに「専門学校」があるわけがない。 学校としての採算が合わないから。 和文タイプや、英文タイプの学校ってもうないでしょう? どうして、鼻緒の挿げ替え職人を目指そうと思っているのかよくわかりませんが、神業をもし持ったとしてもソノよさを認識できる人もいない。 つまりは需用のないところに技の【職】を求めても、 生活はできないということです。 下駄もね、昔は人力で削って作った。 今は機械で作るし、ぞうりもそう。 鼻緒も同様に、昔は人力で作った。 今はミシンで作る。 たたみもそうでしょう? パワーがいる縫うというような作業は結構な技を必要とするのですが、 これを機械ができるようになると、【神業】以前に消費を補えちゃうので【神業】の生き残る余地がナイノデス。 安いぞうりは1500-3000円であります。 中国製です。 下駄は1000円。 もちろん鼻緒はついている。 銀座などでディスプレーされているものには2万とかのぞうりもあります。 デモ、これを買う人はすげかえしないでしょうし、コノぞうりが飛ぶように 売れないとすげかえの需用はもちろんない。 メルサの5階に呉服フロアーがあったのですが、いまや、閑古鳥です。 着物文化があるというのが「鼻緒」のを必要とされるベースです。 着物を3枚持っている人でも履物はまずあって1-2足。 ドンドンと所有する数、需用がない。 これですげ替え職人として これから学び生きるのは至極、難しいとは思いませんか? そういえば、イカケヤサンというのが昔はアッタ。 なべ底の穴をふさぐ。 傘やというのもあった、折れた骨を直す。 鼻緒のすげ替えというのも、鼻緒が・・・で初めて求められる話です。 相当に、「池」が小さい。
お礼
伝統工芸校などには和紙や竹細工の学科あるようなので、もしかしたら下駄に関する学科等があるかな~と思ったのですが…。やはり無いのでしょうか。 確かに需要はないでしょうね。着物文化は消えつつありますし。 今は浴衣ブームなんかがあるようですし、普段着に下駄を履いたりする人も出てきたと言いますが、とはいえそうそう下駄の需要は無いでしょうね。例え下駄の需要が多少増えたとしても、安いものを買う人が多いでしょうし。結局は職人の需要は変化しないのでしょう。 すげ師としてやっていくには難しい時代だということは良く分かりました。ただ、やはり「なっても大変だから」という理由で皆が避けるようになれば、職人は消えていく一方なのだろうとも思います。 職人になりたくても需要がない、結果職人は減る、文化が消える、ということですよね。なんだか切ないですね…。 将来すげ師を目指すかどうかは別としても、大変貴重なご意見を頂きました。丁寧に回答頂き、有難うございました。