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作用素ノルム

作用素ノルムについての質問です。 V,W:ノルム空間 L:V→Wを線形写像とする。 定義 ∥L∥=sup{∥L(x)∥ | ∥x∥=1} =sup{∥L(x)∥ | ∥x∥≦1}       =sup{∥L(x)∥/∥x∥ | x≠0} とする。 このとき∥L∥=inf{c | ∥L(x)∥≦c∥x∥}を証明したいのですが、 自分で考えた証明を以下書きます。 ∥L(x)∥≦c∥x∥ より両辺∥x∥で割り ∥L(x/∥x∥)∥≦c.  (1)inf{c}≦ sup{L(x/∥x∥)}=∥L∥は自明。 (2)A={c | ∥L(x)∥≦c∥x∥}とする。 Aは∥L(x/∥x∥)∥の上界より,任意のc∈Aに対して   sup{L(x/∥x∥)}≦c より ∥L∥≦c.   両辺下限を取ると   inf{∥L∥}≦inf{c} ∥L∥の定義より∥L∥は任意のxで成り立つのでxによらない。 故に∥L∥≦inf{c} よって∥L∥=inf{c | ∥L(x)∥≦c∥x∥}                              □ 以上,自分なりの証明なのですが,間違っている箇所や別の証明方法があれば教えてください。 見にくいと思いますがよろしくお願いします。

みんなの回答

回答No.2

(1) infA≦∥L∥を言うには∥L∥∈Aを、 (2) infA≧∥L∥を言うにはc≧∥L∥(for ∀c∈A)を示せば十分です。 どちらもAの定義(c∈A⇔∥L(x)∥/∥x∥≦c(for ∀x))からすぐに分かるのですが、 確かにinf,supの定義に忠実にやると少し大変ですね・・・ おおむね良いと思うのですが、例えば > 両辺下限を取ると >  inf{∥L∥}≦inf{c} >∥L∥の定義より∥L∥は任意のxで成り立つのでxによらない。 などは、「∥L∥はAの下界に含まれるので」と言い換えたほうがいいでしょう。 あと、B={∥L(x/∥x∥)∥|x∈V}とおいて書き直せばもっと見通しよくなると思います。

  • tecchan22
  • ベストアンサー率53% (41/76)
回答No.1

(1)がおかしい。 (2)の証明はちょっとまだるっこしいが、ok。 (2)はほとんど自明なので、(1)をきちんと証明しやんといかん。 ただ、ちょっと気になる点が。 >このとき∥L∥=inf{c | ∥L(x)∥≦c∥x∥}を証明したいのですが、 この{c | ∥L(x)∥≦c∥x∥}をもっと正確に書けますか? 分かっているとは思うが、書き方が不正確だから、念のため。 >∥L(x)∥≦c∥x∥ より両辺∥x∥で割り ∥x∥で割るためには、x≠0が必要です。 >∥L(x)∥≦c∥x∥ より両辺∥x∥で割り、∥L(x/∥x∥)∥≦c. これは、素直に∥L(x)∥/∥x∥≦cでいいのでは?Lは線形だから、正しいけれど。 (1)の証明は、まずこれらをハッキリさせてからね。

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