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木製階段の構造耐力を聞かれています。
現在鉄骨造3階建ての住宅の新築工事を計画しています。 確認申請を提出したのですが、適判で「各木造階段の安全性を検証してください」と質疑があがり困っています。どなたかよい説明方法ありましたらアドバイスをお願いします。 (告示、技術基準解説書などをまだ読み込めていません・・・) 構造計算にはもちろん階段の自重をみています。階段自体は構造耐力上主要な部分ではないので建物の強度などと関係あるのでしょうか? 建物概要:鉄骨造3階建て 床:デッキプレートの上土間コンt130 壁:木質パネル(非耐力壁) 階段:木製プレカット階段(松○電工リビエシリーズ) 1~2階、2~3階共 メーカーに問合せしたところ、階段の強度事態はベターリビングの性能評価基準にのっとって独自に評価してるだけで、試験データ等はないとのことでした・・・
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#1です。 音沙汰無いのは、かなりお悩みのようですね。 今回の構造計算は、貴方自身で計算したのでしょうか? 鉄骨造の計算ソフトでは、木製階段部分の計算は出ませんもんね。 頑張って手計算するしか無いでしょう。 構造設計屋さんに外注していたなら、今回のような初歩的ミスは無かったのにね。 さて、木造の階段の安全検証計算は、二次部材の検証の方法と変わりありません。 設計荷重を計算して踏み板、ささら桁は両端ピン支持の単純梁として応力計算して、断面算定すれば良いだけです。 難しい計算ではありません。 #3さんの指摘部分については、その部分の設計荷重の割り増しをして設計荷重を計算すれば良いだけです。 計算部分 直階段部分の踏み板、周り階段部分の踏み板、直階段部分のささら桁、回り階段部分のささら桁の計算で宜しいかと。 計算手順(計算部分毎に) 設計荷重の算定(階段材自重+積載荷重+消防防火材荷重) 設計応力の算定(曲げ、せん断、たわみL/300以下) 断面の検討 接合部の検討 部材材種の許容応力度は、建築基準法、同施行令、技術基準解説書に記載されています。 釘や木ネジの許容耐力(せん断、引抜き)は、日本建築学会の木構造計算基準に記載されています。 メーカーに問い合わせて木製プレカット階段(松○電工リビエシリーズ)に使われている材種(集成材と思いますが)を聞いて許容応力度を決めるようにしましょう。 頑張って計算して提出しましょう。 ご参考まで
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- getbass
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適判なら計算書は付けますよ。それだけではなく避難通路としての・・・消防法の・・・なんかありましたよね?
お礼
ありがとうございます。調べてみます。
質問者が申請した建物は、法6条1項3号建築物と判断します。 つまり、構造計算書を必要とする建物ですから、構造耐力上主要な部分の安全検証は必須です。 階段は、構造耐力上主要な部分ですヨ! 建令第1条3項:構造耐力上主要な部分に、 『……床版、屋根版又は横架材(はり、けたその他これらに類するものをいう。)で、 建物の自重若しくは積載荷重、……を支えるものをいう。』 との記述がありますネ! 階段は、原則として『床版』の一部なのです。 従って、法6条1項4号建築物で建築士の設計による建築物以外は、 構造上の安全検証は必要になるのです(建令13条の2第1項4号)。 本来は、木造3階建ての一戸建て住宅も階段の構造上の安全検証を必要とするのですが、 適判対象にならないものは、その要求はしていないようですが……? 以上、参考になれば幸いです。
お礼
構造耐力上主要な部分に階段は含まれるのですか・・・ ありがとうございました。参考になりました。
- river1
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鉄骨造3階建の適判の場合、階段部分の構造計算書を添付するのが常識です。 主構造が鉄骨で、階段部分が木造であっても、計算書を付けるのが常識です。 設計者の認識不足ですね。 メーカーの使用部材の材種を考慮しながら階段の各部材(踏み板、蹴込み板、ささら桁)の強度計算を設計者に行わせるようにしましょう。 ご参考まで
お礼
そうなんですか・・・勉強不足でした。 構造やさんに相談してみます。 ありがとうございました。
お礼
詳しいご説明ありがとうございます。 構造設計は外部に委託したのですが、構造設計の方も 「適判で木造階段の検討をしてくださいと言われたことはない」 とおっしゃっていましたので。また、メーカーの既製品なのでメーカーのほうで何らかの根拠は出てくるでしょうとのことでしたので・・・ これを機に構造計算については素人ですががんばってみようと思います。ありがとうございました。