日本のマスコミは三浦和義氏をなんで今でも容疑者と報道するのだろうか

質問

三浦和義氏がサイパン(米国領)で逮捕され米国の法律で審議されようとしています。日本の最高裁で無罪判決が確定しているのに、日本のマスコミが彼を紹介する時「容疑者」と呼んでいます。 ワイドショーならまだしもNHKなどのニュースでも自国の司法の判断を軽視するような「容疑者」呼称には恐怖感に近い違和感を感じます。

昔あれだけマスコミが騒ぎたてたロス疑惑ですが、そこまで犯罪者扱いするのは、マスコミの意に反し無罪になった三浦氏だからなのか？ それとも同盟国米国での逮捕だからなのか？ もし逮捕されたのが三浦氏でなく別の事件の別の人だったらどうなのか、米国でなく別の国での逮捕だったらどうなのか。

私の価値観では「△△国で拘束された○○氏(さん)」で良いように思うのですが、出尽くされた話題かも知れませんが皆さんはどう思われますか。

回答No.7

lequeos · ベストアンサー

まず、情報として、私が見た範囲の主要な全国紙・通信社の記事では、三浦氏の呼び方は初出は「容疑者」、２回目以降は「元社長」で、見出しでは「元社長」を使うというのが標準的でした。

日本で無罪とされたとはいえ、違う訴因と新たな証拠が含まれており、「一事不再理」の原則そのものが争点となっている以上、一般の容疑者と異なる扱いをすることは困難でしょう。かといって、やはり一度無罪とされた同じ事件が問題となっており、ずっと容疑者と呼ぶことに違和感もある、という感覚の折衷でそうなっているということでしょう。同様の記述は、国内でも、たとえば不起訴になった容疑者の記事で初出を容疑者、２回目以降は肩書きで呼称する例はしばしばあります。

お礼

非常にややこしい表現、言い回しですが、端的に書くと、lequeosさんのお書きになっている理由でこうなっているのでしょうね。
時代が変わるとマスコミの表現も変わると思いますが。

回答No.12

ryuken_dec

なぜか日本の司法を持ち出す人がいますが・・・何でも日本基準で見るのはおかしいですよね。
主権侵害ではありません。そんなことを言う人は、日本で強姦などの犯罪を犯したが、アメリカのルールで無罪放免になった米兵のことを日本人は非難してはいけないとでも言うのでしょうか。

また、各国の法律で規定されていることを基準とすると日本においてアメリカでの企業のCEOをCEOとは呼べません。彼らはアメリカにおける企業に関する法律で規定されていて、日本の司法で規定されているものではありませんからね。
同時にアメリカ合衆国大統領もブッシュ大統領とは呼べません。日本に法律は大統領制を認めていません。そうなると常に「アメリカ合衆国大統領のブッシュ氏」と言わざるを得ませんね。日本の法律で合衆国大統領は認定されていないことを考えて呼び方を考えたらこうなります。

中国で麻薬密売をしようとして、中国の裁判にかけられた日本人は容疑者ではないのでしょうか？日本では逮捕も起訴もされていませんが、一般的には容疑者でしょう。
イギリスで強盗事件で逮捕された日本人がいれば、日本の警察・司法によって逮捕・起訴されていなくても容疑者でしょう。

世の中にはどの視点から見るかで物事は変わります。

回答No.11

ueda21

私も容疑者はどうかと思います。
ペルーのフジモリ元大統領も逮捕状出てませんでしたか？彼は容疑者だったかな？日本に日本国籍があるとして逃げたきた時も
主権侵害を理屈で言えば北朝鮮と同じ拉致でもいいかも知れません（笑）
私も彼はクロに近いかなと思い好きではありませんがそれとは別の判断は必要でしょう。
彼はワイドショー主導の元犯罪容疑者なのでマスコミ的にもある意味恨み節が出ているのかなとも思います。

