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2×4工法と木造軸組み工法(構造用耐力壁使用)の違い
皆様にはいつもお世話になっています。 質問1. 「木造軸組み工法で耐力壁に構造用合板を使用した住宅」と「2×4住宅」って、『構造上の違い』はどこになりますか。2×4は ・筋交いが無いこと ・構造用合板を使用し、面で建築されていること ・2×4インチの木材を使用していること は知っています。 質問2. 我が家は、木造軸組みで耐力壁に構造用合板を使用して建築したのですが、建築したビルダーの社長(1級建築士)は2×4住宅の1.5倍くらい強度があると言っておりました(筋交い+構造用合板を使用しているので)。実際どうでしょう?なお、建築中に30万円払って第3社機関の1級建築士の先生に最初から最後まで現場をチェックしてもらっていましたが、その話をしたら否定はしていませんでした。 今日、近所で2×4住宅の新築工事が行なわれていました(中堅のハウスメーカーです)。その現場を見たのですが、使用している構造用合板もペラペラな感じで(我が家は9mmのOSBですが、それより貧弱なベニヤ板みたいな感じ)、もちろん筋交いも無く、こんなので強度がでているのか不思議に思ったので聞きました。
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まず、2x4の違いですが、床勝ちのプラットフォーム工法であることです。 床剛性が高くなります。 http://homepage2.nifty.com/gakuyo/nnikki/01110205.html 床や天井を柱が抜けていませんから、気流止めが不要なため、断熱気密施工で有利です。 http://blog.smatch.jp/dannetu/archive/540 軸組みの場合、気流止めが無いと断熱材が十分効かず、結露の原因ともなります。 http://www.shinjukyo.gr.jp/content/shinzairai/shinzairai.htm また、火災時にもファイアーストップとして作用します。 なお、2x4の壁の構造用合板の厚みですが、12.5mmのものを使っている場合も多いです(特に輸入住宅系)。 次に、耐震強度が実際にどうかは、構造計算しない場合、壁量がどうなっているかを比較しないと何とも言えないでしょう。 http://www.ads-network.co.jp/seinou/se-5/se-5-00.htm 設計図書に計算書がありませんか? 一般的に、同じ間取りであれば、壁量は、2x4の方が大きくなります。 下記の「2.筋かいが多いとダメ?」をご覧ください。 http://www.ads-network.co.jp/seinou/se-5/jiku/se-j-06.htm 2x4ですと、石膏ボードの割付(特に開口部はくり抜くように貼る)、ビスやピッチが決まっているため耐力壁となります。 軸組みの場合、実際の大きな地震では、筋交いの被害もあります。 http://blog.goo.ne.jp/feb02041952/e/82efca4f1205b231444689db35a07bc3 http://homepage3.nifty.com/net-forum/honnne/honnelink/20041204.htm 筋交いの面外座屈の様子です。 http://www.mokutaikyo.com/report/20070628.htm
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- mr19m
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ANo.4です。 回答のお礼分(補足説明)を見ました。 気になる点が有り、書込します。 1、構造計算を実施して建築している家はほとんどありません。 正解です。ほとんどの木造住宅では、構造計算を実施していません。 工務店サイドの理由(コスト高と時間)では無いかと思います。 計算結果に基づいた部材(柱、梁)や金物を使うとなると、手間も時間も余分にかかる。 建築主にとっては、プラスでも、工務店にとっては、マイナス要素(利益減)なので、普及しませんネ。 2、100万円近い費用と1~2ヶ月の時間がかかったそうです。 間違いです。木造住宅(在来工法)の計算費用は、平米当たり500~1000円が標準です。