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相対性理論
guiterの回答
- guiter
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少し誤解が起こっていそうなので、 まず、相対論の啓蒙書はたくさん出ていますが、 それによって起こりやすそうな間違いをいくつかあげてみると、 1.光の速度は常に一定である 2.速度とともに質量は増加する 3.特殊相対論では加速度運動を説明できない といったものが挙げられるように思います。 1に関しては一般相対論の範疇になりますが、 曲がった時空の中では光速度は変化します。 2は重力質量、慣性質量などを正確に書かないことや 走っている人が太っていくようなイラストにより 誤解が生じていると思います。 重力質量が増えてしまっては、 ある人の前を2台のロケットが亜光速(2台は同じ速度)で通過したとき その人から見るとロケット間に大きな万有引力が働くことになりますが、 ロケットに乗っている人同士が相手を見ると静止していて 通常の万有引力しか働かなくなってしまいおかしいですね。 それから、3の加速度運動に関しては 1905年に特殊相対論は2編に分かれて提出されており、 第一論文のほうの最後のセクションで加速度運動について述べられています。 ちなみに、有名な E = mc^2 という式は第二論文のほうです。 ご質問のパラドックスについてですが、 これは特殊相対論の範囲でも説明は可能です。 実際にどのような結果になるかというと、 再び出会う時には宇宙線で飛び出していった人のほうが若いことになります。 今の設定では宇宙線で飛んでいる人は地球だけでなく 周りの星に対しても相対運動をしており、 それぞれの人の運動が対称的にはなっていないところに本質があります。
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