ただ私が聞いたのは元社長が多いと思います

回答No.10

noname#29999

以前、この問題で質問した事があります。
結局、事は紛糾して削除の憂き目に遭いましたがご質問者もお気をつけ下さい。

私はご質問者の意見に賛成です。
容疑者という呼び名のままで良いとする人達はミソも○○も一緒という感情論の方が多いように思います。
ロス疑惑事件そのものではなく、彼に付随する諸々のもの、彼の人間性、彼の日頃のふるまいなどによって彼自身を裁こうとしています。
これは、同じ犯罪を犯しても、見るからにかよわい美人と獰猛な人相の男、日頃から近所付き合いの良い人間と偏屈で無愛想な人間では量刑に差が出る事を容認する考え方で、とても恐ろしい事です。
このような考え方が罷り通るとすれば、いくら裁判で無罪になったとしても、自分の気に食わないタイプの人間にはいつまでも犯罪者の烙印を押し続けることになり、裁判は何の為にするのか分からなくなります。

三浦氏が最近どのような軽犯罪を犯したとかロス疑惑事件に於いて彼がどのようにクロに近かったとかを彼の呼び名を決める材料にするべきではありません。
あくまでも、三浦氏が我々の国の司法によって無罪となった事をこそ考慮して呼び名を決めるべきです。
私は、日本人も日本のマスコミも彼を容疑者と呼ぶその考え方にアメリカへの追随の姿勢を見ます。
三浦氏を容疑者と呼ぶ事が、自国の司法を軽視している事に彼らは気づくべきです。
日本はれっきとした世界に通用する主権国家です。
アメリカの一州ではありません。
我が国での無罪の判決にも関わらず、一事不再理の原則を無視して三浦氏を逮捕する事は主権国家への侵害行為です。
やり手のゲラゴス弁護士が予想もしなかった「共謀罪」で有効になりはしましたが、結局殺人罪では一事不再理の規定により無効となった訳です。

他国への主権侵害行為も自国の法律には勝てなかったという事ですね。
アメリカで起きた事件で、アメリカ人が彼をなんと呼ぼうと構いませんが、我々日本人は主権国家の一国民として自分の国の司法を信じるならば、やはり、サイパンで、○○容疑のため拘束された三浦和義氏と言うべきだと思います。

お礼

>結局、事は紛糾して削除の憂き目に遭いましたがご質問者もお気をつけ下さい。
御配慮ありがとうございます。
このような質問だといろんな意見があって然り、皆さんから長文の丁寧な意見をいただいていますが、大きく荒れないうちに閉じさせていただこうと思います。

nekomacさんからは、私の意見を代弁、質問を補足していただいているような回答をいただきホッとしました。ありがとうございました。

回答No.9

ryuken_dec

＞「△△国で拘束された○○氏(さん)」で良いように思う

アメリカで【殺人の容疑で】拘束された三浦氏なのですから、容疑者だと思いますが？
「アメリカで拘束された三浦氏」だと、何で拘束されたのかが分からず、テロ組織に拘束されたのとの区別がつきませんよね。

そして、容疑者と犯罪者を同義に受け取るですか・・・個人的価値観はどうでも良いですが、一般的には通らない考え方ですね。裁判にかけられた人(容疑者)=犯罪者と考えるのは危険思想ですね。
こういう人が多いから刑事日本では裁判にかけられてしまうと、強引に有罪にされたり、誹謗中傷にさらされたりという酷い目にあうわけです。

また、犯罪容疑で逮捕された人を、日本で警察に逮捕された人や裁判で公判中の犯罪を行った犯人と思われる人を何と呼ぶのでしょうか？
仮に容疑者が犯罪者と同義なら、最高裁判所で判決が確定するまで容疑者と呼べないことになります。でも、その時にはすでに容疑ではなく、確定ですので犯罪者ですよね。

＞自国の司法の判断を軽視するような「容疑者」呼称には恐怖感に近い違和感を感じます。

私は、
司法の判断を軽視するような、逮捕されて訴えられただけの【犯人の可能性が高いだけ】の人(容疑者)を犯人扱いするような「容疑者」差別は恐怖に近い違和感を覚えます。

回答No.8

dai-ym

>これについてはどうなんでしょう。 一種の言葉遊びのようで、私にはほぼ同義に受け取れますが。

大丈夫ですか？
同義ではなく明らかに意味が違う言葉ですよ。
容疑者を犯罪者であるかのように考えている人が居るために、無罪だった人が苦労します。
容疑者は警察が疑っている段階の人で犯人かどうかわからない人ですよ。
それを犯人と同じ意味だと考えるのは、よく２ｃｈなどに居る韓国人や中国人は悪い人間だと言っているのと同じですよ。

