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企業別組合に関して。
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- coco1701
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>企業別組合の組織率低下の原因 ・元々、企業と組合はユニオンショップの協定を結んで、正規雇用の正社員は自動的に組合に加入するようになっていた ・経済環境の変化により、非正規雇用(契約社員・派遣社員・パート・アルバイト)の比率が上がってきて、正社員の比率が下がってきた (退職者が居て、それ以下の正社員の雇用だと普通に組合員の数は減って行く:また非正規雇用が増えれば組織率は自動的に低下する) >労働組合が無くなることで起きる問題 ・雇用者の資質によるが、会社の利益を優先しすぎると、従業員の待遇にしわ寄せがくる(給与・残業代、福利厚生等) 従業員がその改善を会社に訴える手段が無い・・少なくとも過去の組合は程度の差はあれ従業員の利益を代表していた >労働運動が現在の日本で行われなくなった理由 ・官公労の衰退(JRが国鉄の時は春闘の時は電車はストで止まっていた) 一般企業でもスト権行使をするとか、行使の投票を行なうとか、結構、会社側と対立していた (時代背景として成長期で雇用不足で従業員の方が有利な状況) ・経済状況の変化で、リストラとかが出てきてから、組合は雇用確保の方向に向かっているので、ともかく現状の雇用状態に維持、必要があれば待遇が悪くなっても(給与が下がっても)現状の雇用を守る方向にある・・雇用が維持できない事は組合員の更なる減少を招く事もある 現在は、労使協調で雇用を確保して現状より悪くさせない傾向にある スト等を行なって、会社の業績を落すと、自分の身に降りかかって来るのでそれも出来ない状態 以上、参考意見です
- lv4u
- ベストアンサー率27% (1862/6715)
>>改善する手立てはないのでしょうか。 もしくはこの問題より大きな問題が企業には存在しているため軽視されてるのですかね・・・。 政府(自民党)としては、献金をしてくれる大企業の経営者の意見を重視しているようです。ちょっとまえに潰れましたが「ホワイトカラーイグゼンプション」導入の動きをみてもわかるように、労働者のことのまともに考えてない人達が一部にいます。また、「残業代が無くとも、遅くまで働け!」「休日が欲しいなんて贅沢だ!」と主張するような経営者がいるわけですが、そういう意見が反映されているのが現実みたいです。 ただ、私たちも、なんらかのはずみで、「経営側」にまわると、利益重視で、そういう意見に「暗黙の同意」を与えるような態度をとるかもしれないですね。 たぶん、多くの労働者が「自分はどうなろうとも、同僚・後輩のために、労働基準法を守らない会社・経営者を訴える!!」という勇気を持てば、改善されると思います。
- lv4u
- ベストアンサー率27% (1862/6715)
組合員になったことがないので、雑誌等のうけうりですけど >>企業別組合の組織率低下の原因。 企業別組合が、組合員のためじゃあなく、企業の為に存在しているように見えることがあることと、さらに組合費を徴収されること、組合員であることにより社内評価が悪化するかもしれない等、組合員であることのメリットとデメリットを考えて、デメリットが大きいと思う方が増えた。 >>労働組合が無くなることで起きる問題。 労働条件の勝手な変更、会社側の不当な解雇等が、まかりとおるようになること。結果としての賃金低下、労働環境悪化。 >>労働運動が現在の日本で行われなくなった理由。 組織率の悪化の理由からもわかりますが、組合幹部が裏切って、企業の側につくケースが割と多くなったからではないでしょうか?「組合幹部になり、会社の利益のために働くのが、社内で出世するための1つのコース」ともいいます。 もちろん、いきなり組合幹部が裏切行為をやったのではなく、企業幹部と組合幹部が仲良しになる期間があって、そのうち「空気を読んで」組合幹部がしだいに会社寄りの行動をするようになったりとか、会社側のおかかえ株主総会対策要員(暴力団?)に脅されて、妻子の生命を守るために、しかたなく組合幹部が裏切り行為をやったってのもあるでしょうね。 そういうことの結果として、「必死で組合活動をやっても、俺たち末端の組合員にはメリットが無いなあ」って思う方が増えたためではないでしょうか。 海外のように産業別組合ならば、組合幹部は、特定の企業(自社)のことだけを考えて対応する理由は無いので、企業に対して強い立場がとれるのですけどね。 もちろん、生産性という意味では、企業側と組合側がいがみあうよりも、労使協調路線のほうが向上すると思えますけど、そうであっても、組合幹部が常に会社側の利益代弁者になるようでは、労働者がひどい目にあう職場にしだいになってしまいますね。
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お礼
ご丁寧な回答ありがとうございます。 とても参考になりました。
補足
>組合幹部が常に会社側の利益代弁者になるようでは、労働者がひどい目にあう職場にしだいになってしまいますね。 改善する手立てはないのでしょうか。 もしくはこの問題より大きな問題が企業には存在しているため軽視されてるのですかね・・・。