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P45とP43の違いについて(長文です)
- intel製マザーボード(チップセット)について教えてください。現在Athlon64X2からC2Dへの移行を考えています。ただいくらか不安なのが、スペック以外にもP43が劣る点があるのだろうか、という点です。例えば動作が不安定であるとか、スペック表を見ただけでは分からない事についてです。またP43が安価なのはP45より低機能だから、という理由だけではなく、安価な部品が使われているから(=壊れやすい)ということはないのでしょうか?
- P45・P43の違いは、(a)高クロック(?)のDDR3に対応するか否か、(b)メモリの最大容量、(c)2本以上のグラボ用PCI-Eスロットをサポートするか否かの3点だと言われています。また、P45搭載のマザーボードは比較的高価であり、P43搭載のマザーボードは安価です。しかし、P43が持つ機能で十分だと思う場合は、安いP43のマザーボードでも問題ありません。
- ICH10・ICH10Rの違いは、P45では安価な製品はICH10に、P43でも高価な製品であればICH10Rに対応しているとされています。しかし、具体的な違いについてはわかっていません。
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>1. 質問者さんが挙げているa・cに関してはその通りです。ただ、bに関しては間違いですね。P43・P45のどちらのチップセットもDDR2メモリは最大16GB、DDR3メモリは最大8GBまで対応になっています。他には特に無かったはずです。 >2. 全く同じ部品を搭載してベンチマークを行なえば誤差程度の差しか出ません。微妙にP45の方がスコアが上だと思いますけど体感できるようなものではありません。スコアが1000⇒1010とかその程度の違いです。 動作が不安定になるなんてことがあったら製品として失格です。一部の機能を削っても同じ安定性があると判断されたから発売されています。 安価な部品というのはある意味使ってますね。P43チップセットのダイ(非常に精密な基盤)は配置する部品数が少なかったり配線が簡単になったりしているのでP45チップセットよりも製造コストが低いです。単純に製造手順や部品数が減ったことによる価格低下なので品質自体には問題ありません。 >3. P45マザーよりは寿命が短い可能性はあります。ただし、これはチップセットの問題じゃなくてマザーメーカーの設計コンセプトの違いです。P45チップセットだとしても安価な製品だと寿命が短い可能性があります。おそらくP43マザーは低価格マザーが製品が多いと思います。そのため、マザー上の部品も品質に問題が無い範囲で安いものを使うので多少の差は出ます。一番分かりやすいのがコンデンサですね。安価なマザーは通常の電解コンデンサ、標準ランク以上や高品質が売りのマザーは固体コンデンサを使います。固体コンデンサは同じ条件下で電解コンデンサの何倍も長寿命らしいです。 >ICH10・ICH10R ICH10はオンボードRAIDに非対応、ICH10RはオンボードRAID対応です。オンボードRAIDの需要はMCH(Memory Controller Hub=Intel製チップセットのP45やP43部分、ノースブリッジとも呼ばれる)の機能とは別ものなのでP45+ICH10やP43+ICH10Rといった組み合わせもあるんです。なお、チップの価格は高機能なICH10Rの方が上です。
お礼
なるほど!大変よく分かった気がします。 チップ自体には機能の差はあれど、いずれも品質に問題はないという事ですね。 また、安価なマザーは高価なものに比べやや品質が低い部品を使用しており、その結果寿命が短め、という事のようですね。実際にマザーを選ぶ際はコンデンサについても調べてみようと思います。 ICH10/10Rについてもよく分かりました。あまり大きな差はないんですね。 (ちょっとググってみたんですが、これらがいわゆるサウスブリッジの事のようで、これも初めて知りました。) マザーボードについては今までほとんど知識が無かったので、大変参考になりました。 素早いお返事ありがとうございました!