補足

> 同義ではなく明らかに意味が違う言葉ですよ。

マスコミ自身もそう解釈しているから、いつも取り出される○○司会者、△△メンバーのような表現が出ているわけでしょ。容疑者＝犯罪者でないなら、これらの場合も容疑者報道で良いじゃないですか。
そう解釈できない読者に配慮してこうなっているとでも言いたいのでしょうか。

回答No.6

gungnir7

>仮にマスコミからの情報だけでこう評価をしているなら少々危険だと思うのですが

申し訳ないが、このような返答は理解に苦しみます。
一般人である以上マスコミやネットでしか情報収集はできません。
それは仕方のないことでしょう。ただし、ここで回答活動をしている以上、
マスコミの情報だけで判断する危険性も知っております。

ですから私は氏の人生の中で二重にも三重にも出てくる不祥事に疑問の目を向けているわけです。
はたけば次から次へとほこりが出てくる人物をそれなりの色眼鏡で見るのは当然かと思います。

あなたは三浦氏擁護派なのでしょうか？
8digitsと名乗っている以上は論理的考察もそれなりに得意とお見受けします。
ともあれ、あなたは私のことを危険と批判しました。
どういう意図かは分かりませんが、最悪危険人物というニュアンスまで含みます。

危険と批判される以上、あなたは万引事件について私より真実を知っているのでしょう。
それについてあなたは説明する義務があります。

回答No.5

wiz0621

「容疑者」は犯罪者ではありません。よって呼び方自体は正当です。
一方で我々がこれらの言葉を同じに認識しているのも事実です。
例えばSMAPの稲垣氏が逮捕されたときには「容疑者」ではなく
「稲垣メンバー」と呼ばれましたし、人気司会者の島田伸介氏の場合にも
「タレント島田伸介氏」という呼び方をしています。

これは起訴後の有罪判決が69,139/70,610（平成19年度）であること
つまり98%はそのまま犯罪者とされてしまうことに起因します。

こういった事実に対して、これを厳密な操作の賜物だと主張する人間も居ますが、
実際にはそんなことはなく御殿場事件をはじめとして冤罪と見られる事件も
多く存在します。日本ではまず有罪ありきのシステムなのです。

この件の三浦氏の場合にも、一定の配慮の下「三浦元社長」という呼称が
主に使用されています。ですが、当時の担当刑事を呼んで
すでに裁判で否定された主張を一方的に展開したり
呼び方以前に、まず有罪であるとの論調がほとんどであると思われます。、
ちなみに、三浦氏は別件で有罪の判決を受け、服役を終えています。
今回の争点は無罪判決を受けた殺人罪についてなので、これはひとまず置いておきます。

さて、質問者さんの質問「なぜ三浦氏は犯罪者として扱われているか」についてです。
これは、一事不再理の原則を専門家であっても正しく理解していないことに起因します。

まず、外国判決に対して一事不再理が無効であるという主張。
これは以下の条文により否定されます。
<<市民的及び政治的権利に関する国際規約　14条7項>>
何人も、それぞれの国の法律及び刑事手続に従って既に確定的に有罪又は
無罪の判決を受けた行為について再び裁判され又は処罰されることはない。

次にカリフォルニア州法では外国判決を無効としているという主張。
これは今回の送致においても論点となりましたが、この法律が出来たのは2004年です。
それ以前においてはカリフォルニア州でも外国判決による一事不再理が
認められた判例が存在します。そして、殆どの法律の前提として
遡っての追求はできないのです。

最後に、今回の件の罪状が異なるという主張。これは今回の移送決定の根拠でもあります。
つまり、三浦市は同一の事件で「殺人罪」ではなく「殺人共謀罪」によって裁かれます。

彼が犯罪者かどうかを決定付けるのは、この3点目の論理的な正当性を争うことになります。
少なくとも私は、これがおかしな話であると感じます。
殺人罪で無罪になったら共謀罪。これで無罪になったら？もしかすると今度は殺人教唆で
起訴されるかもしれません。それが無罪になっても別の罪状で起訴されるかもしれません。
この延々と続く訴訟の連続が許されるのならば、
三浦氏は死ぬまで裁判に拘束され続け、市民権は著しく害されることとなります。

