- ベストアンサー
ヨーロッパの田舎のトイレについて
フランス、リヨン近郊のラ・トゥーレットへ行った時、駅の近くのレストランのトイレは 便座がなかったんです。 いわゆる日本でいう「和式」トイレのスタイルで、どちらを向いて用を足したらいいのかわからなくて、 一瞬固まってしまいました。 フランスに詳しい友人にこのことを言ったら、フランスの田舎には結構こういうタイプの トイレがあるそうです。 ヨーロッパの他の国にも「和式」タイプのトイレはあるのでしょうか?
- みんなの回答 (5)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
世界には大別して「しゃがみ便器」と「こしかけ便器」があります。「きんかくし」のある和式の便器は「しゃがみ便器」の一バリエーションと言えるでしょう。この和式の便器ですが、日本だけかというとそうでもなく、たとえば中国のシンチャンウイグル地区の建材店などでも、少ないながらみることができるそうです。中国国内では、陶器製のしゃがみ便器に関しては現地生産が間に合わず、いわゆる和風便器が主流になっていくだろうとの予想が今回参考にした本にはみられます。和風便器としゃがみ便器の境はこれからもますますはっきりしない状況になるのでしょうね。 ではしゃがみ便器と腰掛け便器の文化圏の境目ですが、ほぼ地中海にあるそうです。これは13世紀から数百年間この地域に勢力を保っていたオスマントルコの国境にほぼ重なるとの見解があります。 現在のヨーロッパでは、飲食店のトイレを中心にお尻と便座が接触しないタイプの便器もよくみられ、ちょっと信じられませんが、そういうところでは女性でも「立ちしょん」を強いられることになります。ドイツの便器のパンフレットには露骨なものではありませんが、その写真が載っているそうです。 トイレに入ったときに入り口に向かって無防備にお尻を向けるのは日本のトイレだけだそうで、日本以外では中に入ってから体の向きを変えて入り口に正面を向けるトイレがほとんどだそうです。 用を足すときどちらを向いていいかわからないときは、ともかく「便器の排出口の真上に落とすようにしゃがめばいい」そうです。写真で見る限りは入り口に向かって正面をむく形になるようですが。 (参考:平田純一著「トイレットのなぜ?」講談社ブルーバックスB1114)
その他の回答 (4)
- nozomi500
- ベストアンサー率15% (594/3954)
イタリア、スイスの、アルプスの山小屋ではしゃがみトイレだそうです。 多分、北欧もそうでしょう。 冷たくてお尻が凍傷になっちゃうから。
お礼
なるほど。冷え切った便座にお尻は乗せられませんね。 でもモンブランのエギュー・ド・ミディへ行った時、トイレは水洗で おまけに洗面台はお湯まで出るので、富士山とはえらい違いだと驚いた覚えがあります。 北の地方は、そういう事情があるんですね。 おかげでまた一つ物を覚えました。ありがとうございました。
- rinrin_rinrin
- ベストアンサー率25% (32/124)
南仏を旅したとき、公衆トイレはみなしゃがむタイプでした。 入口にむかって、しゃがみ、用をたします。 私が旅したところでは、他に、トルコもそうでした。 ちょっと・・・・考えてしまうんですが、 そこで用を足さないと余計に困ってしまうので、、 心を鬼にしてトイレにはいりました。 でも、普通のホテル、レストラン等でこのタイプに 遭遇したことは無いですねぇ。 いつも、緊急のみって感じです。
お礼
ニースやモナコでは、こういうトイレにはお目にかかりませんでしたが...。 確かに観光客相手の商業施設にはないようですね。 やっぱり「田舎」のライフスタイルなのでしょう。 ありがとうございました。
- chiriko2002
- ベストアンサー率13% (93/693)
イタリアにも多いです。便座を持って行ってしまってそのままになっていたりするらしいです。イタリア人に聞いたら中腰になってするそうです。
お礼
ってことは、最初は便座があったんですよね。 便座を持って行ってどうするんでしょうか? でも中腰は疲れますね。特に時間がかかる場合は...。 イタリアらしいお話をありがとうございました。
- ranx
- ベストアンサー率24% (357/1463)
ウェールズのど田舎のB&Bでそういうトイレに遭遇したことがあります。
お礼
さっそくのご回答、ありがとうございます。 ヨーロッパ大陸だけじゃなくてUKにもあるんですね。 「ど田舎」というのがキーワードみたいですね。
お礼
トイレ学は面白いですよね。 台北でも「和式」トイレは経験していますが、フランスの場合は 前後が全くわからない、左右対称型だったんです。 まあ、当然出入り口に背中を向けるような無防備な姿勢は避けましたが。 詳しい解説をありがとうございました。