2階建ての53坪となると、53×3.3×500=87450円程度でしょう。これに、構造図面代を含めても10~15万程度ですネ。 また、時間も計算ができる図面が揃っていれば、数日(2~3日)で結果が出ます。 但し、耐力壁の配置が悪い場合がほとんどで、プラン修正等の変更をしなければならず、結果的に1~2か月がかかるので、計算時間は、パソコンに入力し、結果を、細部にわたり検討するダケです。 (出てきた数値を細部にわたり、検討する事の方が重要) 3階建てになると、確認申請用に概要書等も必要になってくるので、金額は、アップするかもしれませんが・・・・ 100万円近い費用を請求されたとしたら、工務店側に、金額のほとんどが、入ったと思われます。 (構造計算の実務は、別会社に依頼しているハズ) 3、そのときの結果が非常に強度があるという結果(一般的な2×4住宅の1.5倍以上) 間違いです。2×4の1.5倍では無く、4分割法の木造住宅に比べて、1.5倍の強度と、解釈するベキです。 2×4であっても、構造計算を実施すれば、ある程度、強度が期待出来ます。 但し、2×4だからと言って、在来工法より耐震性に優れいるなんて、言っていませんので、誤解の無いように (阪神淡路大震災時、2×4の被害報告があまり、報道されなかった) 4、耐力壁に構造用合板を使用した家が2×4住宅の1.5倍の強度 比較対象にする条件(構造用合板を使用した家)が、間違い。 2×4の耐力壁も、構造用合板を使用しています。 構造用合板に筋交いをセットする耐力壁ですと、倍率5と推測されますが、5倍を多用し、壁配置のバランスを間違えると、引き抜き力が、膨大になり、地震時、偏心などの要因で倒れる事も有り、危険です。 4分割法の壁量より、1.5倍ほど壁量を増やしてあるから、安全なんて、計算してみなければ、分かりません。 (壁量と共に引き抜き力も検討しなければ) 5、筋交いの強度を議論するときは節よりむしろ、ホールダウン金物を土台と緊結する際などにおこる「欠きこみ」に注意 これも、結論から言うと、間違い。 建物の構造上の強度を議論する際、基礎、土台、柱、梁、床、屋根、金物、筋交い、全ての構造的要素を無視してはダメです。 土台や柱が大きいから、大丈夫って言う人がいますが、梁は?金物は? きちんと引き抜き力に適合した、Zマーク金物を使っていないと、付けている意味も無いです。 また、木造住宅で耐震偽装事件があった、ファー○ト住建の構造計算書では、 木造3階建ての土台に、唐松を使っていたそうです。 普通、在来木造住宅の土台に、唐松なんて聞いた事無いです。 土台付近で、もし、漏水があれば、腐ります。 柱や梁が大丈夫でも、土台が腐れば・・・・(素人でも分かりますね) 二次部材の検討もしていなかったそうです。 (肝心の引き抜き力を算定していない) これらが、欠陥工事かどうか、現場では、多分判断できないと思います。 中古住宅を購入して、1ヶ月後に阪神淡路大震災がおこり、風呂場の土台が腐っている事が判明、建物は使用中止(全壊認定)。 住宅ローンだけが、残った人を知っています。 実際、30万円も出して、施工チェックして貰う余裕があるのなら、15万余分に出して、構造計算をして各部材の検討して貰うべきでしたネ。 壁量が、十分あっても、他部材の検討が不十分では、建売に毛が生えた程度でしょう。 土台、柱と梁の関係、引き抜き力用Z金物、基礎(梁、底盤)等が、心配ですね。 ベタ基礎であっても、配筋量が不足している物件とか 2t近い引き抜き力が柱にあるのに、1.5t用金物を使っている物件とか 結論、貴方がお聞きになっている、耐力壁に構造用合板を使用した家は2×4住宅の1.5倍の強度があるかどうかは、それを証明できる根拠も無く、あり得ない。 4分割法にて建てられた木造住宅と、許容応力度設計に基づいた構造計算で建てられた木造住宅を比べれは、1.5倍の強度の違いはある。
お礼