三浦氏が有罪か無罪かの議論は最高裁判所で決着した問題であり
これに異を唱えるのならば、まず司法システムに対してすべきです。
また、本当に異を唱えたいのならば、事件当時にすべきであったはずです。
今回の問題は無罪判決が確定した「元」容疑者に対しての訴追が可能であるのか。
あくまでこの一点です。これを理解していないことが、今日の不理解に
つながっていると考えられます。

お礼

ご回答の前半については、私もほぼ同じ解釈をしています。

>さて、質問者さんの質問「なぜ三浦氏は犯罪者として扱われているか」についてです。

質問の仕方が悪かったみたいですが、私は三浦氏が米国でどのような審判を受けるかには興味はなくて、日本のマスコミがなぜそのような表現をするのか、というのが質問内容だったわけです。
20pt良回答を付けた他の方からの回答が私の疑問に端的に答えていただけている回答でしたが参考にはなります。
丁寧な回答を頂きありがとうございました。

回答No.4

igarasik0

本来「容疑者」という語に「犯罪者」という意味は含まれていません。
ただ「容疑をかけられた者」というだけです。
それなのに、「容疑者」という言葉を使っていることを「犯罪者扱いしている」と非難するのは、「私は容疑者を犯罪者と同じように見ている」と表明しているのと同じようなものです。
冤罪の人を犯罪者と同じように扱っている場合もある訳ですから、これは間違っています。
そしてそれは質問者様が問題だと主張しているものより深刻な問題だと思います。

それはともかく。

実際に三浦和義氏は容疑をかけられているのですから「容疑者」という言葉を使っても問題がないと思います。
そこに当人の人間性は関係無いでしょう。

ところで、ＮＨＫは三浦和義氏のことを報じるとき、一貫して「三浦和義元社長」という訳のわからん呼び方をしていたと思うのですが、いつ、どのニュースで「容疑者」と呼んでましたか？
放送日とか番組名とかを、もし覚えていたら補足で書いてください。

補足

まずは、NHKが「容疑者」と呼んでいたニュースですが、ここ1週間以内のラジオ第一放送の夜のニュースと記憶しています。それがこの質問をすることになった引き金になったわけです。

>本来「容疑者」という語に「犯罪者」という意味は含まれていません。
これについてはどうなんでしょう。 一種の言葉遊びのようで、私にはほぼ同義に受け取れますが。

回答No.3

ogawa_sora

今日は。
日本の憲法では、一度無罪となた行為については、再び刑事責任を問え
ない「一事不再理」の原則があります。
日本人が外国で事件を起こし、その国の法律で裁かれる場合は、この原
則は適用されませんが、過去に立件された事は稀です。
それで、今回の場合は、犯罪捜査についてアメリカは「属地主義」、日
本は「属人主義」を取っているために起きた歪みです。
アメリカ人が日本国内で犯罪を起こした場合、アメリカの捜査当局は原
則立件しないが、日本の捜査当局は、日本人が外国で起こした犯罪でも
捜査します。
つまり、日本人がアメリカ国内で犯罪を起こした場合、日米両国で逮捕
起訴される事が可能です。
あと、日本の殺人罪の公訴時効は２５年ですが、アメリカは時効があり
ません。
ですから、今回は、ロス市警が発行している逮捕状の執行をした訳です
から、アメリカで無実の判決が出るか、不起訴になるまでは「容疑者」
で問題ないと思います。

回答No.2

gungnir7

日本のマスコミはこういうところは冷たいところがあると思われます。
容疑者は事実なので、この言葉に瑕疵責任は問えません。
前例ができるまでは右へ倣えで同じ傾向が続くでしょう。
ちなみにペルーの大統領であった藤森氏は元大統領と肩書きでよばれていました。

さて、ここからは個人的見解ですが、三浦氏については容疑者のままで十分です。
なぜなら氏はでたらめな人間だからです。
サイパンで拘束される前にもコンビニで万引きで捕まりました。
その挙げ句、証拠の撮影は肖像権違反だとか喚いたとか。

世間一般でもこんな人物に同情する人はまれでしょう。
ケースバイケースで行動しろと質問者様が考えるのなら
今回は冷たく接して正解でしょう。

補足

> なぜなら氏はでたらめな人間だからです。
gungnir7さんが三浦氏とどういう関係の人かわからないのですが、仮にマスコミからの情報だけでこう評価をしているなら少々危険だと思うのですが。