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宇宙戦艦について
First_Noelの回答
宇宙工学関係の基礎研究屋です. 楽しい御質問ですね. 宇宙は平和利用したいので戦闘を考えるのは不得手ですが, 飽くまで宇宙戦艦を前提として気ままに書かせて頂きますね. ヤマトの現実性については,「空想科学読本」と言う本にて, 物理を考慮した考察がなされており,まさにその通りだと思います. 宇宙では上下左右に制限はありませんから,ヤマトのように兵器が 偏った配置にしていては,転回するのに時間を要してしまいます. ですので全方向対処可能な形態となることと考えられます. 従って,案外カッコ悪いほどにゴツゴツ,ゴロゴロと言うものになるのでは? 急激な転回を実現するのは,大推力(しかし低比推力)の推進系を用いるか, 又はホイールによるモーメント制御が考えられます. 前者だと推進剤が非常に多く必要であることを考えると, 後者の方が有利だと思います. 遠方まで行くとなると,小推力でも高比推力の電気推進系が適しているでしょう. 又,大砲ですが,無反動である必要がありますので,弾が飛び出すと同時に, 反対側に同じ運動量を打ち出す必要があります.しかしその方向に味方がいる 場合には当たってしまうかも知れません. ですのでレーザー兵器を搭載するのがベターでしょう.但し必要なコンデンサ等は 建物いっこ程の容積となりますし,電力供給に発電所をひとつ搭載しなくては なりません.必然的に原子力となるでしょう.そしてパルス的に照射します. 従ってこんな感じではないかと. 1.球形である. 2.電気推進を搭載している. 3.大きなホイールによる3軸制御機構を有している. 4.原子炉を搭載している. 5.大容量コンデンサを搭載している. 6.兵器はパルスレーザー. 仕事柄,NASA等の人や文献と接する機会はありますが,かつてのSDI構想の 名残以上のものは聞かないですね. 面白いところでは,NASAのひとつのワーキンググループとして,空想的な推進系の 研究があり,これに予算も一時期ついていました.反重力とかそういう推進系なのですが, 飽くまで大きな仮定(負の質量がある/電力は超超大容量)を設けた上での理論的なものです. このグループに日本の某有名会社の偉いさんも参加しておりましたが,トンデモ本の 格好の餌食となってしまい,すっかりトンデモ研究家として盲信されてしまってます.
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