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作用素ノルム(急募)

[問]空間Xから空間Yへの線形作用素T∈L(X,Y)の作用素ノルム ||T|| は u∈Xに対し、  ||T||=sup[||u||≦1]||Tu||    ・・・(1)     =sup[u≠0]||Tu|| / ||u||  ・・・(2)     =sup[||u||=1]||Tu||     ・・・(3) 参考書などでいろいろ調べているのですが、 詳しい証明がなかなか見つかりません (1)(2)(3)の等式が成り立つことの証明で悩んでいます (1)については、  α=sup[||u||≦1]||Tu|| とおいて  α≦sup[||u||≦1]1/||u||・||Tu||≦sup[||u||=1]||Tu||≦α ・・(ア)           ・           ・  ||T||=α と証明すると思うのですが、 (ア)の不等式がいまいち理解できません。(なぜ最後にまた ≦α となるのか?) また、(1)→(2) , (2)→(3) の証明もうまくいきません。 見にくい表記になっていますが、また簡単な問題かもしれませんが、 よろしくお願いします。

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回答No.2

こんばんは。 sup の定義に戻りましょう。 α=sup[||u||≦1]||Tu|| とおく。 (イ) α≦sup[||u||≦1]1/||u||・||Tu|| を示す。 任意のε>0に対して、適当な u∈X(||u||≦1)が存在して α-ε<||Tu||…(A)(∵supの定義) ||u||≦1であるから ||Tu||≦1/||u||・||Tu||…(B) ゆえに 1/||u||・||Tu||≦sup[u≠0]1/||u||・||Tu|| …(C) (A),(B),(C)より α-ε<sup[u≠0]1/||u||・||Tu|| ここで、εは任意であるから α≦sup[u≠0]1/||u||・||Tu|| (ロ) sup[u≠0]1/||u||・||Tu||≦sup[||u||=1]||Tu||を示す。 β=sup[u≠0]1/||u||・||Tu||とおく。 任意のε>0に対して、適当な u∈X(u≠0)が存在して β-ε<1/||u||・||Tu|| ||u/||u||||=1であるから 1/||u||・||Tu||=||Tu/||u||||≦sup[||u||=1]||Tu|| よって、β-ε<sup[||u||=1]||Tu|| イプシロンは任意であるから β≦sup[||u||=1]||Tu|| つまり、 sup[u≠0]1/||u||・||Tu||≦sup[||u||=1]||Tu|| (ハ) sup[||u||=1]||Tu||≦sup[||u||≦1]||Tu||は自明 (イ)、(ロ)、(ハ)より(1)=(2)=(3)が示せた。 今日はもう休みますので、質問は明日お答えします。

xyz0122
質問者

お礼

遅くなりましたが、ありがとうございました!! 大変助かりました。

その他の回答 (2)

  • kesexyoki
  • ベストアンサー率42% (41/96)
回答No.3

No.1です。αは∥Tu∥の∥u∥≦1における上限ですので、0≦∥u∥≦1の範囲の任意のuに対して∥Tu∥≦αとなるわけです。 そして、少なくとも一つのあるvに対し、∥Tv∥=αとなります。 そのようなvに対し(1)∥v∥=1か(2)∥v∥≠1の場合があります。(わかりやすいようvを用いました。) よって”sup[∥u∥=1]∥Tu∥”は∥u∥=1における∥Tu∥の上限ですので、(∥u∥=1なる任意のuに対する∥Tu∥の上限なので) (1)のとき:sup[∥u∥=1]∥Tu∥=αになります。 (2)のとき:∥u∥≠1で∥Tu∥が上限を取るので∥u∥=1における∥Tu∥の値はα未満になります。 ∴最後の部分は≦αになります。

xyz0122
質問者

お礼

遅くなりましたが、ありがとうございました!! 大変助かりました。

  • kesexyoki
  • ベストアンサー率42% (41/96)
回答No.1

(ア)に関してですが、αは∥u∥≦1においての上限なので、∥u∥=1においての上限にもなりますよね? また、(ア)の式より(1)=(2)=(3)は成り立ってますよね? 『sup[||u||≦1]1/||u||・||Tu||』で、1/∥u∥と表記してる時点で、u≠0ですので。

xyz0122
質問者

お礼

申し訳ないんですが、(ア)に関して なぜ最後にまた ≦α となるのかを 説明してもらえませんか!? 全然分かってなくてスミマセン。 よろしくお願いします

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