回答ありがとうございます。ここの欄では1000文字までしか返信できないみたいなので、上記1~5までのうちいくつかを手短に述べさせていただきます。 まず、2ですが、これはよく読んでください。ビルダーが自主的に自分のお金で構造計算の依頼を外注したのです。施主の要望ではないです。 4についてですが、 >耐力壁に構造用合板を使用した家が2×4住宅の1.5倍の強度 必ずこうなるとは述べていませんよ。今回の件でビルダーは、我が家が2×4の1.5倍強度がある理由として最も大きな理由が筋交い+構造用合板を使用しているからと言っているのだと思います。もちろんその他の条件も満たしていることが前提です。回答者様は細かいことに揚げ足を取りすぎているように思います。 ただし、2×4の1.5倍と宣伝するのならその詳しい根拠を示せというのは確かに重要なことです。実は建築時に第3者機関の先生にその根拠について質問したのです。しかし、繰り返しになる部分もありますが、下記3つの理由でビルダーの言うことは間違ってはいないだろうとの見解となりました。 1.全ての材料が骨太。 2.以前の構造計算で2×4の1.5倍以上あり、それに基づいた設計思想で設計しているとのこと。その発言を信頼できる1つの理由が立ち基礎が余分についていた件で、第3者機関の先生がビルダーに「なぜ余分につけたのか」と質問したら、以前構造計算をして2×4の1.5倍以上の強度があると判明したとき以上の強度がでるような思想で設計しているから」との返事。 3.私も第3者期間の先生も現場での施工に不具合が無いことを確認している。重要なことは現場での施工に不具合いが無いということです。良い材料を使用して施工不良があるくらいなら、建売住宅の材料でも不具合無く施工しているほうがましだと思います。 5についてですが、↓これは当たり前のことです。論点をすりかえていますよ。 >建物の構造上の強度を議論する際、基礎、土台、柱、梁、床、屋根、金物、筋交い、全ての構造的要素を無視してはダメです。 筋交いそのものの強度を語るときには「節」よりも「欠きこみ」の方が重要なファクターになるのだと言っているのです。とにかく現場を知らなくてはダメですよ。いかに筋交いの欠きこみが多いかわかるでしょう。理屈よりも現場が大事です。
- mr19m
- ベストアンサー率39% (217/556)
******************* 2×4住宅の1.5倍くらい強度があると言っておりました(筋交い+構造用合板を使用しているので)。 第3社機関の1級建築士の先生に最初から最後まで現場をチェックしてもらっていましたが、その話をしたら否定はしていませんでした。 ******************* ナンセンス!非常に非論理的な解釈ですネ! 筋交いに構造用合板を貼ったダケで、2×4の1.5倍の強度というのは 根拠もなく、バカげた話です。現場チェックの建築士は、否定をしなかったとありますが、肯定できる根拠は、どこにもありませんネ! どうすれば、こんな根拠も無い話が、出てくるのか、私は理解できない。 仮に、同じ在来木造で、4分割法にて建てられた物件と、許容応力度設計に基づいた構造計算で建てられた物件を比べれは、Zマーク金物の数、耐力壁の倍率と配置、梁、柱、土台の関係等、1.5倍の強度の違いがあるといわれれば理解はできます。 2×4と在来木造と比較するのに、耐力壁の仕様のみで、1.5倍の差があるなんて、2×4をバカにしているのでは?(科学的根拠を示すべき) 在来木造でも、建売住宅の耐力壁(筋交い)をよく見ると、節やアテが混ざっている物件を多々見ます。 死節の場合、指でさわると、簡単に取れますが、ほとんど死節一歩手前程度で、ほとんど、材料管理されず使用されています。 このような、節まみれの筋交い、圧縮時、簡単に折れます、よって【耐力壁としての意味は、無い】って知ってますか? (構造上、意味の無い節まみれの筋交い住宅を、知らずに住んでいる) ビルダーの社長(1級建築士)も第3社機関の1級建築士も、構造のプロでしょうか?比較した2×4もご担当されているのでしょうか? 施工のプロは、一概に構造のプロとは言えません。 なんか御用学者みたいですネ。 (こんな話がでること事態、恥ずかしいです) 貴方の住宅、本当に大丈夫か、心配。 (筋交いに死節やアテ等は、ありませんか?) 筋交いも図面通りの寸法が無かったり、Zマーク金物で緊結されてなかったり・・・ (筋交い90×30の図面寸法が、90×27の場合も時々ありますよ) 4寸柱って宣伝している建売住宅、柱をはかると、120mmでは無く117mmしかなかったり、背割してあったり、素人には、理解できない、構造上のデメリットは、多々ありますネ。 2×4の1.5倍の強度なんて、貴方が何も知らないので、ご機嫌をとったダケと思いますが でも工事監理者が、事実を言わないのは、疑問? わずか30万円では真実が出ないかな? (建売住宅なら、工事監理者は不在なので、仕方ないです)
お礼
