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神社やお寺に髪の毛を奉納するのはなぜ?
京都・六波羅蜜寺の鬘掛地蔵は左手に毛髪をもっておられ(本物なのでしょうか?) たくさんの毛髪が奉納されているそうです。 また同じく京都の菊野大明神ではかつて毛髪を奉納する習慣があったそうです。 東本願寺には髪の毛で作った毛綱があるそうですし、大分県の椿堂にも大量の奉納された毛髪が祭られているとか。 神社やお寺に髪の毛を奉納するのはなぜなのでしょう?
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東本願寺には髪の毛で作った毛綱があるそうです 東本願寺の毛の綱は、昔建物を作るときに大木を引くのに苧麻(ちょま)の綱では切れてしまい、全国の女性の信者から髪の毛を寄進してもらい、綱にして大木を引いたということを読んだ記憶があります。 他の例は創造ですが、身代わりなのではないでしょうか。着物など自分が使っていたものを奉納して祈祷してもらったりすることがよくあります。それと同じように自分の身体の中で髪の毛を切って奉納し、祈祷してもらったのではないでしょうか。 人を呪うときに、相手の髪の毛または爪を手に入れ、それを用いて呪いをかける例もよくあります。相手の髪の毛を捨てられていた髑髏に入れ、呪詛する方法がありますから、逆の意味で自分の身代わりとして髪の毛を奉納したのではないでしょうか。 以上、参考まで。
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- 莽翁寒岩 一笠一蓑一杖(@krya1998)
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ANo.4ご回答へのご質問者さんの書き込みで連想あれてくるのが、遺髪ということばですね。
お礼
何度もありがとうございます!
- fumkum
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>>相手の髪の毛を捨てられていた髑髏に入れ、呪詛する方法 真言立川流と関係ありますか? 多分関係ないと思います。髑髏の件は奈良時代の呪詛の話の中にも出てきますから、まだ、真言宗は日本に入ってきていません。ただ、雑密の形で入ってきている可能性はありますが、日本の土俗的信仰の中に呪詛の方法はあったのではないでしょうか。 確たる回答にはなりませんが、参考まで。
お礼
返事を下さりありがとうございます。 奈良時代の髑髏の呪詛を調べてみましたが 県犬養姉女が忍坂女王・石田女王を連れて不破内親王の元を訪れて 志計志麻呂を皇位につけるために 称徳天皇の髪を盗んで佐保川の髑髏に入れて呪詛したという事件のことですね。 確かに奈良時代であれば真言宗はまだ伝わっていませんね。 が、この事件から考えると髪の毛とはその人物の身代わりであると 考えられたとみていいように思われますね。 このとき称徳天皇はこの時出家していたはずで その称徳天皇の髪の毛が盗まれたということは、出家するために切った髪の毛は 捨てずに保管しておいたんでしょうか。
- 莽翁寒岩 一笠一蓑一杖(@krya1998)
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日本でも昔から、髪の毛は女性の命、といわれてきていると記憶しております。 だから、源氏物語でも、無理に剃髪させられていく女性がお話にあります。とても悲しいことなのだそうです。 lemanさんがインドのお話をご紹介されておられます。私は思想的なものの流れの源泉はどうしてもインドに行き着くような気がしております。そしてやはりヒンドゥの教えを学び精進しております。 髪の毛は人間が大きな意識から出来る(出てきている)ときの、生えてきている根っこなのだというお話も教えられています。 じゃ毛のなくなってしまった人はどうなのだ。ということですが、不可視の体の毛髪はあるとのことです。薄いことを気にしている人は、ちゃんと見えるようになってほしいでしょうね。 サムソンとデリラって、いうお話でしたか。大力と能力のあるサムソンですか、騙されてか力の源の毛髪を切られて、虜囚となりますね。そして殺されるのでしたか? そういうことを日本でも直感的に昔から感じてきているのではないでしょうか?信じてきているというのでしょうか。 女性の髪の毛は大象も繋ぐとか。 神道やご信仰で、或いは民俗学からのお話は、これから寄せられると存じますが、傍話でしたが、ご参考にと存じ。
お礼
ありがとうとざいます。 「髪の毛は生きている根っこ」という信仰がインドにあったのですね。 とても興味深く読ませていただきました。 サムソンとデリラって旧約聖書にある話だそうですね。 東西を問わず髪の毛は神聖視されていたのですね。 菊野大明神は「縁切り」にご利益があるとされています。 同じように「縁切り」にご利益があるとされる神社に安井金毘羅宮(京都)があります。 安井金毘羅宮には現在は髪の毛を奉納するという習慣はないようですが 髪の毛に関係するお祭が行われています。 「櫛祭」といって、花街に近いこのあたりの美容室の方々が 飛鳥時代から現代までの髪型を結いあげ 祗園界隈を練り歩くというものです。 髪の毛を奉納することは縁切りと関係があったりするのかな、 と思ったりもします。
- leman
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おそらく髪の毛というのはいちばん身近な存在ですよね。それを切って奉納して悪い邪気などを追い払ってもうらおう。いわば”厄落とし”と考えれば自然ではないでしょうか。 たしかインドのある宗派でもおなじことやってます。おそらく根っこは同じではないでしょうか。
お礼
ありがとうございます。 自分の身代わりに毛髪を奉納する、ということですね。 インドの宗派ということはヒンズー教か仏教でしょうか? 仏教の僧侶は剃髪しますが、そういうことも関係あるのでしょうか?
お礼
ありがとうございます。 髪の毛って本来強いものだったのですね。 現代人の髪は染めたりパーマかけたりするのですぐ切れるんじゃないかと思ってしまいますが(笑)。 おっしゃるように髪は身代わりなのかもしれませんね。 髪と爪以外のものは切って納めるわけにいきませんし。 >相手の髪の毛を捨てられていた髑髏に入れ、呪詛する方法 真言立川流と関係ありますか?