- ベストアンサー
「先輩が幸せなら俺も幸せだ」と「先輩も幸せなら俺も幸せだ」
こんにちは。日本語勉強者です。 「先輩が幸せなら俺も幸せだ」の「が」を「も」に書き換えて意味はどう違いますか? それにもう一つの問題、「社員も未熟なら社長も未熟だ。」の語尾の「だ」を「か」に書き換えたらニュアンス的には変わるのでしょうか? うまく表現できないのですみません。 ご回答のほう、よろしくお願いします。
- みんなの回答 (3)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
相当難しい日本語までよく勉強されていますね。 「先輩が幸せなら俺も幸せだ」:この場合の「なら」は仮定を意味しますから、普通「もし先輩が幸せであるなら、俺も幸せである」という意味ですね。「先輩の幸せ」が前提条件となって「俺の幸せ」が述べられています。 「先輩も幸せなら俺も幸せだ」:この文章では「~も、~も」という並列を意味する「も」が使われているので、「先輩の幸せ」と「俺の幸せ」は2つが並列になっており、「先輩の幸せ」が前提条件になっていません。従って、あいだに入っている「なら」は仮定を意味せず、単に前後をつなぐ役目です。「なら」の代わりに「だし」を使って「先輩も幸せだし俺も幸せだ」と言い換えてもいいです。「なら」を使う意味は文章全体を強調するためです。 「社員も未熟なら社長も未熟だ」:これも「~も、~も」という並列用法を使っています。上記と同じです。この文章で最後の「だ」を「か」に換えたときは非常に強い意味になります。相手の会社や社長を相当非難する感じが出て、「社員が未熟だと思ったが、社長までも未熟で呆れ果てたものだ」というような捨て台詞に近いものになります。これ実際に使うことは絶対に避けるべきでしょう。日本人は言葉の使い方に相当神経を使いますから、外国人といえども決してこのような言葉を使わない様にしてください。
その他の回答 (2)
- jo-zen
- ベストアンサー率42% (848/1995)
「先輩が幸せなら俺も幸せだ」 ⇒「先輩が幸せである」だから「俺も幸せである」 この場合の「なら」は、前提(理由)を受けて結論を導くものとなります。 「先輩も幸せなら俺も幸せだ」 ⇒「先輩が幸せである」and「俺も幸せである」 この場合の「なら」は、並列の関係を示すものとなります。「俺」が幸せな理由は「先輩」とは無関係の場合にも使います。 ※「先輩が幸せなら俺も幸せだ」と同様な意味に使うこともあります。 「社員も未熟なら社長も未熟だ。」については、上記と少し意味合いが違い、 「社長が未熟である」だから「社員も未熟である」 という、ある意味「社長」に対する侮辱の言葉となります。決まり文句と思ってもらった方がいいと思います。語尾を「か」に変えた場合は、疑問形となりますが、疑問の意ではなく、あざけりの気持ちが感じられるものとなるかと思います。侮蔑の度合いは強まることになります。余程のことがない限り、使わないほうが賢明な用例かと思います。
お礼
ご回答、ありがとうございます。大変参考になりました。今はとても納得がいきました。分かりやすくかつ詳しく教えて頂いて、ありがとうございました。
- 9der-qder
- ベストアンサー率36% (380/1038)
「先輩が幸せなら俺も幸せだ」 先輩が幸せであることが俺にとっても幸せである。 「先輩も幸せなら俺も幸せだ」 先輩も俺も幸せだが、その両者の「幸せ」に関連性がなくてもいい。 もう一つの例で言うと 「社員が未熟なら社長も未熟だ。」 社員が未熟なら、それを育てられていないということは社長も未熟といえる 「社員も未熟なら社長も未熟だ。」 ”社員は期日を守れない、社長は責任逃ればかりする”というようにどちらも未熟だが、そこに関連性がない。 豆電球の回線でいえば、直列と並列みたいな違いではないでしょうか。 若干自信ないです・・・m(_ _)m
お礼
素早いご回答いただき、ありがとうございました。参考になりました。
お礼
ご回答、ありがとうございます。大変助かりました。お礼が遅くなってしまい、申し訳ありません。 前は両者の区別が良く分からなくて困っていました。こちらで頂いた回答を読ませていただいて、ようやく納得いたしました。もう一つ教えて頂いた「か」のことも今後注意して使わないようにさせて頂きます。 本当にありがとうございました。