回答ありがとうございます。2×4の1.5倍のことろで説明が足りなかったので補足させていただきます。 木造2階建て住宅は構造計算が義務付けられていません。よって、構造計算を実施して建築している家はほとんどありません。しかし、我が家を建築したビルダーは「当社で建築した建物はどのくらいの強度があるのか?」知りたくて、4年前に、とあるお宅を建築した際に構造計算を業者に依頼したそうです(100万円近い費用と1~2ヶ月の時間がかかったそうです)。そのときの結果が非常に強度があるという結果だったそうです(一般的な2×4住宅の1.5倍以上)。その時以上の強度がでるような設計思想で他の家を設計していることが1.5倍の根拠です(我が家は構造計算はしていませんが、壁倍率比、壁余裕度等の計算は行なっています)。その証拠に第3者機関の先生(元大手ハウスメーカーの設計担当)も建築の最初から最後まで現場を細かくチェックしてくれましたが、「骨太の材料を使っているし、立ち基礎も必要ないところまで設けてくれている。耐震等級3はあると思う」と言っていました。私は家を新築するまでに、工事中・完成現場含めて数百件の物件を見ており(実は家を建てた今でも今回のように趣味で新築現場を見に行ったり、本を買って勉強したりしています)、メーカーの営業マンより現場に詳しいと自負しています。また、我が家は53坪+外断熱のため、工期が180日ほどかかりましたが、私はそのうち170日は現場に足を運び、平均1時間は現場チェックをしていましたが、2×4の1.5倍というのは納得できる作りでしたね。 家の強度を求めるのは容易なことではありません(柱・合板の厚み、使用している金物の種類・量、耐力壁の量とそのバランス、家の形状、その他ここに書ききれないくらいたくさん)。ではなぜ今回質問したかというと、木造在来工法で耐力壁に構造用合板を使用した家が2×4住宅の1.5倍の強度があるということは普通のことなのかどうか知りたかったからです(そんなことはめったにないとか、あるいはよくあることだ、とか)。 「筋交いの節」の件ですが、筋交いの強度を議論するときは節よりむしろ、ホールダウン金物を土台と緊結する際などにおこる「欠きこみ」に注意を払うべきですよ。節よりも重大な欠陥になることが多く、比較的多くの現場で見られる欠陥工事ですね。
- JYUZA
- ベストアンサー率29% (54/184)
専門家ではないので回答することすら恐縮なのですが・・・参考になりそうなサイトを紹介いたします。質問者様はご自分で調べるのが億劫ではないと感じましたので。参考になれば幸いです。
お礼
回答ありがとうございます。リンク先は相当勉強になりました。とても感謝しています。
質問1について それだけご存知なら十分でしょうネ! 大きな違いをひとつお教えしましょう。 それは、屋根工事の時期です。 在来工法(軸組工法)は、建て方が完了すると仮筋違いを設けてすぐに屋根工事に成りますが、 2×4工法等(枠組工法)は、壁(耐力壁)及び床組が全て完了しないと屋根工事に着手出来ません。 この点が枠組工法の弱点ですネ。 雨の多い日本の風土を考えると、あまり適していない工法であるように思っています。 屋根が完了するまでは構造部が雨ざらしになり、木部の含水率が増加し、乾燥収縮が大きくなる。 また、含水率が高い状態で内装工事をしなくてはならなくなる。 メーカー側は、その対策をいろいろ考えて工事をしていますがネ……? 質問2について 構造耐力は、計算によって算定できますから、1.5倍の強度があるかどうかは、回答出来ませんが、第三者の建築士の方(工事監理者)が否定しなかったとすれば、基準値の1.5倍程度の耐力壁が存在するのでしょうネ! 確認したければ、設計図書の中に筋違い計算書が添付されているでしょうから、その数値がどの程度になっているかで判りますヨ! 但し、一級建築士が設計した建物の場合、筋違い計算書添付不要としている行政庁もありましたので、図書として添付されてない場合もあります。 私は、昔から添付していますが……! きっと貴方は自分の建物に満足しているのですネ! それが一番良い事です。 工務店に恵まれましたネ! おめでとう御座います。 建物を愛してあげて下さい。
お礼
回答ありがとうございます。 >きっと貴方は自分の建物に満足しているのですネ! >それが一番良い事です。 >工務店に恵まれましたネ! おめでとう御座います。 >建物を愛してあげて下さい。 そうなんです。自分の家が大好きなんです。回答者様の文章も素敵ですね。
お礼
回答ありがとうございます。たくさんのリンクありがとうございます。どれもかなり勉強になりました重ねて御礼申し上げます。